一昨日は韓国語能力試験(TOPIK)の試験日だった。
還歴もとうに過ぎたばかりでなく肝心の勉強の苦手な私が、TOPIKを受けて
みようと思い立って2年、やっとこの日を迎えた。
2度も続けて申し込みそびれての受験、この間目的自体をそろそろ手放す
時期に差し掛かったと感じていた。ならば取りやめれば気楽になれるのに・・・
自分でもやな性格だと思う。あきらめるということを潔く選択できなかった。
去年秋の試験を受けそびれて以降は、今回の受験に最大の神経を注いできた。
①1月末締切日に絶対遅れない事
②3月に入ったら受験用の勉強をすること
③4月に入ったら難関の作文に取り組むこと。
①は楽勝^^募集期間が1カ月近くある中、開始数日後に済ませられた。
②も過去問サイトにある問題を各回毎に解いた。試験時と同じ時間で、解ける
問題数が、勉強開始直後の半分程度から終わり頃には3分の2程度になった。
語彙・文法問題が苦手で、何度見ても覚えられなかったが、幸いなことに去年の
試験方法の変更で、試験分野としてはなくなった。が、他の分野に分散し出題
されるので覚える努力はした(つもり)。
なのに、上級のまだ習ったことが無い接続語尾がたくさんあり、出てくる度メモ
しても次に別な問題で遭遇する時には、まったく覚えていないことに気付く。
ずっとそんな状態が続いていた。10回はみたと思う。20回見ても頭に入らない
かもしれない。受験だけが目的化してしまったTOPIK受験だもの、知りたい
わかりたいという欲求が、ちっとも湧いてこなかった。
それでも不思議なことに、その語句だけを取り出してみていても、何という
意味だったか、ちっとも浮かんでこないが、文章の流れで読んでいると
おおよその意味がつかめるように思えてきた語がやっと、ごくわずかだが
出てきた。(習うより慣れろを実感)
③が出来なかった。長い文章問題の練習をまったくしないまま当日を迎えて
しまった。書き取り試験は、ワンセンテンスを4つ、300字以内の文章を一問
600字~700字の文章をさらに一問、1時間足らずの時間で作らなければ
ならない。短時間に文章の構成を考えて、なおかつ要求される内容に答えたり
触れたりしつつ書かなければならない。到底答えられそうにないだろうと
長文は、挑戦する気を半ば捨てていた。
当日は、この頃出鱈目な生活習慣になっていたが、普通に目覚め朝食を取り
お昼は試験前に摂るには早すぎるが、終了まで食べないのは空腹過ぎるだろうと
試験前に食べるようおにぎりを一つ持参。
会場の関東学院が京浜急行黄金町の駅から近いのは良かった。坂道を登って
敷地に入ると、すぐ鮮やかな芝桜の植え込みが目に飛び込んできて
思いがけず嬉しかった。

試験は、聞き取りで途中2問ほど完ぺきな聞き取りができず、焦る場面があったが
余裕のある時に見直して、全問に答えることができた。読解も時間内に全問答えられた。
その上、4択で各数字が平均して答えになるよう作られているはずなので、チェックして
みると2が少なく4が多かった。そこで自信のない問題を見直し、数字を入れ替えて
正解に思えそうなところを、一か所訂正してみるなんてこともできた^^
書き取りは予想に反して、意外と時間的に足りなくは無さそうだった。がたくさん
書けなくても良しとして臨んだので、想定内で長文については少ししか書けなかった。
他が完ぺきなら万一も考えられるかもしれないが、まあまあ行けたと思うが、満点は
取れていないので、6級合格は無いと思う。そして、この2カ月ただ受験の為だけに
韓国語に接していて、本も読めずとてもつまらない思いをしたので、今回で受験は
やめようと思う。
この1週間、そんなことを考えながら作文練習もせず読書を再開していたのだった。
試験を終えて会場を出ると、校門のところの試験会場の看板を写している受験者が
いたので、私も真似して、最初で最後の受験記念に写してみた。
