「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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東海村6歳迄の乳幼児、甲状腺検査998人中、経過観察230人。7人が要精密検査。ふくしま子ども大使続報。

2013-06-30 02:53:01 | 福島第一原発と放射能

東京講演受付中!

【7/20(土)バンダジェフスキー博士東京講演 with 木下黄太】

 開場13:40 開演14:30  場所:新宿文化センター 大ホール

 e+お申込⇒PC用購入ページ 

http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002103383P0050001P006001P0030001

 携帯用購入ページ

 http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002103383P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO

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 茨城県の東海村の甲状腺調査が発表されていて、大変に興味深い。乳幼児(六歳まで)が988人検査を受けられていて、7人が要精密検査。230人が経過観察。この割合は多いと思います。

 

 勿論、この経過観察や要精密検査が、どういう状態を指すのかが、この資料だけではよくわかりません。それでも、自治体が独自にこういうものをセットし、その全体結果を公表することは望ましいです。この中に本当は悪性癌に繋がるものは、特にないかもしれません。それでも、こういう検査を精密に行い、万が一に備えて、対応するのが、今の日本の為すべき仕事と思います。そうした観点で、今回の東海村の英断は評価すべきものと考えております。

 しかし、専門家を中心とした検討委員会は下記のように物言いをつけてきたそうです。勿論、この結果だけで過剰に心配することはおかしいと思いますが、情報の在り方を否定的な言説で注文を付けることに、専門家委員会という存在が終始しているようなニュアンスを感じます。しかし、行政当局である東海村は「本村としては,受診者やそのご家族,村民の皆さまのご心配に配慮し公表することにしました」ということでした。

 僕はJCO事故の時に、東海村が、国より早く独自避難判断をしたことを思い出すだけに、今回も、余りに村上村長は立派だなあと、感じてしまいました。こういうことは公開が原則という、情報の扱い方を本質的に認識されているのが、はっきりとわかります。


【検討委員会にて指摘されたこと】

■ 検査実施者数が少ないこと
■ 検査実施者の年齢構成が,未就学児の一部のみで偏りすぎていること 
■ 医学的には,この結果が,現時点で
     *受診対象者の全体を反映していないこと
     *他県や厚労省の結果との比較対象にならないこと
     *放射能などの危険因子の特定は出来ないこと(不明である)
■ 結果報告は,時期尚早であること
■ 「数字がひとり歩き」しないよう留意すべきであること

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 ふくしま子ども大使関連で続報が入りました。立命館大学の名前が熊本から聞こえてきました。小学生を福島に送る話です。熊本学園大学以外で、具体的な大学名はここだけわかりました。他に5校関わっているそうです。他の学校名は現在のところはっきりとはわかっていません。なんでそんなに小学生を、わざわざ福島に行かせたいのか、僕には、皆目理解できません。たしかに、立命館大学の災害復興支援室のFacebookページhttps://www.facebook.com/fukkoRに、このふくしま子ども大使で、小学生募集の記事も掲載されています。立命館大学は、平和教育も掲げていて、学内には国際平和ミュージアムのような施設も設置している、京都の有力私大です。被曝という現実がおきている場所に、わざわざ小学生を行かせるイベントを、立命館大学が積極的に取り組もうとしているのなら、僕は本当に呆れかえるだけです。

 理解不能です。僕は大学教員も非常勤で三年経験して、大学という組織の一般的な凋落については十分認識していますが、ここまで来ると、もはや日本の大学は全廃したほうが良いのではという妄想にさえ取り憑かれそうな気がいたします。

だって、役に立たないどころか、首を絞めかねないのですから。

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 「チェルノブイリ事故被災地域では住民の潜在的疾患を発見する対策の一環として、何よりも心電図と必須の体内放射能測定による子どもの心血管系のスクリーニング調査を行う必要がある。     

  バンダジェフスキー博士2013専門家セミナー(京都&東京)テキストより(仮訳・鋭意翻訳中)

*セナー両会場とも、一般の方で関心のある方の参加も可能。大会場の講演会場と異なり、セナーは、直接、バンダジェフスキー博士と話す機会があります(人数限定の為)。

【7/14(日)京都 専門家&医師向けセナー】

9:00開場。9:30~16:30終了。 17時半迄延長可能性。逐次通訳。開催場所は京都駅至近、キャンパスプラザ京都。

詳細・参加申込⇒http://kokucheese.com/event/index/96723/

【7/21(日)東京 専門家&医師向けセナー】

 9:10開場。9:30~16:30。逐次通訳。恵比寿駅5分の会場。

詳細・参加申込⇒http://kokucheese.com/event/index/97131/

*両会場とも、電話申込も可能です。 080-8051-3045 (11時~19時 木村) 

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僕が、随時更新作業を続けています。

バンダジェフスキー博士2013日本講演公式HPhttp://bandazhevsky.jimdo.com/

専門家セナーチラシ⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7/

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福島避難者と福島県民は無料です。

【7/11(木)バンダジェフスキー博士新潟講演 with 木下黄太】

開場:13:30~/講演:14:00~16:30頃迄に終了予定

会場:東区プラザ/ホール(定員300名)  新潟市東区下木戸1-4-1(東区役所2階)

  参加費:1,200円 中学生以上。

福島の方は無料(新潟講演の。当日、何かわかるものをご提示ください)

託児:下記までお問い合わせください。

お申込・お問合せ先: E-MAIL:hepati@msn.com 電話: 080-6607-6940(阿部)

(参加者のお名前、人数、ご連絡先、お子様などがいる場合はそれも明記して、できる限りメールでお願いいたします。福島の方は、その旨もお伝えください。電話は常識的な時間で対応可能)

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福岡講演、「こくちーず」予約=前売り扱い、人数限定。

【7/12(金)バンダジェフスキー博士福岡講演 with 木下黄太】

場所:福岡市立早良市民センター大ホール 福岡市早良区百道2-2-1  地下鉄藤崎駅前至近

時間:開場18時  開演19時 21時15分終了予定

前売:1200円 当日:1500円

こくちーず経由の申込も、前売り料金扱いで会場対応致します。必ず確認メールの画面をプリントアウトか携帯画面でお示し下さい。人数限定の対応です。お急ぎください。

くちーず申込⇒http://kokucheese.com/event/index/98019/

e+PC用購入ページ

http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002102855P0050001P006001P0030001

e+携帯用購入ページ

http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002102855P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO

問合せ先 infohukuoka@gmail.com

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岡山講演も「こくちーず」予約=前売り扱い、150人限定。

【7/13(土)バンダジェフスキー博士岡山講演 with 木下黄太】

 開場13時半 開演14時

◎会場 岡山県総合福祉会館 大ホール    岡山市北区石関町2-1

◎料金 前売1,200円 当日1,500円

※前売券が事前に完売した場合、当日券の販売は行いませんのでご了承ください。

※座席が必要なお子様は、大人と同一料金が必要です。
※託児やキッズスペースの用意はございません。

◎こくちーずでネット予約(150人限定)

 http://kokucheese.com/event/index/97677/

上記サイトで予約して頂いた方は、当日会場で前売り料金で入場できます。

※申込完了メールが予約票の代わりとなります。

 プリントアウトか携帯電話のメール画面を当日ご提示下さい。

◎電話予約

 フリーダイヤル0120-240-540 カンフェティチケットセンター 平日10時~18時

※予約時に払込票番号をお伝えしますのでメモをご用意下さい。※予約有効期間内に、払込票番号を持ち、セブンイレブンのレジでお支払い。※お客様の都合によるお支払い後の変更・取り消しは出来ません。※手数料210円が別途必要です。

◎お問合せ先 bandazhevskyokayama@gmail.com

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京都講演・午後(昼)は満員です。夜の部にお申込下さい。

 京都講演、夜の部は受付中。

【7/15(月・祝) 夜 バンダジェフスキー博士京都講演 with 木下黄太】

17:30受付開始。18:00スタート。 途中10分休憩。20:15頃終了予定。

場所:ひと・まち交流館 京都 大会議室 参加費1500円当日支払いの

詳細&参加申込⇒http://kokucheese.com/event/index/98253/

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徳島講演、四国唯一の開催!

【7/17(水)バンダジェフスキー博士徳島講演 with 木下黄太】 

 18:00開場  18:30スタート 20:30終了予定

場所 あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室

・メール申込:info@panda.eek.jp 

「申込者のお名前、参加人数、参加者全員の名前、電話番号が必要事項」

・ネット申込

 http://kokucheese.com/event/index/96047/

・前売りチケット販売。小山助学館、平惣各店、徳島大学生協など。

日時 7月17日(水) 18:00開場  18:30スタート 20:30終了予定

場所 あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室

 料金 前売り&予約1200円 当日1500円  定員300名 座席のいらない幼児は無料

保育無しですが、一時待避用として和室を借ります。(音声だけでも流せないか検討中)

電話問い合わせ 070-6434-6318(柏木)

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
岡山県人形峠のウラン (地理にがてが旅したい)
2013-06-30 09:12:31
以前、岡山県の人形峠でウランが取れ、放射線入りレンガがウランレンガとして販売されていたと聞きます。
返信する
はじめて拝見しました (福島在住子育てママ)
2013-06-30 22:32:57
確かにわざわざ『汚染』された福島に子供たちを来させなくてもいいですよね。
でも…私達、福島から避難出来なかった者は
ここで暮らして行くしかないんです。悲しいですが現実です。
返信する
エートスと同じ (ちわわマン)
2013-07-01 01:29:52
子供たちを福島に送る理由は
できるだけ福島の親御さんたちに
脱出の決断をさせないように
”他の地域から子供たちが遊びにきていますよ”だから
安全ですよってイメージづくり(無駄な策だけど)が
できると思って策動しているのです連中は
返信する
福島在住子育てママさんへ (なおんぼ)
2013-07-02 01:40:54
ママさん
福島に他府県から子供を連れてくるな、なんて正直言って福島で子育てしている親にとって、怒りを通り越して悲しくなる論争ですよね。そう思っても当然です。

でも、だからこそ福島在住のお子さんたちを他の土地へ保養に行かせるほうに、労力とお金を使うべきなんです。

やるべきことが逆だから、私たちは怒っているんです。

ママさんも、そんな保養活動があったら子供を参加させたいと思いませんか?
福島のママさんたちから、そんな労力と金があったら、私たちの子供を少しでも安全なところに避難させてくれ、夏休みの間だけでも熊本に呼んでくれ、と抗議してもいいくらいだと思います。

ちわわマンさんが書いているように、福島が放射能汚染されてしまっていることを認めたくない人たちがイメージ作りのためのキャンペーンみたいなものです。

偽善です。

ここで生活していくしかないのに、酷いことを言う。という気持ちから、つい対立してしまいそうですが、私は福島のみなさんと対立ではなく繋がっていたいと思います。

汚染されていると言われて平気な人なんていません。汚染てほんとに嫌な言葉です。

でも現実を誤魔化さずに直視することからしか、変わることも救いもないんじゃないかな。
汚染されてるって言い方が嫌→汚染を認めたくないっていう心理状態からは何も始まらない。
そこにはまっていると見誤ります。

福島のママさんたちが、孤立しているように思わないよう願っています。連帯していきましょう。




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