まずメールマガジンでも書きにくい話を語る会を札幌で開催いたします。
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メルマガで書きにくいことを話す会です。
40人限定。
【2019木下黄太札幌講演会】
8/31(土)開場13時 講演13:30-15:30
道民活動振興センター(かでる2.7)
札幌市中央区北2条西7丁目
JR札幌駅南口歩13分 地下鉄さっぽろ駅歩9分
申込→
8月31日 木下黄太札幌講演会 2019(北海道)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
すでに残席はメルマガ読者などで半分くらいです。
施設の席数がもともと少ない部屋しか抑えていませんから、
関心のある方は是非おいでください。貴女とお話したいですから。
放射能関連などと、昨今の政治的な動向に関して主に話す予定です。
ロシアにおいて核関連とみられるなんらかの実験における爆発事故によって、
放射能放出という状態が今月起きています。
ロシアの国営原子力企業「ロスアトム」などがロシア海軍とおこなって
いた海上実験で爆発があり、少なくとも5人以上が死亡したと伝えられ
ています。
現場から40キロ圏にある都市では、一時2μSv/hの線量を記録したと
発表されましたが、なぜか撤回されています。
ロシアや旧ソ連では、放射能事故が起きた場合に情報統制が行われる
ことは常識です。
日本政府どころの話ではありませんから、一報として伝えられた
2μSv/hはあまり間違っていないと僕は思います。
ある放射能の専門家と先ほども話しました。
「福島第一原発事故の時に、最初に爆発が起きた時に、百数十キロ離れ
ていたトモダチ作戦の艦艇上で数マイクロの数値検測がありました。
爆発前にベントで放射能を出していた時に、1キロ離れた発電所正門
付近で500μSv/hでした。これらはペタベクレル単位の放射性核種の
放出があったわけですが、今回の爆発でもかなりの量の放射性物質が
漏れていると考える方が可能性が高いです。ペタベクレルほどでなくても、
テラベクレルの単位では漏れていると僕は思いますよ。」
この事故が伝えられた時に、僕は日本ではともかく、北欧まわりで放射能の検出がなされる
ことを想定していました。
しかし、外国の報道機関が伝えたところでは、「ノルウェーでは通常と
異なる数値は検出されておらず、フィンランドの担当者は南風という
風向きと国境迄の距離(おそらく数百キロ)で、何か分かる可能性は
低い」と言っていました。
こうした放射能拡散を探知しようとする意思が希薄である感覚が伝わります。
風向きはともかく、数百キロなら到達すると僕は思っていたので、
これも専門家に聞きました。
「40キロで2μ上昇なら、小さい数字でも多分捕捉できますよ。」
そして、ノルウェーの放射線防護庁は次のような情報を最近示しています。
(The Norwegian Radiation and Nuclear Safety Authority. All rights reserved.)
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「北ノルウェーのスヴァンホブドにあるエアフィルターステーションで、空気中の微量の放射性ヨウ素が測定されています。検出されたレベルは非常に低く、人々にも環境にも害はありません。
サンプルは2019年8月9-12日に採取されました。測定結果は以前の測定と同等です。ノルウェーの監視局は、年に約6〜8回放射性ヨウ素を検出し、通常その発生源は不明です。ヨウ素以外の放射性物質が検出されない場合、その発生源は、おそらくヨウ素を含む放射性医薬品の製造施設から放出されます。
現在、The Norwegian Radiation and Nuclear Safety Authority. All rights reserved.最後のヨウ素検出が先週のアルハンゲリスク(ロシア)の事故に関連しているかどうかを判断することはできません。 DSAは、より頻繁なサンプリングと分析を継続します。」
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おそらくは放射性医薬品の製造施設から、年間に複数回大気中にヨウ素が漏れることを検出しているため、識別不能としていますが、なんというかある種の放射能拡散が常態化しているリアルとそれに慣れた意識が反映されている状態は、国際的にどうして放射線防護の数値基準が改悪されようとしているのかということにも参考になる情報と思います。
なお、ロシアでは、この数日前にもシベリアで武器弾薬庫の大きな爆発が起きていて、数十キロ周辺で避難する事態も起きています。これも避難範囲が広範囲におよぶ理由が不明で、疑いを抱かせる話とも思えます。
日本に直接に影響を及ぼすことではないと思いますが、こうした放射能拡散について、実はいろんな意味で、意識が希薄化している被曝回避側の人々が多くなっていることを僕は強く懸念します。
なお僕からの情報は、ブログよりもメールマガジンで毎週お届けしています。
ぜひ購読をお願いします。
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http://www.hoshanobogyo.com 参考として第270号タイトル
【「白血病や血液疾患を園児3人が発症した保育園」関連で再確認→
放射能汚染リスクを直視したくない横浜的リアル、政治的に真の被曝
回避側は存在するのかという疑問を抱いた或る事情 】