心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

ポカポカ陽気に誘われて^^

2015-03-31 | 日記

 

日曜日に行くつもりだった近所の花見スポットへの散歩が、午後の雨で立ち消えになったので

今日行ってきました。

ゆっくり歩いても10分とかからない所に広い芝生の植えられた広場があります。

周囲には桜の大木が何本もありポカポカ陽気の今日、春休みの子供達、お父さんがお休みなのか

一家でお花見の家族が一組、ご近所のお茶のみ仲間らしい年配の方達、そうそう桜とくれば

当然お酒が必要でしょとばかり、静かに宴会中の男性も約二人

長閑な春の午後でした。

この桜は今週末には見ごろを終えるでしょうが、まだまだ蕾の他の桜もあるようです。

その桜を見にもう一度くらいは重い腰をあげて出かけてきましょう。

 

去年ソウルで初めてみたと思っていたサンシュユがここにもあることを知りました。

 

 

 

 

 

 


「ハナヨ」369ページに寄せて

2015-03-28 | ヨンジュンさん関連

昨夜某家族ブログにて、ヨンジュンさんがカフェをオープンする予定との

ニュースを知った。既に2012年ハワイワイキキにカフェをオープンした彼。

自らバリスタ、コーヒーキュレイダ―の資格を取得し、米・欧そして日本へと

カフェに関する情報収集はバッチリなのでしょう。

満を持しての知らせに、彼が著書「韓国の美をたどる旅」369ページにて

語った夢の話が思い出される。

 

私は今後韓屋を一軒建て

部屋ごとに、私の夢と親しい友人たちの為の配慮を

一つずつ満たしていくつもりだ。

(中略)

一人の書斎の代わりに、皆が一緒に集まり本を読める空間を作り

茶室と作業部屋もたくさん作りたい。

私一人が使う空間ではなく、私の家族のような人々が来た時

一緒にいられる空間を作ったらと思うのだ。

その茶室は、5~6名が座ると膝がぶつかり息遣いが感じられるほど

小さな空間にしたい。あまり広い空間になると、誰かが疎外されないか

と思うからだ。誰一人欠けることなく心を交わす話で

私の家を満たしていきたい。

 

이번에 그가 만들겠다고 하는 카폐를 그 다실으로 삼는 것은

가족인 내 욕심일까? 


清澄白河のイタリアンの夜

2015-03-25 | リアル家族日記

3月21日,ブルーボトルへリアル家族と出かけた日の続きです。

初めてブルーボトルを訪れた時、娘が喜びそうだとスマホで撮った写真を

送ってみました。反応が良かった事は前回書きましたが、更に言うには

「お母さんが、こんな最新情報を知っているとは思わなかったから、びっくりした!」

そうでしょうとも、私だって自分がこういうトレンディなお店情報に明るくなるなんて

意外です^^;これがぺヨンジュン家族をやってるお陰でなくて何でしょう^^

長い作品不在の時を彼が関心持つ分野の情報を集めたり知識を深めたり

それらを通じて更に彼を深く知ろうとする健気な人々が多いのです。

 

 

【イルトラム】

そこへはちゃんと行けるんでしょうね!?と娘に念を押されてしまいましたが

下見のお陰で大丈夫でした。

                  イルトラム

美術館より駅寄りの少し脇道に入った所に、ひっそりあるイタリアンレストラン

イルトラム。トラムはイタリアの路面電車のことです。

お席は4人掛けテーブルが二つ、カウンターが4席で最大12席、小さいですが

居心地よさげに整えられています。

 

テーブルに置かれたメニューはコースが1種類のみ。食べログの口コミでは

アラカルトもありのようでしたが、シェフご自慢のメニューを期待してコースを注文。

飲み物はシチリア産の白ワインと発泡性のお水、追加で夫がグラス赤ワイン

娘はブラッドオレンジジュースを。

 

テーブルには小さな花のアレンジとろうそくの炎が揺らめいています。

ブルーボトルでの1時間の行列で、体が少し冷えていた私達、夫と娘がローソクに

手をかざし「あったまるネ」なんてふざけているうち、飲み物が到着しました。

一杯目はシェフがサービスしてくださいます。(このシェフは、お一人で全ての作業を

こなして忙しいはずなのに・・・

 

昨年暮れ以来、久々の家族揃っての外食、食べログの高い評点を見ているせいか

高まる期待感!二人も気に入ってくれるといいのだけど・・・

お客さんは、私たちの他にテーブルに4人、カウンターにカップルが一組。

一時間後位にもうひと組カップルがやってきて満員に!

8時頃飛び込んできたお一人様は残念そうに帰って行きました。

 

この日のメニューはまずズッパと呼ばれるスープから、大黒しめじのコンソメ

すだち添え。セロハンに包まれて供され、包みを解くと香りがふわぁっと広がります。

お好みですだちを絞ってと云われたので、まずは一口いただき、食材それぞれから

引き出された味をみてから、すだちを絞ってみました。爽やかで美味しさが増しました。

スープの途中自家製フォカッチャも出て、料理の合間にいただきます。

 

次は小さな前菜で、新玉葱のパンナコッタ、セミドライトマトとバルサミコソース

優しい味わいのパンナコッタにバルサミコのソースが効いて、二皿目で全員

すっかり、ここの味の虜に!

 

冷たい前菜はレモンとトマトとバジルのエキスに浮かべたイタリア産水牛のモッツァレラ

バジルの効いた爽やかなトマトエキスに絡めていただくモッツァレラは、普段チーズに

ほとんど関心の無い私も、とてもおいしくいただきました。今思うと、新鮮なトマトとバジルの

影に隠れて気付かなかった、レモンの酸味が効いていてこその味かな!

 

温かい前菜はグリーンアスパラの温製、半熟卵とペコリーノ・ロマーノ添え

半熟卵をソース代わりに食べても、と教えていただき、崩しながらチーズと共にアスパラに

添えて口の中へ。塩の効いたチーズが全体を程良く包んで、これもおいしい一品でした^^

 

温かい前菜2皿目:チコリの1時間ローストとゴルゴンゾーラ・ピカンテ添え

チコリは馴染みのない食材の上、こうして焼いていただくのも初めてでした。気が

付きませんでしたが、深い香りはトリュフのせいだったらしいです。苦手なはずの

青カビも一緒に食べるとよりおいしくいただけて、料理は取り合わせが大事だと

改めて思い至ったお皿でした^^v

 

本日のパスタ:ピスタチオ風味のクリームソース、コンキリエ

次のお皿が楽しみで、メニューを見ながら出てくるのを待ったのがこれでした。

コンキリエがなんなのかわからないからでしたが、貝ガラの形のパスタなんですね^^;

丸まったコンキリエの中には、またもう一つコンキリエが重なっていたり、中に

ソースを入れようと、ナイフとフォークで格闘したりして美味しく楽しくいただきました。

 

本日のメイン:子羊のロースト、レンズ豆のピュレとワイルドハーブ添え

うんと幼い子羊らしく臭みもなく柔らかいお肉にハーブまで添えられたのでとても

食べやすいお肉でした。量もたっぷりでがっつり食べたい人も満足できるでしょう。

 

コースはここまでで、後はお好みでデザートに、ドルチェかチーズの盛り合わせを

お腹と相談で!ということで、お料理ですっかり満足感に浸った私達、二人は

デザートはパスだそうですが、どれも十分な満足を与えてくれたシェフの腕前に

デザートの味見もしたいじゃありませんか!

 

というわけでドルチェを一つだけ注文し、お父さんは一口、娘と私で仲良く分け

合っていただき、気付いた時には空っぽになっていて、写真はありません^^;

 

6時の開店と同時に入って9時近くまで、ゆっくりとシェフこだわりの腕を堪能しました。

一人で切り盛りされるお店とわかっていたので、いただいた後次のお皿が出るまで

一定程度は、待つ時間があるだろうと覚悟して行きましたが、待たされ感をまったく

感じることなく、お料理ばかりでなくサービスも含め、このお店でいただくこと全体に

深い満足感と共に食事を終えました。

 

最後の会計の時がまたいいんですね^^コース料理¥4200を3人分と飲み物ドルチェ

一人分で丁度大枚2枚でした。

 

メニューは定期的に変わるそうで、先に帰ったお隣の席の方達は、次回を予約して

帰られてました。私たちもきっとリピートすることになるでしょう。

美味しいお料理と楽しい時間に感謝の言葉を伝えて外へ出ると、忙しい中見送りに

出てくださって最後まで感動して帰ってきました^^

 

美味しいと書きながら....アップされた写真からは全然それが伝わらない

                 まずい写真で申し訳ありません<(_ _)>

 

 

 


再び三度清澄白河へ

2015-03-23 | ヨンジュンさん関連

昨年暮れ清澄白河のカフェを訪れたヨンジュンさんの影踏みよろしく3月2日に

清澄白河を訪れたものの、ヨンジュンさんとは別なカフェへ行ったため機会あれば

彼が行った所へも行ってみたいと思っていました。また3月2日に行くに当たって

ランチをするお店を検索していて、期待できそうなイタリアンを見つけたのでそこへも

一度是非行ってみたいと思っていました。

 

カフェには18日に韓国文化院の映画を見るにことよせて、早めに出発し行って

みました。同行してくださったのはヨンチングCさん。

イタリアンのお店は、ブルーボトルの写真をリアルタイムで娘に送ったら「私も行って

みたいと思っていたんだ」と返事を返してきたので、21日に家族で会食をすることに

しました。ということで先週は清澄白河週間になりました。

 

【18日】

まずはヨンジュンさんがコーヒー豆を購入されたというARISE(アライズ)へ。

事前に検索して所在地を確認していましたが、地図を頼りに歩いて、お店が

近くなると、自然ああ近くまで来ているんだなというのがわかりました。コーヒー豆が

ローストとされる良い香りが漂っているんです^^

 

1卓だけテーブルが用意されていましたが、ロースト工場付随の売店といった風情。

豆を買おうかとも思いましたが、2号店にも行く予定なのでそちらで買えるだろうと

すぐ次へ向かいました(アライズの写真は撮り忘れたのでありません)。

 

アライズから木場公園方面に少し歩くと木の外装がシックなオールプレス

エスプレッソが見えてきます。ニュージーランドランド発祥のお店だそうです。

こちらもお店の奥には専用ローストマシーンが設置されています。

 

             オールプレス エスプレッソ

平日の午後3時、お客さんが次々やってきています。ワンプレートにパンやら野菜やらの

軽食を摂っている人も多かったです。

良く出るものを聞いて、はじめはカフェラテを注文しようとしたのですが、思いなおし

ロングブラックにしました。注文を終え席について待っていると運んでいただけます。

濃いエスプレッソがカップに入ったお湯と共に供されました。そのまま飲んでも、好きな

濃さまでお湯を足して飲んでも良いのだそうです。

反射で見えにくいですが、仕切られた奥にはローストン機械があり、手前のカウンターに

ケトルにお湯が用意されているのは、エスプレッソを割るお湯の追加用でしょうか?

水だしコーヒー、一日限定20杯とか?この日は既にソールドアウトでしたがお話を聞いて

いるうちに、余程私が飲みたそうにしてしていたらしく、少しだけ残っているから味見して

みますかと聞いてくださったので、いただいてみました。

濃いながらもエスプレッソとは違う、すっきりした味わいでとてもおいしかったです^^

 

ここを出た後、21日に予約したイタリアンのお店が都立現代美術館の近くにあると

いうと行ってみましょうとチングが言ってくださったので有難く下見もしました。

オールプレス エスプレッソを東に真っ直ぐ向かうと美術館のある木場公園です。

 

木場公園までの途中に気になる公園がありました。後で寄ることになりますが、まずは

お店探しです。通りがかりに見る美術館も、名前通り現代的で素敵そうです。現代美術の

面白さは、多分私にはわからないでしょうが、金沢の美術館のように建物だけを

楽しむのもいいかもしれません。が、それはまたの機会に譲って~

 

お店は食べログに出ていた地図が間違っていて、少し迷いましたがすぐ見つかりました。

ホッとして次へ向かう道すがら、先程の気になる公園によりました。

多分元は小さな川があったところを、流れを残しながら児童用の遊び場を兼ねたものに

なっていました。幾つかの池にわかれていてザリガニや亀が飼われていたり、こんな筏が

あったりして通り抜けるだけのつもりが、つい筏に乗って遊んじゃいました^^

 

                       福富川公園

この後仙台堀川沿いに出て、海辺橋まで行きチングが千疋屋でお買いものし、前回端折った

芭蕉の俳句の散歩道を通ってアライズ2号店へ。ここも良く流行っていて次々お客さんが~

珍しかったのは店内に犬同伴OKらしく2組が連れて入っていたこと。きっとご近所さんが

散歩ついでに寄ったのでしょう。大人しい犬でこちらが子連れでなかったら大丈夫ですが

少し気になりました。珍しかったのでタイ産だという豆を購入して見ました。

 

【21日】

娘と清澄白河駅で待ち合わせ、まずは芭蕉の銅像を見に~

              彩茶庵に腰かける芭蕉

庵ならぬ現代のプレハブ小屋の濡れ縁に腰かける姿は何とかならないものでしょうか?

せめて木製に見える色であれば・・・ちなみにプレハブ小屋すらこんな状態です。

この後は2度目のブルーボトル訪問。2度目なのに道に迷い、行ったり来たりを繰り返して

しまいました^^;途中今まで知らなかった他のお店にも行列ができていて、本当に清澄白河

が知る人ぞ知る有名コーヒースポットになっているようです。

 

土曜のこの日、お店脇の行列スペースは3分の2程が埋まるほど、入店までに1時間弱

かかりました。3月初旬に気た時はストーブが出ていましたが、既に片付けられてしまって

待っている間に体が冷え切ってしまいました。

              メニュー板

しばらく店内でいただいた後外へ、そろそろイタリアンの店へ向かう時間です。

ブルーボトルに迷った私、下見までしているのに次の所は大丈夫かと娘に念を押されてしまいました。

(続きます)

 

 

 

 

 


「韓国のソンビと日本の侍(サムライ)」

2015-03-21 | 講演会

3月11日、韓国文化院主催講演会に参加してきました。報告が10日も遅れて


しまったのは東京方面へ出かけるついでに、他の用事やお楽しみを入れてしまい


その報告をしていたからといいたいところですが、実を言うと手に余るテーマに


ぐずぐずしていたというのが正直なところです^^;


 


韓国文化院ではさまざまな交流行事が開催されていますが、その中に講演会シリーズ


があります。今年のテーマは「韓日文化比較」その第3回として「韓国のソンビと日本の


侍(サムライ)」が東北大学の片岡龍准教授を講師に開催されました。


 


ソンビと聞くとぺヨンジュンが書いた『韓国の美をたどる旅』が思い出されます。


90ページに、韓国の栗原はるみと云われる韓服デザイナーのイ・ヒョジェさんが


昔のものを現代的に活用しているアイデアとしてソンビチェッケ(ソンビの本箱)


紹介され巻末にソンビの説明として「学識が高く、礼儀正しく、人格の高い人」と


あります。これが事前に私が知っていたソンビの全てです。


 


韓国語を通じて訪れるようになった韓国、ドラマや俳優を通じて更に好きになり


もっともっと知りたいと思うようになりました。ソンビって何だろう?


 准教授は韓国の大学で教えた経験もある方で、韓国を訪れた時看板に書かれた


ハングルの文字と教会の多い事意外には日本とほとんど変わらないと思ったそうです。


 


韓国は近くて近い国だと思ったが、似ているから親しみを感じるのは最初のうちで


付き合って行くうちに違いを感じたり、相いれない面に気付いたりするのは夫婦がそうで


あるように、10年付き合って知れば知るほど違うと思うようにもなった。しかし違うと


いうことがわかっただけでいいのか、平行線でいいのか?


 


異質な他者が出逢って、交わらないまま住み分けるというのでは寂しい。


 違いはあるが、かけがえのない違う人間であることを認識し、かけがえのない


人格として尊重し合いたいと主張される。


 


 


日本に誇り高く生きる理想像として侍があるように、韓国にはソンビがある。


日本の侍を理解する「死・刀・土地」という3つのキーワードに対応してソンビの


キーワードを探してみると、「いのち・ことば・たび」が挙げられる。


 


学識高く人格者ではあるが、ソンビは身分概念ではない。したがってイコール


両班(ヤンバン)でもない。両班が官職に上がった特殊階層で、大衆とは隔離された


存在であったのに対、しソンビは官職を持たずともその地位を維持する。


 


上流層が主に社会を代弁していた時代、これを補完し民衆の意見を上層に伝達して


いたのがソンビだ。つまり全ての人間を尊重するという意味で生命に対する


愛を含んでいる。


 


彼らは社会的閉塞状況を「ことば」で打開する。これを「言路を通じる」という。


言路を通じ社会が円滑に疎通するのに大きな役割を果たし、社会的生命力の源泉に


なっていた。それを朝鮮時代の儒学者李退渓は「士子(ソンビ)は元気の寓」と


規定した。


 


外国人学者としソンビを見る時、彼らは非常にダイナミックな存在であった。


大衆を重要だと考える理念と義理があり、また社会的名分と正義に忠実なために


自身の志を守る抵抗集団でもあった。このような特性により、彼らは日本の侍や


中国の官吏よりも肯定的な役割を多く果たした。


 


日本人でソンビ的な人は誰かと思うと行基・芭蕉・田中正造・高倉健・後藤健二等が


浮かぶ。高倉健はちょっと言葉の面で弱く、芭蕉は世の中との関わりに弱いが・・


田中正造が一番近い。


 


今の時代ソンビがあり得るのか、例えばソンビはお金にこだわらないが、それは今と


なっては過去のものだが、だからこそ見直す意味がある。文化を生み出していく


必要がある。(を教授がどう話されていたかはメモもなく失念していますが


日本の状況を話されていたように思います)


かけがえのない違う人間であることを認識すること、かけがえのない人格として


尊重し合うことで共生(相生)していきましょう。