
一昨日生協に注文しておいた正月用の食材が届いた。一番にした事は、まだ柔ら
かさの残るのし餅を、硬くならないうちにと切り分け、一回分づつラップして
冷凍庫に収めること。二個だけは味見のために残した。
お餅を切っている時、60年以上昔の母の実家の年末恒例行事、餅つきを思い出
した。祖母、伯父夫婦、両親、大人5人は忙しく立ち働き、子供は遊んでいたと
思うが、唯一手伝える工程、お供えの飾り餅を作る時は見よう見まねで猫の手に
なったような〜
その日のお昼は搗き立てのお餅で作ったお雑煮や善哉。子供たちの好きなきな粉
餅もあったかも…
搗き立て早々のお持ちの美味しかったことと言ったら!
いつ何処で食べたものより最高に美味しかった!
大きなかまどに火をおこし、木の蒸篭で蒸される餅米。家の中には、それらの
匂いや活気が充満し、大勢集まった興奮で増幅され楽しい思い出となっている。
今回の善哉の味は?
大好きなお赤飯を思い立ったときに作れるようにと、茹でて冷凍していた小豆
を利用して、糖分を控えている夫は食べないというので、自分用に一杯分だけ
作ってみたのだが…
残念ながら、やはり今一つの味だった。