今回の北ミサイルに関連して、原発リスクなども含めて、メールマガジン177号で昨夜詳しくお伝えしました。読みたい方は今からでも、お問い合わせください。僕の情報発信、重要部分はメールマガジンになっていますから。
木下黄太メールマガジン(原則月4回金曜配信)
最新177号
【 北朝鮮ミサイル発射を過小評価する人々への警告、強硬な安倍政権で安全保障リスクが減ると思い込む人々の無知 】
【 北朝鮮ミサイルリスク顕在化でも原発を再稼働する日本政府、常識による運転停止の申し立てを黙殺するマスコミ 】
申込&問合せ⇒http://www.hoshanobogyo.com
ネットをまともに読むと、頭のおかしい、もしくはそうした人々を商売のターゲットにした情報にあふれている事は、本当に気持ち悪い話です。
そういう人々が北朝鮮ミサイルに関して、今一番話していることは、安倍総理が発射前夜に限って公邸に滞在していて(通常の夜は私邸に帰っている事が多い)、事前に発射を知っていたのではないのかという内容です。
まともな人なら、米韓の情報網から、北朝鮮の動きが一定程度捕捉されていて、明日可能性が高いという分析が総理に上がっていて、それで本人は公邸に留まったのだろうと普通に思います。そもそも総理は頻繁に私邸に戻るのでなく、基本的に公邸で居るべきですから、そういう対応そのものをきちんとすべきというのは、至極真っ当な話です。
しかし、話はすり替えられます。
冗談で「安倍総理の都合よい時に、北朝鮮はミサイルを発射している」と言うなら理解はできます。冗談なら。
しかし、安倍総理は統一教会関連で北朝鮮とつながりがあり、このミサイル発射は茶番劇なのだとか、安倍総理の窮地を助けるために北朝鮮はミサイルを発射しているなどというネット上の世迷いごとを見て、更にそんな言説を一定程度受け入れているネット住民を見ると、あまりにも低レベルな人々が多数な、おぞましい光景が見えるだけです。
安倍総理と統一教会の関係については、反統一教会の活動をしている弁護士や反カルト取材をしているジャーナリスト仲間との話でも、普通に話題として出ます。御本人が現在、どこまで関係があるのかは不明ですが(本人が親密な関係であると示す傍証は殆どありません)、過去に関連団体に祝電を打っていることもありますから、選挙関連も含めて何一つ関係がない状態とは思いません。しかし、この統一教会を経由して、北朝鮮の現体制中枢と安倍総理が密接に繋がっている状態があると、少しでも思っている反カルト系の弁護士やジャーナリストはほぼいないです。
そして、「安倍氏を救うために金正恩氏がミサイル発射をさせる」などと言うことなど、まともな知見がある人々の間で、まともな状態で一度も話に出たことはありません。もしも、安倍氏がそんなことを裏でしていたら、日米関係、国連などの関係が何もかも崩壊します。そんなことをするメリットも安倍総理に全くないし、そこまでの国際的ネットワークが安倍氏周辺に存在すると考える方がどうかしていると思います。そもそも安倍総理の能力を冷静に考え直せば、自ずと答えは直ぐにでます。
安倍総理の政治スタンス、安全保障への姿勢、憲法観、アベノミクス、加計スキャンダル等は大きな問題と僕も思いますし、だからといって事実と全く違う話を流布させて良いとは思えません。
完全な嘘か妄想です。
こうした頭のおかしい人々の妄想、更にお金を稼ぐための嘘が跋扈していて、その妄想や嘘の方が、北朝鮮ミサイルリスクという現実に直面しなくて済むから、意識がなだれ込む愚かな人々が多数のネット住民という事です。
これは、非現実的閉鎖的ネット集団において、ある種の集団的な病と考えるべき話です。こんな愚かな対応を続ければ、彼らは、まともな社会的行動は微塵もできないだろうと僕は強く思います。9.11はアメリカによる陰謀でツインタワーを破壊したのだという話と同じ、最低の輩たちが、日本でも跋扈し続けています。頭のおかしいネトウヨを笑うことは残念ながらできないと思っています。
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明日31日の東京新聞特報面は参照されて下さい。