今日は朝から昨夜来からの中国地方への局所豪雨によって広島市において
痛ましい被害が発生したニュースが続いています。被害は免れましたがbyj家族の
知人が、そのごく近くに住んでいらっしゃり人ごとでなく心配になっています。
地球温暖化が言われ、環境保護が言われ続けて私たちの関心も高まってきました
が、問題の重要性程には取り組みが効果的には、進んでいないような気がして
なりません。普段何気に無関心に過ごしていますが、ここ毎年のように日本を襲う
局所的豪雨も地球温暖化に端を発する気候変動の問題に思えてなりません。もっと
関心を持つこと、一人一人ができることを、大きく呼びかけてほしいと切に思います。
さて7月のソウル生活も大分終わりに近づいてきました。25日は三回目の料理
教室でした。そして、終了後は加平(カピョン)へ一泊旅行に出かけました。
最後の料理教室は、私の希望を聞いてくださって、チャプチェです。
<材料>
タンミョン100g、牛肉100g、干しシイタケ2枚、きくらげ4~5枚、人参100g
玉ねぎ1/2個、キュウリ1/2本、もやし30g、梨30g、(トラジ、パプリカ)
ヤンニョム(薬念)ニンニク2かけ、ネギ(根元)6センチ、醤油大2、砂糖大1
すりゴマ6g、ごま油大1、胡椒少々
飾りー卵、松の実
<作り方>
1. キッチンペーパーを敷き、松の実をみじん切りする。
2. 干しシイタケ、きくらげは水で戻しておく。
3. もやしは頭と根を取り除き、沸騰したお湯でゆがく。

右上から時計回りにモヤシ、牛肉、トラジ、梨
4. 卵は黄身と白身に分け、それぞれ塩少々を入れ泡立たないように混ぜる。フライパンで
別々に焼く。焦がさないように薄く焼き、冷めたら細切りする。

5. きゅうりはかつらむきし、長さ約6センチでタンミョンほどの細さに切り、塩少々をなじませて
おく。にんじん、玉ねぎ等野菜を同様の大きさに切る(玉ねぎは中心のやわらかい部分を使う)。
6. 沸騰したお湯にタンミョンを10分以上つけておく。タンミョンが柔らかくなったら水で洗い
水気を切って、食べやすい長さに切る。
7. きくらげは手で適度な大きさに裂き、シイタケは細切りする。
8. 牛肉も細切りする。

右端上からキュウリ、ニンジン、玉ねぎ、黄パプリカ、ピーマン(器入りは省略して)赤パプリカ、しいたけ
9. ニンニク、ネギはみじん切りし、ヤンニョムの材料を良く混ぜ合わせる。
細切りしたシイタケ、牛肉それぞれにヤンニョムをしみ込ませる。
10. フライパンを熱し、油をひいて材料を炒めていく。水気をよく切ったキュウリ、玉ねぎ
と白い順に、一つずつ炒めていく。炒めたものは大きなボールなどに順に入れておく。
パプリカとピーマンは一緒に炒めても可、きくらげ、シイタケ、牛肉と炒め、最後にタンミョンを
炒める。タンミョンは醤油、砂糖、ごま油で味付けする。最後に炒めた材料をよく混ぜ合わせる。

パプリカ(赤・黄)ピーマンを炒めているところ

11.器に盛り、松の実のみじん切りと卵の細切りを彩りよく飾る。

おまけの献立<茄子のナムル3種>安くてたくさん手に入りやすいお茄子を蒸してナムルも
作り、チャプチェに使った野菜の残りはスタッフのマルダさんがすかさずジョンにしてくださって
いました。
この日で私の料理教室参加は終了です。いつの間にかず~っと習っていたような錯覚を
起こすほどみなさんに馴染んで楽しく過ごさせていただきました。
記念に写真をお願いしました。

終了後、加平(カピョン)にある素晴らしいところに行くから一緒に行きましょうと前回の教室で
お誘いを受け、早とちり・思いこみの多い私、あるところと勘違いした結果、「行きます」とお返事
していました。勘違いのわけは、加平というのは韓国ドラマ『冬のソナタ』が撮影されたナミソム
の最寄駅です。「素晴らしいところに行くのよ。ナミソムもあるし~」。どこでどう思いこんだのか
今となっては不明ですが、ナミソムの島内にあるホテルに泊まるのだと思い込みました。
ナミソムにホテルがあることは、7年前の秋に夫と訪れ、島内を一周して美しい紅葉を楽しんだ
時知りました。以来、いつか泊まってみたいと思っていたところです。
行ってみた結果、私の思い違いだったことはすぐ判明しましたが、そのおかげで韓国で初めて
自家用車によるドライブを経験できたし、いつもは街の中から眺めていた北冠山など北部の山
を、その中をぬって走る高速道路を初体験することができました^^


たくさん撮ったつもりでしたが、ただでさえ下手な私、走行する車内でブレた写真ばかりでかろうじて上記2枚が・・・
途中、運転している方に私が質問をしたために道を間違えて、ソウルからはかなり離れている
と思いますがハンガン(?)沿いにも出ました。

出発したのが午後7時、途中間違えたこともあり加平近くに着いたのは既に9時過ぎ、
夕食がまだの運転者のために夜食をとるべくお店を探し、(さすが料理を専門になさる
方々)ファーストフード店は見向きもされません。道行く人に訪ねて、それなりに美味しく
食べられるお店を物色した結果、閉店間際のソルロンタン店に飛び込み、おいしい
キムチと共にいただきました。
この一泊旅行、実は2泊だったこと、個人旅行ではなくクリスチャンの方々の集会を兼ねた
ものだったことなどが行ってみて判明しました。時間に余裕があればずっとご一緒したかった
のですが、作文がどうにも気がかりなので2日目の午後一人で帰ることにしました。
ホテル前のバス停から加平までバスで出られるときいて、時間に合わせてお暇しました。
バスは山合いをぬって流れる川、川沿いの道路、のどかな雰囲気の田舎の風景が広がる
なか加平へ向かいます。雨がぱらつくお天気だというのに川では泳ぐ人もちらほら・・・。

清流の両岸にはキャンプ場、夏休みを楽しむ家族連れが・・・・

加平駅に到着してびっくり!小さな駅舎ののどかな田舎の駅だったのが、高架式になって
立派な駅舎が新築されていました。昨夜通りがかった時、暗闇の中に見えた高架状の
建築物が何か、気にはなっていました。まさかあの長閑な私好みの駅が、ホームが列車より
低くて、降りる時足元をしっかり見つめて降りるあの不便さが、却って郷愁を呼び覚まして
くれるあの駅が、姿を消してしまっていました。
これもピョンチャン冬季五輪へ向けた準備なのでしょう!このあたりは、ソウルへの通勤圏内
だといいますから、そういう人たちは便利になったと喜んだことでしょう。便利になることは
機械化・自動化するということ、小さな駅にはあった窓口が無くなり切符はすべて機械で購入。
地方線から地下鉄への乗り継ぎでの購入方法が理解出来ず、加えて利用した機械に長距離
線の急行切符を購入する表示が出てこず、老いの身に不自由さを散々味わいました。
やむなく基本の切符飲み購入し、到着駅の清涼里で清算しました。
このソウルに戻る車内、中長距離列車にはワイファイが搭載されていてスマホができます。
ここぞと家族と連絡をとっていたら、渡韓以来時々連絡をとっていた5月に百興庵で知り
合った方(以下キルソンさんといいます)からカカオで連絡が入りました。
「あなたの韓国滞在は、もう幾らも残っていないわね!一度くらいは会いたかったわ!」
と言われて、私も無性に会いたくなりました。
韓国で知り合う人はみなさんとても親切ですが、だからといって特別な感情など無いようです。
親切にしていただいて、名刺までいただいた時、お礼状を差し上げたことがありますが、お返事は
ありませんでした。内心お手紙のやり取りを通じてお付き合いが生まれれば、という期待があって
連絡したものですから、お返事がないことに少々がっかりしました。以来何をするにも特別な期待
をしないよう心がけてきまして、キルソンさんとも連絡はとっていましたが、ご迷惑に思われないよう
私からは会いたいということは言わずにいました。
あちらから会いたいと言われたので、何の懸念もなく会えます。「日帰りなら明日行けます。」と
お返事すると、『ソウルに住む娘家族が遊びに来ているから、明日私がソウルに行くから逢い
ましょう!」と言ってくださいました。これで今回の渡韓目的の全てが叶いそうです^^