三日目、前日のドライブで疲れたので、どこにも出かけず部屋で寛いでいると、セスクさんが散歩しようと誘ってくれました。彼女の下宿に長期に滞在していた時も時折そんな事がありましたが、その頃の行き先は町内にあるノコ山という山とは名ばかりのゆるい散歩コースだったり、京義線跡地にあるチェッコリなど平坦な散策路でした。
この日は、初めてのヨンセ大の裏山、鞍山(あんさん)というこれも高くはない山ですが(検索したら295mでした)、ノコ山よりははるかに‘山'らしい山です^^
ヨンセ大近辺を通りがかる度、一度ゆくっり歩いてみたいと思っていた所です^^
まず新村ロータリーからヨンセ通りに入って行きます。ヨンセ通りは丁度桜が満開を迎えていました。やっと一二分咲きの日本からソウルへ行ったら、いきなりの満開!ソウルは私の居住地よりずっと北で寒いと思っていました。
新村ロータリーから臨むヨンセ通りーこの写真は後日撮影したものですが…
通り全体を撮ろうと撮影場所にこだわっていると、セスクさんから「こっちのが良く開いていて綺麗よ!」と檄が飛んできます。
. 確かに彼女が勧める花はどれもよく開いていて、樹全体にこんもりとした印象があり華麗です。
なおも全体を撮ろうと、バスを避けて撮れる場所を探した一枚
この通りの突き当たりにヨンセ大の正門があり、正門を真っ直ぐ進んだ先に、鞍山散策路があるのです。
ヨンセのキャンパスでは、昨日見られなかったチンダルレがここでは満開でした。
ほんと!よく咲いています。やっぱりいいなあ!
今年は日本では見そびれた山茱萸と木蓮。古い校舎の落ち着いた佇まい…良いですね。
ここを過ぎるといよいよ散策路に入っていきます。そして散策路はそのまま鞍山チャラッキル(あんさん裾野道)に合流していきます。
散策路に入る早々カチを見つけました。残念ながら鳴き声は聞けませんが、それでも縁起が良いと嬉しくなります。(韓国には、朝カチの鳴く声を聞くと嬉しいお客様がいらっしゃる、という諺があります)
そしてこれもお馴染み、遊歩道や公園には必ずと言える程設置されている健康器具が…
そして、セスクさんのお友達がよく通うというバドミントンコートも。
散策路とは言え山の中ですから、当然地面はでこぼこしています。
歩き始めた時セスクさんが、風で落ちた枝を探し適当なものを杖に見繕ってくれました。ちょっとした所でつまづきやすい高齢者の私の山道歩きには必需品です。
大好きな松林
これは何の樹でしょう!すっくと空に向かう姿が清々しいです。
水が出た時のための水路も整備されています。これを写したわけは〜
別な場所の水路。
水路の両側にケナリ(連翹)が植えられて水路を覆っています。満開になれば本当に華麗な黄色のトンネルです。
連翹・桜の他にも山茱萸・木蓮など山のそこここに咲いていて眼を楽しませてくれます。時間差で次々に花開き、割合長い間いろんな花を楽しめる日本の春と違い、様々な花が一気に咲くようで華やかです。
山茱萸
木蓮
山中の花木は自然にすくすく伸びて.....、とっても背高のっぽです。
変わった施設がありました。
屋根付き散策路?かと目を凝らすと・・・
どうも違う様です。
裸足で歩く為の施設の様です。健康志向の土が敷いてあるのでしょう。皆さん気持ち良さそうに歩いています。
私たちも歩いてみても良かったのですが、セスクさんが私に見せたい桜があるそうです。枝垂れ桜が見事だそうで〜
記念写真スポットで写真を撮った後は、又ヨンセ大キャンパスを目指し、その後はヨニ洞へタクシーで向かい、遅いお昼にしました。11時半頃から2時半頃までの3時間の散策でした。