5月18日新慶州駅からバスで慶州市内へ向かった続きです。
降り始めた時は何とついてない!とがっかりだった雨も、バスが市内へ向かううちに
新緑が一層緑色を輝かせているような気がして、雨の古都も悪くないかも
と思い始めました。インフォメーションでいただいた地図で宿の位置関係を確認したり
そろそろ見覚えのある風景になりそうだな、なんて思いながらも
イラスト化されデフォルメの多い観光案内図のおかげで、以外と時間がかかった
感はしましたが、無事3年ぶりの慶州市に到着しました。
バスターミナル前から宿へ向かう途中でした。一人で出歩くことが多いから
でしょうか、韓国で道を聞かれることが結構あるのですが、この時も横断歩道を
渡ろうと、車道の端に寄って行ったところ、止まるでもなくゆるゆると近づいてくる
ような変な動きの車が眼につきました。
様子を見ようと立ち止まると、窓が降り運転していたアジュモ二(年配の女性)が
’バスターミナルはどこか?’と聞いてきました。
そのまままっすぐ行けばありますから 「이대로 쭉 가면 되요. (イデロ チュク
カミョン テヨこのままずっと行けばいいですよ)」と伝えましたが、今考えると私って
どんだけ韓国人に溶け込んでるんだろうと、自分でも可笑しくなります^^
宿の位置を確認して後は、お昼をとるお店をさがしがてらターミナルの南側
一帯をあるいていたら、こんな可愛い伝統家屋を見つけました。
セファラン幼稚園
伝統家屋を利用して幼稚園にしたのでしょうか?それとも小さいころから伝統に親しむ
ようにとの願いからわざわざ伝統様式で建築したのでしょうか?いずれにしろ
身近に伝統的文化的環境の中で育つのは幸せなことだと思います。遊具の原色が
伝統家屋と違和感が無いのに驚きます。
6年前に自転車で市内を走った時、川沿いに近代的なカフェが何件かあったように
思っていましたが、違う場所と勘違いしていたのか、無かったので、お昼はバスターミナルの
近くの食堂街でキムチチゲ定食(純豆腐チゲを注文したところ無かったので)になりました。
慶州での最初の食事が、お店も味も特別な感動のないものなったのは、少し残念でしたが、
この後ファンナムパンもドソンマウルもあるし・・・(我慢、我慢)。
食事を終えて宿サランバンへチェックイン。サランバン(舎廊房)とは、朝鮮時代の
貴族階級である両班の家屋のうち、客間を兼ねた主の書斎をこう言いますが、それに
ちなんだネーミングだと思います。
門を開けて入ると右側は入口から奥へ細く家庭菜園、左側に平屋建ての客室数
4室程の建物があります。部屋の前は、よく公園などに置かれている木製のテーブルと
椅子が置かれ、ああここでお客さん同士が交流したりするんだなと思いました。
その前庭には低木や花樹が植えられ、ある記念日を想起させてくれたこんな花も
5月中旬、日本を出てくる時にはまだ見なかったのに、ここではもう咲いていました^^
部屋は既にリアルタイムで報告しましたが、縁側(テッマルー)からの感じは~
左側扉の影に洋服掛け、黒く見えているのは衣装入れとその上にTV、その奥に
立てかけたテーブル、右に積まれたお布団が部屋にある全ての備品です。
正面にドアが見えますが、その向こう側はこの部屋専用のキッチンが付いていて、簡単な
物を作って食べることもできます。シャワー付きファジャンシル(洗面所)も専用でした^^
縁側の各部屋の前には、こんな寄せ植えが置かれ、訪れた旅人を癒してくれます^^
(5月18日、まだ続きます^^;)