「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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後、一時間で投票締め切りです。

2009-08-30 18:45:40 | その他
いろんな政治課題があり、
経済状況が逼迫する中、
みなさんの投票行動の理由はさまざまかと思います。

ただ、僕としては
ミャンマー軍政に臆することなく
きちんと交渉できる
次期、日本政府になることを
願っています。

日本の、世界の未来の為にも
是非投票して下さい。

ミャンマーにもっとも影響力があるのは「北朝鮮」と聞いた

2009-08-30 01:39:34 | その他
ぼくの国際情勢の認識が
甘かったのかもしれませんが
ミャンマーにもっとも影響力のある国、
ミャンマーがそのいうことを聞く国は、
北朝鮮だと聞きました。
ここまでとは思っていませんでした。
核開発を巡る二国の連携は
認識していましたが
中国との関係以上に
ある種の二国同盟的な環境にあるとまでは
認識していませんでした。
中国やロシアよりも北朝鮮という現実。

お金を出しまくっても
まったく影響をふるえていない日本。

現代における
極端な独裁国家を外交上、どう取り扱うかは
その国が現況は軍事的に大きなパワーを
持ち得ないとしても
実は重要な問題をはらんでいます。
そういうリアルな現実への解を
探る努力が必要なのだと思います。

長井さん関連で横浜密談

2009-08-29 23:52:23 | その他
きのう金曜日の夜になりますが
横浜近辺で
長井さん関連の密談をおこないました。

これは春ごろから
僕が独自に進めているもので
大きな進展はありませんが
いくつかの確認事項がありました。

さらに一歩でも前に進めるように
こちらからのお願い事も
いたしました。

関わっていただいている人は
政治的な立場はともかく、
長井さんの死という現実の理不尽さを
痛感しているため、
僕の無理なお願い事を聞いていただいている
状態です。

安全地帯で寝そべっていても何とかなる
どこかの「ルポライター」や「大出版社」とは異なり
この方々は、
一定以上のリスクが確実に存在していますし、
金銭的なリターンもまったくありませんし、
もしもこの方々の助力で結果が出たときも、
関わったことそのものさえ、
安全面からオープンにできない可能性が
高いのです。

この方々が関わる理由は、
立派な仕事をしたのに
理不尽に殺害された長井さんに
少しでも
何か役に立ちたいということです。

この長井さんを巡る話は
まったくもって金銭的リターンは
ありえない話です。
そこに固執する人々は
実は長井さんを利用しているだけなのだと
思います。
会で主催したイベントは
五百円の資料実費以上は基本的には
もらっていませんし、
(ちなみにイベントごとの収支はもちろん赤字)
無料のときもあります。
有料チケットを売るという発想も
僕らとは全く異なるものです。

利用する人達のことを知らされるたびに
ものすごく無常な感覚にとらわれます。
そういう人々と
できれば生涯ずっと逢わないでいられればと
願いますが、
たぶん人生はそんな風にはいかないものです。
いろんな人達のおぞましい振る舞いに
どこまで自分が耐えられるのか。

これも修行なのでしょう。

長井健司を金儲けの道具にする「集英社」と明石昇二郎氏①

2009-08-28 07:15:57 | その他
スタートはおととしのことになります。

長井健司を巡る書籍は
もともと署名数を飛躍的に増やす方法はないとかと
会の中で議論に議論を重ねた際に
僕がアイディアとして
長井さんに関係する書籍を出し、
その書籍の中に
送料負担を出版社側で負担した形で
読者カードハガキを挿入し、
そのハガキの下半分を
この活動の署名用紙にして署名を呼びかけるという
スタイルのものを作れば、
本の実売部数の
六割くらいは署名が集められるのではないかと
考えたからです。
そのためには本の存在を一般に
分かりやすくするために
一定以上の部数で出すことや(最低一万部想定でした)、
本自体の中身のグレードを上げた上で
エンターティメント的にも
面白く読める本に仕上げたいと考えていました。
本の方向性は、
僕や
宗教学者の島田裕巳さんらと話しながら
決めていきました。
版元がクリアする条件が多いため
(葉書送料負担を強いること、
さらに厳しい出版情勢の中でこの類の本に初刷り一万部スタートを
課すことなど)、
我々のネットワークと縁がある
サイゾー社より出版することになりました。
というかサイゾー社が
頑張ってこの条件を引き受けるというところから
話が始まりました。
もちろん当初から会の編著として
会の名義で出版することは
既定の路線で
著作権も会が握ることは前提の話でした。
ここで当時活動が活発で
ほとんど僕が書く時間はなく、
執筆協力のライターを立てたほうがよいという話になり
明石氏をそのライターに選びました。
紙ではないメディアの仕事で
僕は明石氏と関係があり、
そこでは特に彼と問題も生じておらず、
ライターとしても長年実績があるため
あくまで発注仕事として
彼に依頼をすることにしました。

ここで、彼のリスクや能力を
もっと冷静に冷徹に見極めることができなかったのが
今回の僕の最大のミスだと考えています。
みなさん、申し訳ありません。

印税の割合の話になります。
ほとんど、会が元データを提供し、
企画立案、どういう感じで書いてゆくのか、
中身の細部まで細かくチェックし、
タイトル、章立てなどもこちらで作っていく作業をし
表現加筆も加えることが前提で、
そのために当該ブログからの転用も全面的に認めました。
当然中身の大半は会のオリジナル部分がほとんどため
会の編著ということになります。

一義的に会が全て印税を受け取って
明石氏に執筆協力費を定額払って済ませても
良かったのですが
こちらは悪意がまったくないし
明石氏にも通常のゴーストよりも
きちんとしたリターンがかえるほうが良いだろうと
明石氏のことも考え、
印税を会と明石氏で折半することに致しました。
この印税も通常の10パーセントより上積むことで
特例としてサイゾーと合意があり
明石氏には6から7パーセントの印税が
わたる予定でした。

なお、会の印税は、一万部、1300円だと
7パーセントで約90万円。
十万部でれば900万円となります。
一万部程度なら
会の予算として
篤志家からのサポートで運営した部分を
自前にできるかもとも思いましたし
万が一、十万部近く売れれば、
APFなどとも話をしていた
「長井健司賞」を日本で創設する
元金になるのではとも思いました。

実際の編集会議の中で
本の名義に関して明石氏から
「自分の名義では出版は無理なのか」という打診が
ありましたが
そもそもこの本は会の名前で出さなければ
意味がないし、
前提として署名葉書の挿入があるし
反対活動を知ってもらう目的だと話しました。

執筆協力としては名前は入れますが
あくまで会の編著ということで
僕やサイゾー社および明石氏知人のフリー編集者、
明石氏との会議でも合意しました。

さらにテープおこしや愛媛などの取材費用、
及び他の仕事ができないので印税を前払いして欲しいなど、
明石氏から金銭請求が原稿の完成前から
出版社側に頻繁にあり
実費以外にも一定額を明石氏に事前に支払っていると
聞いています。
僕のところにも
「この本の執筆期間に他の仕事ができないので
先に応分に出してくれ」と再三再四
要求がありました。

本はサイゾーから実際、出版されていないのですから
実費はともかく、印税の前払いなど
ありえないことなのですが、
少なくともこれまでに支払は
実費含め総額で130万円に
及んでいると聞いています。
つまり仮に本が一冊1300円としても
一万部の七パーセント印税は90万円程度。
他実費たしての金額と考えると
出てもない本にサイゾー社は
130万円の赤字を抱えていることになります。

金銭的にもこちらに非がないどころか、
過剰に対応している状態です。
僕はこの支払の経緯を
実はリアルタイムで
すべて正確に捕捉していなかったため
支払総額を後で知って
「えっ。まだ販売前にこんなに払ったの。まずいよ。」と
後でかなりびっくりしたくらいです。

ある意味、こちらサイドが
金払いが良すぎたことが
この状況を招きました。
もちろん会のお金からは支出されていませんが
(会には全くお金がありませんので)、
大変な目にあった、サイゾー社やサイゾー社のオーナーには
僕は本当に申し訳なく思っています。

この編集過程の中で、
いくつかの食い違いがおきています。
これが、今回の遠因になると思うのです。

まず
長井さんを追うスタイルという本の形からして
できればミャンマー国内の取材、
安全上の問題から断念するとしても
バンコクやタイ国境での
取材をおこなっていかないと、
本の根幹部分はできないのではということを
会も出版社側も明石氏に伝えました。
もちろん全ての経費は
出版社や会のサイドで見るというのが
前提の話です。
取材先についても会の側でコーディネーションを
行うことも前提で話しました。

僕はいまだによくわからないのですが
明石氏は
「ミャンマーには行かない。危険すぎる。」と
いわれました。
というか、言い張られ続けました。

明石氏はルポライターですが
しかしながら
万人の誰もが知るほどのルポライターでは
ありません。
我々の会に参加もしていません。
はっきりいって一般の方となんらかわりません。
組織ジャーナリストなら
所属会社でビザがおりないことも
考えられますが
普通にビザがおりる方が可能性が高いと思います。

どの程度取材するかによりますが
例えば、長井さんの狙撃地点がわかる
立橋の上に立つことや
泊まったホテルに泊まることくらいまでなら
当局の監視はつくことはあるでしょうが
たぶん大きな危険なく
ある程度までの取材なら
できるだろうとぼくらは判断しました。

しかしながら
「行かない」の一点張りです。
こちらも
「この人は長井さんのことをきちんと
取材するつもりがあるのか」という
疑念がもたげてきました。
しかしながら譲るべきところは
譲って、話をしなければとも思い、
長井さんが取材拠点にした
バンコクや
反軍政の拠点があるタイ・ミャンマー国境は
それでも最低取材しないというと
「それは行ってもよいのだけど」と
言いながらスケジュールがなんだのと
言い訳をし続けられ
一向に重い腰が上がる気配すらありません。

間違わないでいただきたいのですが、
取材費はすべてこちらが出すことは前提の話です。
取材先のコーディネートもこちらがする感覚です。
「こいつ本当にちゃんとやる気があるのか」
僕の中で疑念がさらに高まりました。

(この項続く)

アフガニスタンで殺害された伊藤さんが一周忌でした。

2009-08-24 11:33:21 | その他
ペシャワール会の
ボランティアの伊藤さんの一周忌が行われたそうです。
実行犯の一人は懲役二十年の
判決が下されていることを
初めて知りました。

やはり、報いは
適正に受けなければいけないと
改めて思います。

僕は本日まで海外で、
あすから東京で対応します。


==========================
アフガン復興支援中に殺害、伊藤さん一周忌
8月23日19時56分配信 読売新聞


拡大写真
伊藤和也さんの写真集を手にする母順子さん=鈴木毅彦撮影

 アフガニスタンで復興支援活動中に殺害されたNGO「ペシャワール会」(福岡市)職員の伊藤和也さん(当時31歳)の一周忌の法要が23日、出身地の静岡県掛川市で営まれた。

 伊藤さんは昨年8月26日、東部ジャララバード近郊で、武装グループに運転手とともに拉致された直後、銃で撃たれ、翌日に遺体で発見された。

 法要には、エクリル・ハキミ駐日アフガニスタン大使や、中村哲・ペシャワール会現地代表ら約50人が参列。母の順子さん(56)は「二度と私たちみたいな思いをする家族を出さないでほしい」とあいさつした。

 法要後、中村代表は「遺志を継ぐことが私たちの使命。和也さんの夢を果たすことを生きる目標に1年間過ごしてきた」と話した。伊藤さんが事件直前まで取り組んだ農業用水路が現地に完成したという。

 武装グループのうち、男1人が拘束され、今年5月、懲役20年の刑が確定している。

ニューズウィークに長井さんを称える記事が出ています。

2009-08-23 05:22:42 | 署名などの報告(会の活動報告)
フィガロのレジス・アルノーという記者が
ニューズウィークの日本版オンラインの
トウキョウアイというコラムに寄稿した
記事を見つけました。
日本に今いないので、現物を確認していませんが、
現在発売中のニューズウィークに
出ていると思います。
「長井さんに妻がいない」という事実誤認はありますが、
当会が長井さんの評価を求めて活動を
続けていることと、立場を同じくするものだといえます。
フィガロやニューズウィークといった
海外メディアで当たり前のことが
この日本の大手メディアの中で
通らないという現実と僕らはどう戦い続けるのか
(長井さんを直接評価せず、
フジテレビを評価する新聞協会の対応を思い出してください。
彼らはまともな対応をしていないままです。)
記事のタイトルとリンク先はこちら

「メディアのメタボ症候群と自民党の罪」
2009年08月19日(水)15時35分

http://newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2009/08/post-49.php

下記は長井さん部分のみ引用です。
====================================
日本には勇気ある調査報道記者が沢山いることも事実だ。ビルマで射殺された映像ジャーナリストの長井健司は、日本のロバート・キャパだと思う。それなのになぜ、それにふさわしい地位と名誉を与えられなかったのだろう。なぜ天皇は長井の妻に会わなかったのか。日本のメディアはなぜ業界としてこの英雄の像を建てなかったのか。彼こそはジャーナリストの鑑ではなかったか。メディア界は、長井が私たちジャーナリストすべてのために死んだのだということを理解しなかった。彼は私たちの名誉を守ってくれた。私たちの罪や妥協を、その血で洗い流してくれたのだ。
=====================================

こんな当たり前のことを
きちんと認める日本の大手マスコミの
ジャーナリストは
一体どのくらいいるのかを考えると
暗澹たる思いがしています。

バンコクで長井健司極秘取材関係者との対話と署名報告

2009-08-23 02:23:47 | 署名などの報告(会の活動報告)
既にチェンマイからバンコクに戻っています。

チェンマイで泊まっていたホテルを
チェックアウトするときに
タイ警察の車両が数十台も玄関に止まっていて
何事が起きたのかと思いましたが、
実は二日後に国王が泊まりに来るとの話でした。
国王の移動ともなれば
厳重な警戒が必要でしょう。万に一つは許されない世界です。

バンコクに戻って
一箇所くらい、少しは観光らしいことをするために
タイのシルク王、
ジム・トンプソンの家に行ったのですが、
おもしろかったのは
トンプソンがCIAの前身の組織出身であることや
マレー半島でなぞの失踪を遂げていることを
きちんと認識したことでした。
松本清張や中村敦夫の
小説の題材になっていて(どちらも未読)、
この失踪をノンフィクションとして
出来上がった作品が
僕も予備校で一回だけ英語の授業を聞いたことがある
べ平連の事務局長が
ベトナム戦争反対の流れを受けた感じで
翻訳していることを知りました。
観光というよりも勉強した感じです。

その後、深夜になって
バンコクのあるホテルのロビーで、
つい先ほどまで、
ある大物メディア関係者と
別件で接触していたのですが、
もともとの本題とは違う「長井健司」話になりました。

これはずいぶん昔の話で、
長井さんのミャンマーの一連の取材とは直接は
全く関係がないのですが、
ここタイの地で長井さんが極秘取材をおこなっていて
さっき、僕が話をしていたメディア関係者が
その経緯を良く知っていたということなのです。
この取材自体、
長井さんがこのころ何かをしていて
長期間日本にいないことは
僕は知っていましたが
その中身を具体的には知らず
なんとなく「東南アジアかな」と
思っていただけでした。
何をしていたのか
きょうまで僕は知りませんでしたが、
はじめて合点がいきました。
ここで書けることは
そのメディア関係者が漏らした一言です。

「長井をあの取材に関わらせたから
タイにはまって、もしかしたら
あのミャンマーの取材に行くことに
なったのかもしれないなあ」と。

そういえば、長井さんが
本当によくバンコクを行き来するようになった
きっかけを僕ははっきりとはわかっていませんでした。
それがこういう感じの取材からスタートしていたことを
可能性が高いことを知ると
改めて何事も繋がっているという感じがしています。

さて
東京からボランティアの街頭署名報告です。
==========================

●日・・・・・2009年8月22日(日)
●時間・・・13:30~15:30
●場所・・・・巣鴨地蔵通り商店街手前
           マクドナルド巣鴨店前
●署名数・・149名

今日はとても暑く、湿度も高かった為あまり
人の流れがありませんでした。

それでもこんなに暑い中、足を止めてくださる方が100人以上
いてくださったことは本当にありがたかったです。

今日参加のメンバーところでは、
ビルマの方のご家族が署名してくれて、
その後も署名ボードをもって
一緒に活動をお手伝いをしてくださいました。
お父さんが身振り手振りを加え懸命に
今のビルマのことを
メンバーに話してくれました。
とても実りの多い一日でした。
ありがとうございました。

東京はまだまだ暑いですが、
空は少しずつ秋の気配を感じさせてくれます。
長井さんの三回忌まで署名活動はあと1回となりました。


次回は9月13日に街頭署名を行う予定です。
=======================

ボランティアのみなさん、おつかれさまです。
署名を応じていただいた皆様ありがとうございます。

引き続き、よろしくお願いいたします。

バンコクは本日までで、
ハノイに向かいます。

今、バンコクにいます。

2009-08-19 01:54:32 | その他
今、バンコクにいます。

この地は長井さんが生前、もう一つの拠点に
していた場所です。

最近政情不安といわれるバンコクですが
強固な王政を国民が信奉する中で
日本に伝えられているタイ情勢とは
違うテイストを感じています。

経済活動はかなり活発で
ストップオーバーした
ベトナムのホーチミンとはかなり差がある様子です。
良くも悪くもかつての経済不安の教訓からか、
去年の秋からの
リーマンショックの悪影響が
少なかった国のひとつとされるタイ。
発展途上国を脱しつつあるこの国の現況は
すさまじいものがありますし、
東京以上のインターナショナルな街のあり方は
目を引くものがあります。
この国が親日国として
東南アジアでいることは
日本にとっては対中国も見据えた
アジア情勢の地政学的な切り札であることは
間違いないでしょう。

そして
この地で何を長井健司は考え過ごしたのでしょうか。
この地でミャンマー情勢を知り、どう思ったのでしょうか。
この地から飛び立ち、あの悲劇までの流れの中で。

長井さんがバンコクを選んでいなければ、
あの報道には飛び込まなかったであろうと
考えると不思議な気がします。

バンコク市内中心部のホテルですが
まるで四国の川べりにいるように
蛙の鳴き声がうるさく感じます。

僕は
朝になったら、チェンマイに飛びます。



2009.08.14東京署名報告とお盆時期の事務連絡の注意事項

2009-08-15 23:58:47 | 署名などの報告(会の活動報告)
ボランティアからの東京署名報告です。

==================================================

8/14(金)、巣鴨にて署名活動を行いました。

僕も今年はたまたま横浜におり、
毎年行っている地方の親戚のお墓参りに行けず
悶々としていたところでしたので、
ご先祖様の供養も兼ねて長井さんの署名活動を
急遽いたしました。

●時間・・・13:30~15:30
●場所・・・・巣鴨地蔵通り商店街手前
           マクドナルド巣鴨店前
●署名獲得数・・203名

土日の4の付く日に比べたら少ないですが、
それでも結構な人だかりでした。

30代くらいの女性が署名をしてくださり、
「子供たちにも」と言って、
近くのイスでご飯を食べていた
息子さん3人も署名をしました。
上は10歳から下は6歳くらいのお子さんでしたが、
皆力強く書いてくれました
(一番下の子はひらがなで)。

そのお母さんと僕で、
事件の内容についてわかりやすいように教えてあげると、
何となくわかった!という様な顔をしていましたが、
こういうお母さんに育てられれば、
きっとシッカリとした大人になるだろうと思いました。

非常に暑い日が続き、各地で天災が猛威を振るっていて、
大変な思いをしている人も多いと思います。
涼しくて平穏な日々(異常気象ではないという意味)が来て欲しいです。



==============================================
署名を頂いた皆さんありがとうございます。

ボランティアの皆さん、暑い中お疲れ様でした。
僕も近所の幼稚園児に長井さんのことを話しましたが
年長なら結構理解してくれます。

たのもしいです。

さて次回の署名活動の予定です。
(来週です)

《8月の署名活動》

●日・・・・・2009年8月22日(土)

●時間・・・13:30~15:30

●場所・・・・巣鴨地蔵通り商店街手前
マクドナルド巣鴨店前
(豊島区巣鴨3-31-7)

さてお盆ということもありますが
当会事務局は所用でこの日曜から一週間
国内におらず、東南アジア方面におります。
このため迅速な応対は難しいですが
FAXは別の人間が毎日確認しています。
メールもネット環境次第で東南アジアでも
随時確認しています。
(会のモバイルは持参しています)
このためお急ぎの方は
かならずFAXかメールをされますようお願いいたします。


また、例の「書籍」の件ですが
当初より版元である出版社が
大手出版社に具体的な対応をはじめていただいております。
当会もまた、具体的対応をすることになります。

皆様にはいろいろご心配をおかけしており
まことに申し訳ありませんが
ご理解のうえ、より一層のご助力をお願いいたします。

ミャンマーの核開発をどう考えるのか

2009-08-12 16:52:48 | その他
本日の朝日新聞の論説にもありましたが、
実際にミャンマー軍政が北朝鮮の協力の下、
核開発に取り組んでいるのならば、
ミャンマーの状況は日本の安全保障にも
大きく作用してくる可能性があります。
北朝鮮にせよ、ミャンマーにせよ、
独裁国家は特定の人間の意識状態が
国の政策に大きく影響しますから、
非常識な結論が次々出てくることは
常人には理解しがたいことです。
しかしながら、理解しがたい現実が
立ち現れることこそ、まさにそれが
現実そのものでもあります。

現実とはそういう過酷な物でありますし、
こうした無軌道な振る舞いを正せるのは、
実は強いパワーの実在かも知れません。

日本の外交が、有効性を
北にもミャンマーにも持ち得ないのは
圧倒的なリアルな
現実への感覚の訴求が乏しいことと、
圧倒的なパワーを持とうとしない
感覚にあるような気もします。

スーチーさんに対する判決にも
「頭が悪いなあ」としか思えません。
こんなことの理屈立てで、
しかも減刑に見せかける手口を使い、
軟禁を長期化させる感覚などで
民主化のロードマップを
歩んでいるはずもないことなど、
ふつうの人なら誰しも理解すると思います。


パワーをひけらかさない
オバマ政権下で
弱小な独裁国が荒手に出るのを見ると、
ホッブスの
「万人の万人に対する闘争」は
やはり本質的だなと思うわけです。

少し悲しいですが。

明石昇二郎氏について当会は断固たる措置をとります。

2009-08-07 00:44:42 | 署名などの報告(会の活動報告)
当会が長井さんの本を出版すべく長らく準備していた
経緯があります。
当会から取材資料、元データを準備し、
当会に著作権が存在する形で
本のプロデュースをし、
かって出版を進めていた経緯があります。

当会から仕事としてライターで明石昇二郎氏が
製作に携わっていましたが、
当会の方針と明石氏の作業が異なり、
当会が満足できるレベルの内容に
明石氏作業が達していない為、
当会は出版することを過去に断念いたしました。

当会と関係の深い人物の出版社がもともと版元でした。
ここから、明石さんには取材実費以外に相当額の
金額のお金がすでに支払われています。

また、そもそもこの本は、当会が著作者で、
その著作権を有する物で、
当会の編著で刊行される予定の物でした。
明石氏の著作として刊行される予定で
製作されたものではありません。

しかしながら、意味不明ですが、
明石氏が原稿を第三者に持ち込み、
ある新聞系の出版社が一時出版しようとした
経緯がこれまでありました。
しかしながら、当会が再三再四、本の出版について
ならびに著作権について、
当会が権利を有していることを説明し、
新聞社系の出版社は、出版を断念したいきさつがあります。

ここにも当会は
ものすごく無駄なエネルギーを費やしました。
本来すべき長井さんのカメラを取り戻す活動に
大きな支障になりました。
ものすごい迷惑でした。

この経緯を通じて
私は明石氏を一生許すことはできません。

少なくともこの経緯で、
本人が権利を有していないことは
本人自身も認識しているはずです。

にもかかわらず、当会と何の事前の交渉もなく、
神保町にある大手出版社より
出版を企てていることが本日判明しました。

当会は明石氏の
度重なる暴挙を許すことは出来ませんし、
彼の社会常識を
大きく逸脱した行為を許す訳にはいきません。

単純に言えば下請け仕事を満足に出来なかった
ライターが
勝手に出版しようとしているということです。
データの大半もこちらから提供しています。

しかももともとの会社から
相当額の金額は彼に支払われています。

この件は当会の運営上、
実は大きなトラブルのうちの
一つとなっていて、
当会でも長らく苦慮していた問題です。

僕は相当苦しみました。

前回の新聞社系出版社の判断状況を踏まえて、
通常の感覚ではやらないであろうことを
彼がやり続けることに激しい憤りを覚えています。

当会は本来このような内情を具体的に皆さんに
お伝えするつもりは
ありませんでしたが、
明石氏の暴挙がとどまるところを知らないようである為、
当会としては断固として
処置をとるほかはないと考えております。

僕自身は明石氏を長井さんの本の製作に
携わらせる判断をしたことに、
自らの不明を恥じています。

長井さんの署名に応じていただいた皆様や
ボランティアの皆さんには大変申し訳なく
思っています。

本当にすいません。