こういうことが実はリアルな話だと思います。変化は始まっていると僕は感じています。かっては、文部省直轄の研究所であり、現在は、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構の一員となっている、「統計数理研究所」による調査が「国民性調査」です。
5年に一度実施されています。前回は2008年。今回は2013年の調査です。
http://www.ism.ac.jp/kokuminsei/page2/page15/index.html
「原子力施設の事故に対する不安感を4段階で尋ねたところ,不安を"非常に感じる"または"かなり感じる"という人の割合は,2008年までは4割から5割程度であったが,2011年の東日本大震災後の今回2013年は3人に2人に増加している」
非常に感じる・・・38%
かなり感じる・・・28%
少しは感じる・・・25%
まったく感じない・・・9%
まあ、この数字はリアルと思います。7割近くが相当に不安を感じていて、不安がない人がほぼいない。そういう事柄を推進しようとしている現行政府。ありえない話だと思います。
そして、きのう福島第一原発、廃炉工程が大幅に遅れることがアナウンスメントされていました。まあ、僕たち、被曝回避し、福島第一原発を憂いている人間達にとっては、あたりまえの常識感覚を、ようやく体制側が認めて、コメントしたに過ぎませんが。
1号機使用済み核燃料プールから燃料取り出し 2017年度⇒2019年度に延期。
原子炉内溶融燃料取り出し最短での開始 2020年度⇒2025年度に延期。
勿論、建屋内で高線量状態が続いている2号機はなんのメドも立っていません。これから検討するといい続けているだけです。
なお、失敗して大穴をあけている1号機の建屋カバーの取り外しですが、本日午前6時から15時にかけて、屋根パネルを一枚試験的に取り外しをしています。警戒はして下さい。
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【12/7(日)木下黄太講演会in 文京 「放射能の今とこれから」】
13:30~15:30 (開場:12:45)
文京区民センター2階 (2-A)(文京区本郷4-15-14)
申込先&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/229860/
主催:元気まつりプロジェクト事務局
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ES細胞の論文偽装に関しておぼえていらっしゃいますか。
クローン牛などに成功したとされていた黄禹錫氏。当時ソウル大教授の彼は、体細胞由来のヒトクローン胚からES細胞を作り出したと、2004年のサイエンス誌に論文掲載され、一躍世界的な脚光を浴びる存在となります。
ノーベル賞を狙える韓国初の研究者として、韓国の国内では英雄としてみなされていました。
ところが、2005年の11月あたりから、状況が大きく変化します。
同じ論文執筆者からの卵子入手の倫理問題指摘、更に韓国報道番組によるES細胞真偽報道が為され、論文撤回や教授辞職、謝罪会見、さらに検察捜査から在宅起訴という世界的スキャンダルとなりました。
この話は、当時、全世界でニュースとなり、日本のメディアもこの問題を、新聞やテレビは大きく取り上げています。
もちろん、NHKも同じスタンスで、ニュースに留まらず、2006年には、「論文捏造~夢の医療はなぜ潰えたのか~」という内容を、看板番組の「NHKスペシャル」で詳しく伝えています。
ここまでは、よくわかる話です。
さて、私が友人宅で偶然にも視聴したのですが、先月、NHKは教育テレビで韓国によるマンモス復活に関して番組を放送しました。
この番組が取り上げている研究所、マンモス復活を目指してクローンを作ろうというのは、なんとこの黄禹錫ソウル大元教授が現在率いている研究所でした。
ES細胞に関しての真偽も偽装し論文を出していたとして、韓国内でもまともなところからは相手にされていない、黄氏。
大スキャンダルの人物です。
こんな彼が率いる研究所の、マンモス復活宣伝番組を、なぜ安倍政権直轄?のNHKが垂れ流すのか、僕には皆目理解不能。
詳しくは本日配信のメールマガジンでお伝えします。
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毎週金曜夜最新号配信予定。木下黄太メルマガ先週号内容。
重要情報はメルマガでのみ配信、 読みたいあなたは、申込詳細⇒⇒http://www.hoshanobogyo.com/
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福島の修学旅行ということに関して、大分の新聞が、きのうの夕刊で記事にしています。
はっきり言って記事も、記事に出ている人たちも、レベルが?ですが、こういうレベルをいろんな意味で認識する記事として、読んだほうがよいと思います。
遠隔地特有の意識の低さとか、脱原発を言う人々が被曝回避を認識しないなどの問題がすし詰めになっている記事です。