下記の新聞記事のように
元厚生事務次官宅が連続して襲撃され
二人が死亡、一人が重傷を負っている。
他者を殺害するという形で、
何らかの自己主張をすること自体、
許されることではないし、
一般的に、他者を傷つけ、
暴力が蔓延することを
当然と嘯く犯人による事件が多発する中で
こうした殺害行為を
正当化する人間がさらにいることに驚愕する。
許されざるべきことである。
ただ、
今回の行為を年金問題に関してのテロ行為であると
考えると事態を見誤る可能性が強いと思う。
年金問題のスペシャリストである
元厚生労働省幹部をターゲットにはしているが
本質的に何かの政治的な目的があるかどうかが
テロとの境目になる。
現段階では、その政治目的ははっきりしない、
というよりもなしに近い。
むしろ、テロを装う形で人を殺害し続けることで、
メディアに報じられることとなり、
自己顕示欲を発散している
ゆがんだ人格が垣間見える気がする。
年金問題が問題だからといって、
過去の厚労省幹部を殺害することに
本質的な意味はない。
自己のグロテスクな欲望をひけらかす犯人に
未来はまるでないと断言しておく。
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元厚生次官宅を連続襲撃 計3人死傷、連続テロか(朝日新聞) - goo ニュース
元厚生次官宅を連続襲撃 計3人死傷、連続テロか
2008年11月18日(火)22:32
18日午後6時半ごろ、東京都中野区上鷺宮2丁目、元厚生事務次官で社会保険庁長官も歴任した吉原健二さん(76)宅に宅配便配達を装った男が侵入、妻靖子さん(72)を刺して逃走した。靖子さんは胸など数カ所を刺され重傷。同日午前、さいたま市内で元厚生事務次官山口剛彦さん(66)と妻の美知子さん(61)が他殺体で見つかった事件と合わせ、警察庁は連続テロとの見方を強め、警視庁と埼玉県警に徹底した捜査を指示した。
警察庁幹部は、2人の経歴が似ている▽凶器が刃物▽襲撃場所が自宅玄関など、共通点が複数あるとして「連続テロの可能性がある」と語った。2人は、基礎年金制度や、サラリーマンの妻も年金の被保険者となる仕組みを導入した年金改革に取り組んだという共通点もある。19日に埼玉県警と警視庁の幹部を集め情報交換し、捜査方針を話し合う。また厚労省からの要請を受け、歴代事務次官経験者などの身辺警戒を強化するよう全国の警察本部に通達を出した。
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