沖縄県知事がガレキ受け入れを突然表明しました。沖縄に対応する焼却施設がないのでは?という情報も聞いている中で、こんな話を突然言い出したのか、その背景がよくわかりません。しかし、仲井真さんは、野田首相が、へりくだってお願いしたのをうれしそうに聞いていました。その感覚の中で、受け入れを表明したように、僕は、みえました。そんなに擦り寄られたら、うれしいのでしょうか。
勿論、ありえない話です。
バンダジェフスキー博士の講演会で、協力団体でもある、「子どもを放射能から守る会おきなわ」などが、積極的に異議申し立てをおこなう準備を進めています。沖縄の自然を守るために、放射能被害のない大地を守るために、ガレキ受け入れ反対の声を、県民の皆様や、避難者達が協力して、声を上げてください。沖縄までも、放射性物質に侵されていくと、日本の希望はどんどん消えていきます。ここまで異様な事態を、放置してはなりません。
さて、おととい新潟に行く道行きの飛行機の中で、大変に興味深いアンケートが配られました。
国土交通省が「福島空港を核とした地域活性化に関するアンケート調査」というものです。
このアンケート調査の用紙を見て、目が点になりました。
アンケートが目的なのか、意識誘導が目的なのか、それとも中身が破綻しているのか、考え方はいろいろありますが、こんな中身のアンケートをしていることそのものが、国土交通省の皆さんの意識を疑うしかありません。
抜粋してお伝えします。
======================
今回のご旅行についてお伺いします。
Q 今回の出発地または目的地に”福島県、茨城県、栃木県のいずれかは含まれて”いますか。
以下、交通手段、訪問目的などについての設問があり
福島空港についてお伺いします。
出発地または目的地に福島県、茨城県、栃木県のいずれかが含まれている方を対象に
Q 今回の旅行で”福島空港をご利用にならない理由”を教えてください。(主に旅程や経路に関する複数選択肢より回答)
Q 福島空港に対する”要望”を教えてください(主に利便性や設備などに関する複数選択肢より回答)
福島県における観光についてお伺いします。
(以下、一般的な景勝、観光地、観光情報等についての設問)
さらに最終ページにて
東日本大震災の影響についてお伺いします。(福島県民以外対象)
Q 東日本大震災の前後と比較して、福島への来訪頻度は変化しましたか。
Q 東日本大震災及び原子力発電所の事故を契機として、”現在「旅行観光先」として福島県を除いていますか。
Q (福島を除いているを選択した人に対し)福島に観光旅行するとした場合、”どのような状況になれば行きたくなる”と思いますか。
1、福島県に行くことで福島県を支援できるのであれば旅行する
2、国際機関の安全宣言などにより原発事故の終息が確認されたら
3、著名人が旅行し滞在の安全が実証されれば
4、知人が旅行し滞在の安全が実証されれば
5、他地域へ行くよりも旅行費用が安くなれば
6、その他
Q (福島を観光先として除いていないを選択した人に対し)福島県を”観光旅行先として考えても問題ないと考えている理由”を教えてください。(自由に記入回答)
======================================================
イメージを優先して復興をアピールしようという姿勢が見て取れることは言うまでもありませんし、質問を設定した人そのものが、果たして安全かどうか、実は、疑問に思っていると言うことさえも、垣間見える問いかけです。観光は、最後にその地で、可能性のあるものです。現地の人々の安全が成り立っていることが、確定しない状況の中で、観光のアンケートをする感覚は理解できません。IAEAやICRPに安全宣言をさせたらなんとかごまかせないのか?有名人が旅行することでごまかそうとしているか?こんな感じで、よくよくわかります。マスコミに3.11前後に福島観光をPRする特集や番組をやらせたいような感じの、国土交通省の意志さえも感じます。
きのうの、新潟の講演会は、ツイッターでは三日前に一回ツイートし、前日にブログで、緊急開催と連絡しただけで、情報拡散が、僕の方で不十分で申し訳ないと思いながら、伺いました。しかし、驚くことに会場変更をするほど多くの皆さん、百五十人以上の方がおいでになりました。そのうち、福島からの避難者の方、五十人ほどがおいでになり、健康被害の報告や、新潟でどれだけ防御するのかという点で、いろんな話をいたしました。避難者のお母さん方の、真剣なお話、特に健康被害の実態をうかがっていると、日本のマスコミが取材すべき事柄が僕の目の前に、山のように転がっていました。
こうした声を取材することが、3.11に向けての最も必要な取り組みであって、これからの日本を変える大きな転機となるものと思います。本当に不思議ですし、言い方はよくないですが、こんな「宝の山」を、見逃し続けるマスコミ人に、「倫理」などあるのでしょうか?僕は根本的に疑問に感じます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【木下黄太講演会 in 堺市】
3月9日(金)
時間:14:00~16:00(受付13:30~)
会場:堺市民会館4階 小集会室(定員100名)
堺市堺区翁橋町2-1-1 TEL 072-238-1481
南海高野線「堺東」駅西口から徒歩10分 有料駐車場有り
http://www.sakai-bunshin.com/sakai/
参加費:500円(中学生以上)
※子連れ参加歓迎 同室内に無料託児スペース有り(1歳以上・申込制)
申込み:名前、電話番号、住所(市町村まで)、参加人数、
託児希望の方はその人数と年齢を明記の上、
sakaikoen0309@yahoo.co.jpまでメールをお願いいたします
主催:放射能のことみんなで話そう考えてみよう@堺
http://talksakai.web.fc2.com
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー