「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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11/6(水)ロンドン大学SOASでの講演が教室確定。バンダジェフスキー博士DVDネット申込終了間近。

2013-10-31 15:17:45 | 福島第一原発と放射能

 【11/6(水)木下黄太 講演 IN ロンドン】 

 「原発事故と、フクシマ後の放射能問題について」 

  場所:SOAS - University of London Thornhaugh Street, Russell Square, London 

 ※午前と夕刻の2回開催。 

 午前の部  FG 01 室

 日時: 11月6日(水)10:00 開場  10:30~12:30 

 午後の部   G 51 室

 日時: 11月6日(水)18:00 開場  18:30~20:30 

一日二回開催で、部屋がそれほど大きくないため、主催サイトより予約してほしいそうです。

主催者意向で入場はFreeだそうです。カンパ歓迎。 

予約申込・詳細⇒⇒http://januk.org/campaign.html  

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最終!残りは数枚⇒【50枚限定! バンダジェフスキー博士講演DVD販売最終募集】  

 結局、DVDキャンセルの枚数が総数で30枚を超えており(二次募集でも一割以上がキャンセル)、重複注文などもあわせて、残存が50枚はあったため、インターネットでは最後の予約注文としています。残りは数枚で、まもなくネット申込は終了します。

 申込先⇒ http://my.formman.com/form/pc/MlyGAkw8YHAI9oUe/

  DVD申込の詳細や注意事項は⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/

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注意! 本日締切のパブリックコメント!

「放射性物質の常時監視に関する検討会の報告書(素案)等」に対する意見の募集(パブリックコメント)はきょう(10/31)までが締切です。

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=17221
平成25年10月8日
「放射性物質の常時監視に関する検討会の報告書(素案)等」に対する意見の募集(パブリックコメント)について(お知らせ)

【電子メールの場合】
電子メールアドレス:jyoji-housha@ env.go.jp
<都道府県知事が行う大気汚染に対する常時監視に係る事項>

放射性物質の常時監視に関する検討会の際に使用した資料については、環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/air/rmcm/conf_cm.html)をご覧ください。



【速報】富山ガレキ阻止、県警が母親達に一斉任意聴取要請、要警戒。放射性物質常時監視パブコメ本日締切。

2013-10-31 01:14:15 | 福島第一原発と放射能


【速報】

 富山ガレキ阻止に絡んで、富山県警による一斉の任意聴取の要請が行われ始めるなど、おかしな動きがおきています。富山市長がトップの組織が、ガレキ阻止でトラックの前に居ただけようなお母さんたちに「威力業務妨害」での「刑事告訴」してまもなく一年になろうとしています。一年の節目で、形式上の事件処理の為に行っている可能性もありますが、念の為、全国の皆さんで警戒をした方がよいとおもいます。


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最終!残りは5枚⇒【50枚限定! バンダジェフスキー博士講演DVD販売最終募集】 

 

 結局、DVDキャンセルの枚数が総数で30枚を超えており(二次募集でも一割以上がキャンセル)、重複注文などもあわせて、残存が50枚はあったため、インターネットでは最後の予約注文としています。これが終われば、ネット注文は、完全に終了です。残りは5枚です。

 

申込先⇒ http://my.formman.com/form/pc/MlyGAkw8YHAI9oUe/

 

 DVD申込の詳細や注意事項は⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/


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注意! 本日締切のパブリックコメント!

「放射性物質の常時監視に関する検討会の報告書(素案)等」に対する意見の募集(パブリックコメント)はきょう(10/31)までが締切です。このブログ記事の一番最後に、リンクや提出先を載せています。ご確認下さい。


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バランス 2013-10-30 12:19:57 在留邦人 

叩かれていますが、私はtentativeさんの意見に同意できる部分もあります。

放射能汚染の真実を伝え世界から原発がなくなることを切に祈るものではありますし、そのために海外での講演は、応援しています。

要は、『伝え方』の問題なのだと思います。

公的な立場の人も含め、多くの日本人が、
『日本って本当にだめだから、外国になんかいってもらおう』
『こんな国滅びてしまえばいい』
『日本人でごめなさい』

という、他国ではありえない自虐思考に基づいた言動を海外でしています。

海外、外人コンプレックスに基づいた卑下する精神なのか、自国への嫌悪が染み付いてるのかわかりませんが、日本国内では普通?なんでしょうが、一歩日本の外に出たら、百害あって一利なしです。

結果として、目的とするものが、何も得られないどころか、
反日国(あるいは日本を金づるだと思っている国)に『ネガティブキャンペーン』にいいように利用され、賠償金をたかられるのが関の山なのは、過去を見ていても明らかです。

私はまだ木下さんの講演に伺ったことがないので、木下さんがどのようなトーンで話されるかも知りませんし、愛読者であるので木下さんを批判する気もありません。

コメントを見ていて思わず?と思い書いているだけなので、誤解しないで下さい。

一般的に海外では、日本国内でまかり通る自虐トーンを基調とした発言は、厳に慎むべきなのは、自明です。

汚染の事実の伝達と、原発廃止運動は、自虐トーンなしで出来ます。

反原発の人間は反日左翼、という、原発推進派のレッテル張りに利用されるのにうんざりしている、(しかし実際にそういう傾向にあるのも実感し暗澹としている)、一人の愛国者からの感想です。

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 僕がコメント欄にずっと気分が重いのは、こういう人間として、駄目な部分をあからさまにしてくるものを何度も何度も読まないとならないからです。色んな人の物を。事例の報告とか、実際にこういう行動するというのではなく、その人の心の闇の様なものを読み続けなければならないと言う事です。

僕はこのコメントを読んで、その人の意識の水準の低さに気分が悪くなっただけです。なんじゃい、これは。それだけです。怒っているというよりも呆れています。だから次のように簡単に記しました。

在留邦人さんへ 2013-10-30 13:50:31 木下黄太
甘いと思います。
自虐の話なんかどうでもよいです。

というかこの場合は、諸外国に迷惑をかけているのは、明らかで謝るしかありませんよ。

根本的に。

それから、被曝回避をする人が反日左翼なんて話は、推進側も言いません。
頭は大丈夫ですか。

こんな国に滅びてしまえばいいなんて思いません。でも滅びるかもしれません。実際はそんなところです。

どこのどういう賠償金の話ですか。

しかも僕が講演するのは、英国です。

あなたが書いているのは、近隣国、特に中韓に対しての差別意識に満ち溢れています。

あなたはどこの国に本当はいる人ですか。
今まで、ここにコメントをしたことがありますか。

名乗れる勇気があるなら、僕にメールしなさい。
あなたの意識が何がおかしいのか、更に言いますから。


実際にこの人は、僕にメールしてきて、反駁をされてきました。それは、まだしもと思います。しかし、読んでいただくと分かりますが、愛国者と言って、「一般的な自虐トーンは慎むべき」「反日国(あるいは日本を金づるだと思っている国)に『ネガティブキャンペーン』にいいように利用され、賠償金をたかられるのが関の山」というような価値観でこの人が生きていることは明らかです。それを平気で表明する方です。

そうしたことを、ブログのコメント欄で書くことが、社会人として如何に問題がある意識なのか、そんなことも分かっていません。僕に言わせれば、そうした国が存在する国際的なリアルがあるなら、それを声高に言って排除することの方がろくなことになりません。こんなことを声高でいう意識には決定的に問題があります。

しかも、今回のイギリス講演は、そもそもそんな流れでもありません。むしろ原発推進の勢いが強いイギリスです。しかも、チェルノブイリ被害も少なく、放射能に意識の弱い国です。話の根幹から成立していません。こちらのロンドン講演に対しての元々妨害的な意味合いで投稿している工作員的な話(tentativeというハンドルネームのコメント)に乗っかって、こういう投稿をすること自体、全体の話の流れも読めていないことは明らかです。

この人は、その後のメールで、僕が怒っていると思っていますが、そうではありません。軽蔑しているだけです。怒る価値もありません。呆れているだけです。

このところのワクチンの話もそうなんですが、僕はリスク管理を、リアルに見て妥当に考えることを言っているだけで、そこで狂ったようにワクチン拒絶、予防注射拒絶ばかりいう人達が一定数いるのが、あからさまになっているのを見て、まずいと考えました。ある意味、あのテーマが馬鹿発見器になった思っているのは、僕の本音です。医学的に最低限は必要な前提も全て認めないとなると、文明社会に暮らすことすらおかしいです。こんな話は成立しません。こういう人々が被曝回避の中に一定数いることは、本当に僕には修行です。道は極めて険しいと実感するのは、敵に対してではありません、味方に対してです。これは、僕にはつらいことです。非常に気持ちが重くなり、更にこの社会を変えていける可能性が下がっていることを実感するだけです。厳しいです。

 僕は殆ど、ブログコメント欄の運用は、皆さんの感覚とは違って、他者の心の闇を我慢して見続ける修行として捉えています。そうでも考えないと、僕に有用な事は殆ど何もありません。特に酷いのは、懸念をしていた人々が、三年という時間の経過の中で、その被曝懸念だけは大きく変らないものの、人としての他の意識が緩んだり、その人の意識の根底にある違うおぞましいものが噴き出ていることです。これは、コメント欄のみならず、ツイッターやFB、他のネット上でもこういうものに直面させられています。多分、お金や生活が困っていること、まわりとの心理的バランスを保てないことなどで、元々あった気質が悪化しているのだろうと推察しています。その人の見えていた本質がよりひどく見えているケースもあれば、見えていなかった本質が剥き出されていることもあります。自分が本質的に知らない圧倒的多数の人たちのこうした意識を見続け、読み続ける立場に僕はいます。

コメント欄はその人間がどう愚かなのかを顕現するシステムで、僕にはそれを読み続ける修行システムです。

僕は活動を通じて、本当に信頼できている人もごく少数ですし、ブログの読者にも、全く油断もしていません。そういう心でいても、なんというか、どんどんレベルの低い、あさましい意識を見せ続けられていると、本当に気分が重くなります。解脱まではできていませんから。しかも、こうした感じの人が、バンダジェフスキー博士の講演や、今回のウクライナ調査やロンドン講演など、すこし大きなイベントがある際に、吹き上がってくることは、ただの偶然ではないのだろうと意識しています。僕に負荷が掛っている時に面白い様に発生しますから、これも僕には修行なのだろうと。しかし、この生産性のない修業から、次が何か見えてくることも殆どないであろうとも思います。絶望の上にも絶望という流れをどう考えるのか、それが僕に課されたテーマではありますので、致し方ないのですが。

 

「追記」

 ただし、こうした問題は、ブログコメント欄があることで、僕は過剰に意識させられているため、それが本質的に意味があるのかをずっと考えています。というか、現在、やはり有益な投稿は圧倒的に少なく、コメント欄が本質的には機能していないとやはり思います。コメント欄を続けろという方たちは、ここでそんなに今、有効な投稿が多いか、事実が多いか、冷静に考えて下さい。こんな差別意識むき出しの話を「愛国心」と称してくるような類のものを読むことが適切なのでしょうか。僕には積極的な価値を見いだせないです。何人かの人と話しましたが、結局、身の回りにおきていることの簡単な事の報告場所として、機能していれば、コメント欄は意味があるけど、そうでないからブログのコメント欄は読まないという人も何人もから話を聞いています。これは妥当性が高いです。どうでもよい意識のゴミ捨て場になっていると思いますから。他者には、単なるマスターベーションです。気持ち悪いんです。

 

 

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 とにかく一義的に僕への情報はメールで、投げるべきかどうかを迷っていてもメールへ、あなたが、相談したい類の話も一律メールで投げて下さい。  

 

 僕のメールアドレス⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

 

 

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【11/6(水)木下黄太 講演 IN ロンドン】 

 

「原発事故と、フクシマ後の放射能問題について」 

 

 場所:SOAS - University of London Thornhaugh Street, London 

 

※現在会場の部屋は調整中。午前と夕刻の2回開催。 

 

午前の部

 

日時: 11月6日(水)10:00 開場  10:30~12:30 

 

午後の部 

 

日時: 11月6日(水)18:00 開場  18:30~20:30 

 

主催者意向で入場はFreeだそうです。カンパ歓迎。 

 

詳細⇒⇒http://januk.org/campaign.html 

 

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http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=17221
平成25年10月8日
「放射性物質の常時監視に関する検討会の報告書(素案)等」に対する意見の募集(パブリックコメント)について(お知らせ)

 「放射性物質の常時監視に関する検討会の報告書(素案)等」について、広く国民の皆様からご意見をお聴きするため、平成25年10月8日(火)から10月31日(木)までの間、パブリックコメントを実施いたします。
1.経緯

 平成25年6月21日、「放射性物質による環境の汚染の防止のための関係法律の整備に関する法律」(以下、「整備法」といいます。)が公布され、大気汚染防止法及び水質汚濁防止法が改正され、国民の健康及び生活環境の保全の観点から、環境大臣が放射性物質による大気の汚染や水質の汚濁の状況について省令で定めるところにより常時監視し、その状況を公表することとされました。このことを踏まえ、当該常時監視の方法等について有識者からなる検討会を設け、技術的検討を行っているところです。
 今般、同検討会の報告書(素案)が取りまとめられたことから、本素案並びに大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の改正に伴い省令で定める必要のあるその他の事項について、意見の募集を行うものです。
2.概要

(1)放射性物質の常時監視に関する検討会の報告書について

 放射性物質の常時監視に関する検討会の報告書(素案)(掲載資料1)について意見を募集するものです。
(2)省令で定める必要のある事項について

 上記(1)のほか、「大気汚染防止法施行規則及び水質汚濁防止法施行規則の一部を改正する省令案の概要」(掲載資料2)に記載の省令案について、意見を募集するものです。
3.省令の改正期日

 平成25年12月中を予定。
4.意見募集要項

(1)意見募集対象

 放射性物質の常時監視に関する検討会の報告書(素案)等
(2)募集期間

 平成25年10月8日(火)~平成25年10月31日(木)
 (郵送の場合は、平成25年10月31日(木)必着とさせていただきます。
(3)提出方法

 次の様式により、郵送、ファックス又は電子メールのいずれかの方法で提出してください。
 なお、電話での御意見はお受けしかねますので、あらかじめ御了承ください。
(意見提出様式)
[宛先]
[氏名](職業)(企業・団体の場合は、企業・団体名、部署名及び担当者名) 
[郵便番号・住所]  
[電話番号]
[FAX番号]
[意見]<該当箇所>
<意見内容>
<理由>(可能であれば、根拠となる出典等を添付又は併記してください。)  
(4) 意見提出先

<環境大臣が行う放射性物質による大気汚染に係る常時監視に関する事項>

【郵送の場合】
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2環境省水・大気環境局大気環境課
【ファクシミリの場合
】FAX番号:03-3580-7173
【電子メールの場合】
電子メールアドレス:jyoji-housha@ env.go.jp
<都道府県知事が行う大気汚染に対する常時監視に係る事項>


放射性物質の常時監視に関する検討会の際に使用した資料については、環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/air/rmcm/conf_cm.html)をご覧ください。





世界の反核医師団が憂慮すべき10の問題があると指摘する、国連総会へのフクシマ報告書。

2013-10-30 14:16:23 | 福島第一原発と放射能

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最終!残りは10枚【50枚限定! バンダジェフスキー博士講演DVD販売最終募集】 

 結局、DVDキャンセルの枚数が総数で30枚を超えており(二次募集でも一割以上がキャンセル)、重複注文などもあわせて、残存が50枚はあったため、インターネットで最後の予約注文をしています。これが終われば、ネット注文は、完全に終了です。残りは10枚です。

申込先⇒ http://my.formman.com/form/pc/MlyGAkw8YHAI9oUe/

 DVD申込の詳細や注意事項は⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/

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 下記は、国連の放射線に関する科学委員会が、今月出したフクシマ報告についての見解です。見解はいくつかの医学関連でこの事態を懸念する人々が出しているものです。内容は、多岐にわたり大量にあるため、指摘している問題の見出しと、最終結論のみ、引用します。更に知りたい方は、引用先サイトに伺ってください。

http://www.fukushima-disaster.de/fileadmin/user_upload/pdf/japanisch/Ausfuehrlicher_Kommentar_zum_UNSCEAR_Fukushima_Bericht_2013__Japanisch_.pdf

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『原子放射線の影響に関する国連科学委員会

(UNSCEAR)の国連総会への2013 年 10 月フクシマ報告書についての注釈付き論評』

 

社会的責任を果たすための医師団(PSR)、米国
核戦争防止国際医師会議(IPPNW)、ドイツ
社会的責任を果たすための医師団/核戦争防止国際会議、スイス
核戦争防止医師協会、フランス
核戦争防止医師協会、イタリア
人類の福祉のためのナイジェリア医師会、ナイジェリア
社会的責任を果たすための医師団、マレーシア
オランダ医学戦争学協会、オランダ
Independent WHO−原子力と健康への影響
2013 年 10 月 18 日

 

 考慮すべき 10 の問題
1) 日本でより大きな大惨事を防いだ主要因は風向きだった
2) 原子力災害は進行中であり、放射性物質を放出し続けている
3) 放射性物質の放出と放射線への被ばくの推定は、中立的な情報源に基づくべきである
4) 福島産の農作物の推奨は、放射線被ばくのリスクを増加させる
5) ホールボディーカウンターは、内部被ばく量を過小評価する
6) 東電の作業員の線量評価は信頼できない
7) 胎児の放射線への特別な脆弱性が考慮されていない
8) 甲状腺癌や他の癌は何十年もモニタリングする必要がある
9) 非癌疾患や放射線の遺伝的影響も、またモニタリンングされるべきである
10) 放射能フォールアウトと自然放射線との比較は誤解を招く

 

III) 結論

UNSCEAR の国連総会への報告書は、「リスクモデルによる推定は癌リスクの増加を示唆するが、放射線誘発性の癌は、現時点では、他の癌と区別がつかない。ゆえに、この集団における、事故による放射線被ばくのせいである癌発症率の識別し得る増加は予期されない。」と述べている。癌には何由来かというラベルが表示されていないので、これは、確かに正しい。しかし、電離放射線が発癌物質であり、人間や動植物の健康に独特のリスクをもたらすのは周知の事実である。電離放射線への長期にわたる低線量の被ばくの影響についての 15 カ国の合同コホート研究90では、520 万人年の追跡調査が行なわれたが、放射線量と線量に依存した癌死の増加に、有意な関連が見られた。
また、一定の放射線量から癌の発症率と死亡率を予測する方法が確立されており、国際的に認知もされている。米国科学アカデミーの電離放射線の生物学的影響に関する諮問委員会は、BEIR VII リポートで、放射線損傷には閾値が存在せず、ごく微量の放射性物質でさえも体組織の有害な損傷や遺伝的突然変異を引き起こすと証明した。故に、大集団における低線量放射線被ばくは、小集団における高線量放射線被ばくと同様の影響を起こす。標準的な国際 BEIR VII 線量リスクモデルを用いれば、10,000 人の集団への平均 1 mSv の被ばくの結果、1 人が発癌することになる。これは、10人への 1,000 mSv の被ばくと同様であり、この場合も結果として 1 人が発癌の過剰ケースとなる91。最後の章で述べた通り、WHO のフクシマ健康評価は、これの 2 倍のリスク係数が用いる強い論証となっている。

日本における特別の状況に適用すると、この科学的事実は、明確な結果を示す。フクシマ原子力災害による日本のほとんどの住民での過剰な放射線被ばくは比較的少ないようにみえるが、この過剰の放射線被ばくを受ける人数が大変多いと言うことは、この集団で予測される癌の過剰発生が最大数になると言うことになる。チェルノブイリ事故後に WHO に関連した国際ガン研究機関が研究を行い、2006 年に国際がんジャーナル誌で論文を発表したが、この研究92では、チェルノブイリから放出されたヨウ素 131 への被ばくにより、欧州で甲状腺癌の過剰発生が 16,000 件起こるだろうと計算した。これらの地域では、個人の平均生涯被ばく量はわずかにみえるかもしれないが、最終的には、これは確率的問題であり、人々は、個々の癌と放射能フォールアウトとの因果関係が分からなくても、チェルノブイリ災害の結果として癌を発症したことになる。
数字で比較すると、特に比較的高い日本のベースライン発癌率93(年間 10 万人の内、約 494 人が新規診断、あるいは、対数では、2000 年から 2008 年の間に、すべての年齢層と性別でのすべての癌において、約63万の新規診断)と比べると、フクシマの放射能フォールアウトによる癌の過剰発症は、重要ではないとみえるかもしれない。しかし、個人の観点から見れば、癌の症例はたとえひとつでも多過ぎるのであり、そして我々医師は、癌がその人の身体的および精神的健康および家族全体の状況にもたらす悲劇的な結果を知っている。「被ばくした人達での、放射線由来の健康影響の発症の識別し得る増加は予期されない。」と述べて、フクシマ原子力災害の何千もの家族にとっての怖ろしい影響を単なる統計学的問題に狭めてしまうのは皮肉である。その代わりに、より中立的なデータを使用し、被ばく線量推計につきものの不確かさを認めて指摘し、特定の集団においては脆弱性が高いことを考慮し、可能性のある被ばく線量の範囲全体を発表し、進行中の放射能放出の最新データを取り入れることにより、UNSCEAR は、これから数十年の間に放射能フォールアウトからどのような影響が予期されるかという現実的な状況を描くことができるはずである。これには、チェルノブイリ原子力災害の影響を受けた集団でも見られている、甲状腺癌、白血病、固形癌、非癌疾患や先天性奇形などすべての疾患に関する予測だけでなく、さらに、原子力災害が全国民にもたらした精神的および社会的影響の評価も含まれるべきである。この件に関しては、精神的影響は、圧倒的に、放射能汚染とそれによって必要となった避難の結果の社会的混乱と崩壊のせいであり、原子力ロビーが度々示唆するような、放射能に対する過剰な恐怖心や、被ばくのリスクに伴う恐怖と負のレッテルのせいではない。

いわゆる、国家の原子力、特に原子力発電を中心とする原子力の平和利用への「不可譲の権利」は、世界中の人々を無差別に放射能汚染のリスクにさらすことを伴う。それは、将来の世代の健康と権利を蝕み、核兵器拡散に向けての手段を提供することにより、核戦争の危険とその破壊的・人道的影響を増大させる。安全で再生可能なエネルギー源への移行は、人権と健康を促進することができる。日本の原子力発電所を永久停止することは、日本国民にとってのさらなる破滅的な放射能放出のリスクを、現在と将来にわたって軽減するのに最も効果的な方法である。フクシマでの大半の放射能フォールアウトが、東京のような大都市部でなく海に流れたことは、日本国民にとって幸運なことだったと言うべきである。
しかし、フォールアウトが大都市で起こると言うことはあり得たし、日本が、原子力エネルギー生産からの段階的撤退を国のエネルギー政策指針として既に宣言した他の国々の後に続くことを選ばない限り、将来においても起こり得る現実的なシナリオであり続ける。日本が震災以降 2 年以上もの間、ほぼ全部の原子炉が予期なく停止された状況下において電力不足の回避に成功したことは、これが実行可能であることの証明である。
原子力災害に影響された人々の健康を主に懸念している医師として、我々は、国連総会と日本政府に、被ばくした住民には、これ以上の被ばくからの防護が必要だと認識するように勧告する。日本が大きな国際的支援なしでこの惨事をコントロールできないであろうことは明らかになった。故に、今後の膨大な作業には、外部の専門的意見が含まれるべきである。最も重要なことには、炉心損傷した原子炉と使用済み核燃料プールからの進行中の放射能放出を最小限に留めるだけでなく、将来のより大きな放出を防ぐためのさらなる努力が必要である。また、放射能汚染された市町村に居住し、汚染が少ない地域に移住したい若い家族達への移動サポートおよび経済的支援も、将来の健康影響リスクの軽減に役立つだろう。

日本のほとんどの都道府県においての効率的な癌登録制度と、長期的な健康影響の評価に使える被ばく量推計値を伴う、被ばく者の包括的な登録制度の、どちらも存在しないと言う事は、多くの可能な影響が検知されないままであるかもしれないことを意味する。政府が放射能汚染による将来の健康影響をモニタリングして対応する気が本当にあるのなら、そのような登録制度が設置されるべきである。
福島県民にとって、健康影響が予期されないという主張や安心感は、何の助けにもならない。必要なのは、正しい情報、健康モニタリングや支援であり、何よりも、住民の不安や懸念をきちんと聞く耳である。UNSCEAR 報告書の著者らは、汚染地域の住民達への将来的な治療や支援を減らす可能性を持つような報告書を草案する前に、自ら汚染地域を訪問し、住民と話をすれば良かったのかもしれない。それを変えるのには、まだ遅くない。国連総会と日本政府においては、アナンド・グローバー氏の福島県での経験についての報告書を検討し、彼の建設的な提言を留意するように願いたい。多分、そうすれば、健康と幸せと保てるような生活水準への権利を、福島県民が取り戻すことができるであろう。
我々が放射線被ばくの真の影響を理解することは、放射能フォールアウトを受けた人達全員が適切な医学的モニタリングを受けるためには、大変重要なことである。最終的に問題となるのは、健康と幸せを保てるような生活水準へのすべての人間の普遍的権利なのである。これこそが、原子力災害による健康影響の評価においての指針となるべきである。

「人間の命が 1 人分でさえも失われるということ、あるいは、赤ちゃんが 1 人でも奇形を持って生まれてくるということは、例えその赤ちゃんが、我々が皆死んでしまったずっと後に生まれて来るかもしれなくても、我々全員にとって重要なことであるべきだ。我々の子供たちや孫たちは、我々が無関心を装ってもよいような、単なる統計ではない。」
ジョン・F・ケネディー、1963 年 7 月 26 日

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 とにかく一義的に僕への情報はメールで、投げるべきかどうかを迷っていてもメールへ、あなたが、相談したい類の話も一律メールで投げて下さい。  

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【11/6(水)木下黄太 講演 IN ロンドン】 

「原発事故と、フクシマ後の放射能問題について」 

 場所:SOAS - University of London Thornhaugh Street, London 

※現在会場の部屋は調整中。午前と夕刻の2回開催。 

午前の部

日時: 11月6日(水)10:00 開場  10:30~12:30 

午後の部 

日時: 11月6日(水)18:00 開場  18:30~20:30 

主催者意向で入場はFreeだそうです。カンパ歓迎。 

詳細⇒⇒http://januk.org/campaign.html 

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被曝懸念と感染症防止から、ワクチンや予防接種の全面否定はありえません。カルト団体に注意して下さい。

2013-10-29 15:20:20 | 福島第一原発と放射能

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最終!残りは13枚⇒【50枚限定! バンダジェフスキー博士講演DVD販売最終募集】 

 結局、DVDキャンセルの枚数が総数で30枚を超えており(二次募集でも一割以上がキャンセル)、重複注文などもあわせて、残存が50枚はあったため、インターネットで最後の予約注文をおこないます。これが終われば、ネット注文は、完全に終了することにします。残りは13枚です。

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 放射能のことに関して、色んな意味で政治的な動きが強いのは、原発を持ち込まれた経緯、軍事的なパワーゾーンとして、放射能が考えられていたためであって、こうした極端な話が、世の中の全てにわたって蔓延しているわけではありません。陰謀史観的な言説というのは、ある種の趣味のように、陰謀史観を唱える人々にとっては、楽しむ話であって、そんなものを自分の生きる指標にしたら、何もかもが瓦解する可能性を秘めている中身です。

実はワクチンに関しての話は似た様な事と思います。

僕は感染症の防止に関して、基本的にワクチンの接種を推奨するというごくあたりまえの立場です。

これは昔から変わっておりません。

 僕は一貫して、必要なワクチン、予防接種はすべきという立場です。あきらかに問題が指摘されている子宮頸がんワクチンの様なものは除きますが、全てが同種のワクチンや予報接種とは考えていません。被曝で免疫が落ちている現況を推測すると、予報接種的な意味合いのワクチンを一般的に否定する方がおかしいです。被曝を懸念する人々の中で、こうしたワクチンや予防接種全面否定する極端な人々には、異論を唱えますし、全く僕とは立場が違います。こういう愚かな思考は、決定的なリスクを招く危険性があります。

 被曝ということで、体の免疫が低下している場合に、当然のことながら、感染症のリスクは増大しています。このリスクは下げた方が良い。このためには、必要なワクチンや予防接種はするべきという立場です。簡単な感染症が、死のリスクに跳ね上がることもありますから。油断はできません。

 勿論、被曝で極端に体の不調がある場合には、その時点のワクチン接種は控えるべきという議論はあるとは思います。これは、体調不良の場合にワクチン接種すべきではないという一般論と大差はありません。

 この件に関連事項ではありますが、以前、国立感染研の堀という人間が、風疹の件で、ツイッターで絡んできたことがありましたが、僕は一貫して、風疹に関しても、まずワクチンするべきという立場を話しています。風疹対策でワクチンするなという選択肢は全く話していません。それなのに、本人は医師ではない、この女性の役人は、被曝により「免疫」が落ちている趣旨の発言を風疹に関しても僕がしていることと、ワクチンの予防接種により体に影響させるという狭義の「免疫」の事を変に絡めていました。被曝による身体影響を僕が懸念していることに「免疫」という用語を使っていることと、狭義の予報接種による「免疫」ということをごちゃごちゃにして、揶揄こめて、中傷してきたのが根幹と思います。要は被曝影響の話を言及することへの、おかしな立場からの中傷です。僕は風疹のワクチン接種すべきと話しているのに。

 こうした話に、彼女の肩書を使えると考えて(露骨に国頼みの構図ですが)、そのツイッターのどうでもよいやりとりに依拠して、工作員と林久義が露骨な攻撃を仕掛けてきたこともありました。馬鹿や心のおぞましい輩には、心底、溜息が出ます。

 僕は感染症に対しても懸念しているし、被曝にも懸念しています。その両方に懸念して、対処法を述べているだけで、特段に医学的に奇妙な事を述べてはいません。多分この話の背景には、被曝を懸念する人々と、ワクチンや予防接種を否定する人たちが、言説が似通り、重なる人々も多く、そうした意味でも敵対的に対応してきた話だろうと認識しています。僕がそういう感覚とは異なることまで、踏まえていなかったのだと類推しています。

 実は、被曝を懸念する人々の間で、今度は極端にワクチンや予防接種を否定する人たちが、一定数いることに大変な危惧を覚えます。こういう人々は、今度は、薬品の全面否定まで始めます。こうなると、殆ど有効な医療手段を、完全に放棄することになりかねません。この被曝日本で、このような意識が緩く蔓延していることはマイナスでしかありません。

 更に言うと、薬の使用や、ワクチン、予報接種などに関して、極端に否定的な言説をいう人間やグループの背後には、特定のカルト団体やグループがいることが、とても多いです。具体的にわかっています。こんなことは、僕には常識ですが、ツイッターでも、FBでも、ブログ読者でも、この程度の話に騙されるレベルの方たちが一定割合もいそうです。本当に残念に思います。

 ワクチンや予防接種や薬品を全面否定して、多くの人がより長く健康に生きられる社会はありません。個々人の体質などで、その効用やマイナス面の差はあっても、多数の人々への健康影響を冷静に考えると、ワクチンも予報接種も薬品も、全面否定する根拠などありえませんし、それに代替えできる有効な手段など、残念ながらありません。

 そうした医学的な知見を、全面否定して、対処法など特にありません。こういう発言を平気でする人間が、一定数以上いるから、被曝懸念を言う話が、頭がおかしいというように扱われやすくなります。ただでさえ、そうやって被曝懸念する話を葬りたい輩がいるのに。

 なにをしているんだと思います。 僕は、そういう人達に呆れ果てていると思って下さい。2年半が経過しても、何も進歩していないし、こういう極端な言説に騙される人々は、他のどこから見ても、所詮は、使い捨ての駒です。生きていて、悔しくないのだろうかと思います。

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 とにかく一義的に僕への情報はメールで、投げるべきかどうかを迷っていてもメールへ、あなたが、相談したい類の話も一律メールで投げて下さい。 

 

 僕のメールアドレス⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

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【11/6(水)木下黄太 講演 IN ロンドン】 

「原発事故と、フクシマ後の放射能問題について」 

 場所:SOAS - University of London Thornhaugh Street, London 

※現在会場の部屋は調整中。午前と夕刻の2回開催。 

午前の部

日時: 11月6日(水)10:00 開場  10:30~12:30 

午後の部 

日時: 11月6日(水)18:00 開場  18:30~20:30 

主催者意向で入場はFreeだそうです。カンパ歓迎。 

詳細⇒⇒http://januk.org/campaign.html 

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ホーキング博士と同じALS(筋萎縮性側索硬化症)難病患者が埼玉のある自治体で今年12人という異常事態。

2013-10-28 23:39:49 | 福島第一原発と放射能

木下さん、迷いましたがメールします。
先月、埼玉県のある市に住む叔母がALS重症筋側索硬化症 と診断されました。5月頃から脚の痺れがあり、あちこち病院に行き、MRIや髄液検査など受けるも異常が無く、最終的に総合病院でこの病気と分かったのは10月になってからです。
難病申請で市に行くと、今年12人目と言われたそうで、10万人に一人と言われている難病が、ものすごい人数です。
叔母は60才。現在車椅子無しでは歩けなくなりました。非常に進行が早いです。

父が大腸癌で今月手術しました。でも、もう70才も越えてますので、仕方ないと思ってます。

私は海外に住んでいます。
友人、4ヶ月前に岩手に住む妹さん35才が、難病になったと連絡があり、ステロイド大量投与で入院してるみたいです。

私は、全ては福島の事故と関連があると思っています。

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こういうメールを頂きました。難病と放射性物質の連鎖はどのようなものかは、よく分っている訳では、ありません。この方に対して、更に詳しくお伝えいただけるように、重ねて話を致しました。

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友人の妹さんは、スティル病という膠原病の診断でした。

 

叔母はずっと正社員で仕事をしていました。叔父はもう前に他界していますので、一人暮らし。お昼は会社でお弁当を食べていた様です。

 

埼玉県の田舎で、庭で野菜を育てて食べたり、食材も放射能も国の安全ですを信じ切っていますので、全く気を付けた生活はしていません。

 

震災後も震災前と変わらずな生活で、定年退職した矢先、脚が痺れる感じがあり、頚椎ヘルニアなどを疑われ検査。異常無し。それから脳の疾患を疑いMRI。異常無し。この段階で整形外科、脳外科、膠原病科 をすでに受診。

 

異常が無いと言われても、太腿の筋肉が失われ皮がダブダブぶら下がるような感じで、総合病院を紹介され受診。歩くのも大変な中、家族が付き添い神経内科受診するも、筋電図の予約だけで終了。 

 

筋電図検査をし、もっと詳しい検査を入院してしましょうと言われるも、ベッドの空きが無く、空き次第電話しますとの事。誰がみてもどんどん進行してる状態で、待てないと話すと、同じ様な患者さんがたくさん待ってると言われて帰宅。それから約2週間後に入院。MRI、腰痛穿刺など、また同じ検査をし、病名確定。最悪の結果で何もでき無いので退院して下さいとの事で退院。

 

 難病の公費負担の申請に市役所へ。そこで、この市だけで既に12人目だと言われる。

 

最初に近い医者を受診したのが5月。ALS診断は10月です。

 

 今は車椅子生活で、腕が痺れ始めた様です。私が知るのはこの程度なんですが…
 
 10万人に1人と言われている難病が、8万人弱しか住んでいない市に、12人もいるのは、放射能の影響を考えて自然だと思います。ALS は遺伝性のものもありますが、家族中で叔母が初めてです。
 
漠然と、周りで突然死の話しを聞いたり、やはり普通でない確率で、若くして病気になったりが増えていると思います。
 
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 このALSは、ホーキング博士がなっていることでもよく知られる難病です。手と足、さらにのどなどの筋肉や呼吸に必要な筋肉がやせていく病気で、筋肉をつかさどる運動ニューロンがおかしくなることによるものです。原因は不明。発症率は10万人で1~2人と言われています。有病率はもっと多いようです。難病認定されているのは、発症者でしょうから、この話は、この程度の人口規模で、たしかに通常よりも多く難病認定されていることなのは、間違いないようです。

 このALSは、紀伊半島南部などで、多発する地域が昔からあることで知られていて、更にグアムなども昔は多くおきていたそうです。河川などになんらかの原因物質があったのか、遺伝的なものか、地域的なウイルスが存在するのかは、よくわかっていません。

またスティル病は、若年性のリウマチです。

今回頂いた、メールの話がなんらかの被曝影響が関係するのかどうかはよくわかりません。ただしこうした神経的なトラブルで、さらに筋肉の障害もおきている話は、放射性物質の初期被曝、吸気による継続的な被曝から考慮して、観察を続けていく話ではあると僕は思います。

運動ニューロン疾患が、被曝によって起きているのではないのかという問題提起は過去もされていて、それを否定する研究も出されていたりします。わずかの被曝であれば、因果関係を立証することは難しいであろうと思いますが、今回の福島第一原発事故により、相当な被曝が関東・南東北でおきていて、しかも人口密集地で大量の被曝者が存在している場合には、見えてくることがあるかもしれません。こうした難病認定数の増減は、どちらにしてもメルクマールになるとは考えています。

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 結局、DVDキャンセルの枚数が総数で30枚を超えており(二次募集でも一割以上がキャンセル)、重複注文などもあわせて、残存が50枚はあったため、インターネットで最後の予約注文をおこないます。これが終われば、ネット注文は、完全に終了することにします。残りは15枚程度です。

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【11/6(水)木下黄太 講演 IN ロンドン】 

「原発事故と、フクシマ後の放射能問題について」 

 場所:SOAS - University of London Thornhaugh Street, London 

※現在会場の部屋は調整中。午前と夕刻の2回開催。 

午前の部

日時: 11月6日(水)10:00 開場  10:30~12:30 

午後の部 

日時: 11月6日(水)18:00 開場  18:30~20:30 

主催者意向で入場はFreeだそうです。カンパ歓迎。 

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被曝と避難とお金の事。汚染水を垂れ流し、再来年の「太平洋・島サミット」を福島開催にする恥知らず日本。

2013-10-27 23:59:21 | 福島第一原発と放射能

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申込先⇒ http://my.formman.com/form/pc/MlyGAkw8YHAI9oUe/

 DVD申込の詳細や注意事項は⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/

 再来年の首脳会合をおこなう「太平洋・島サミット」を、福島のいわきで開催するらしいです。汚染水を垂れ流す日本政府が、太平洋の国々のトップを集めて、原発近くでサミットを開催するという話です。。。もはやここまで行うと、ギャクに近いとは思いますが。お金の力、政治力で、いろんなことを誤魔化していこうとする日本政府の意図はどこまで露骨なのだろうと、僕には思えてなりません。この国に、恥という言葉はないと考えるべきです。

 汚染水の吹き溜まりは、福島沿岸に留まらず、時間経過とともに、太平洋のあらゆるエリアに侵食し、他国にも大きな迷惑をもたらすことになります。こうした観点の話で、その福島の沿岸部で、あえて太平洋諸国との、首脳交流を設定しようとする日本政府のおぞましい感覚は、僕には受け入れがたいものがありますし、我が祖国というものが、どこまでも無責任な夜郎自大としてふるまい続けるのかということを、自分がどこまで我慢できるのかという話です。

 「日本人として生まれてすいません」、こういうふうにしか言えない時代になってきているなあと、ひしひしと感じています。

 こうした原発事故に、一般の人が、相対すれば、逃げないのもリスクだし、逃げるのにもリスクは伴うのは、あたりまえの話です。まず、逃げないことでは、目先のお金を失うことにはなりませんが、もっと大きなものを失う可能性は否定できません。だから懸念をして、避難移住する人がいる。ここまでは、よく分る話です。

 着の身着のまま逃げたとしても、半年や一年はなんとかなると思います。しかし、そんなことは、元々、お金持ちでもない限り、続くことはありません。早晩、直面するのは、お金のことです。

 実は、福島避難者たちから話を聞けば聞くほど、逃げられない圧倒的な理由として、上がってくるのは、同じ話ばかりです。

住宅ローンです。

 これは、首都圏の避難者からも同じような話を聞きますが、首都圏よりも悩みは尽きないです。なぜなら、販売できる可能性が、ほとんどない場所も多いからです。事実上、価値が大きく下がって、それが売却できなければ、そのローンは、意味のない借金として、重石のようにのしかかるだけです。

 こうしたお金のことで、逃げられないという足かせがあるのが、今の日本の現実です。本来なら、こうした住宅ローンの免除や減免ということを、広い地域で認めることが肝要と思いますが、そうした状況はまるで考慮されない日本という状態です。

 汚染水を押し付けを巡り、他国への傲慢不遜な日本政府のやり口は、日本国内では、住宅ローンを借りている被曝者たちに対しても、同じように尊大な応対が続きます。勿論、住宅ローンというのは、ある意味では、日本経済を維持するための、打ち出の小づちの一つでしかありませんし、住宅という存在を確保するために、金銭的に多くの国民がしばりつけられ、ほかのことを出来なくするシステムでしかありません。こんなに確実に返済される続ける類のお金は、他にはほとんどありませんから、金融機関の維持には不可欠ですから。

 逃げられない人達のお金の問題ばかりでなく、逃げた人達にもお金の問題はつきまといます。それは逃げた先で、どうやって生活を成立させるのかという事です。これは、その地域、その地域で、できることはなんなのか、自分が可能な生産的な仕事は何なのか、考えて実行していくしかありませんが、それが的確にできる人は少ないです。それでも一定程度は、対処できる人はよいのですが、それができない人たちがあきらかにいる話も聞いています。

 そうしたことに関して、個別に状況も違うし、個人の適性や能力にも差が大きく、一概には何も言えません。但し、どうやらそうしたことを背景にして、避難者の周りで、いろんなトラブルは多くなっていると推測していますし、聞き及んでいます。

 お金のことは、難しいんです。

 何が難しいのかというと、お金に拘らなくても、拘っても、実はいろんなことがおきてきます。お金に拘るとろくなことにならないのは、言うまでもありません。それでも、お金に変に拘って発言している人ほど、色んな意味で違うことを考えているし、実はトラブルも多いです。

勿論、お金儲けにいそしんでいる人は、あきらかに何かおかしなことを抱えてしまう場合は多いですが、そうかと言って、お金に拘らず、そこを避けて通ると、いろんなことで、マイナスがおきて機能しないことは間違いありません。ここは避けて通ることもできません。

 ただ、この被曝を懸念して、避難した人たちの中でのトラブルを聞いていると、実は背景にはお金のことがある時は多いです。具体的な金銭トラブルの場合もありますし、そんなことはなくても、お金に関して変な嫉妬の話を聞くケースもさんざん増えました。避難して、生活を少しスケールダウンして、なんとか遣り繰れている人はよいのですが、うまくいかないタイプの方に限って、極端なことをされたりもします。

 ネット上で、お金のことについて、普通の常識では推し量れない言説を吐く人々もそうでしょう。何もかもを無料にするべきだと言い張ったり、寄付をさかんに集め続けたりする人もいます(寄付は特定の目的の為にやることに限定し、収支公開が原則)。さらには、寄付ではないお金の収支を公開しろと迫ってきたり(他所の家計をネットで公表しろと迫る理屈と同じ)、こういう類のおかしな人々は一定数いますし、増殖傾向も続きます。

 この人たちの本質は、元々おかしいという事につきますが、実は、そこに、その人の懐事情という事が付きまとっていると僕は考えています。お金に関しての、ありえない嫉妬ということもあるのでしょう。僕から見たら、考えられない低レベルの感覚ですが、それがある種の人間の本質です。名目上の肩書と関係なく。要は、自分がお金が無くてしんどくて、他人の懐やら、他所の芝生に嫉妬して、さらにあらぬことを考え、行動するタイプの人達です。気持ち悪い。勿論、お金が無い人が全てに当てはまりはしませんが(まともな人なら、まずはふつうに自分で稼ぎますから、万国共通)。

 こうしたことは、本当に困った話です。こういう方たちが本質的に変わることは難しく(性格的かつ社会的な欠陥を兼ね備えて抱えているケースがこうした人は多い)、対応策は、せいぜい「金持ちケンカせず」という慣用句を守るしかないかもしれません。つまり、通常も、お金のある人と付き合いを優先した方が、トラブルが少なくなる事だけは、避難していても、更に間違いない現実とは思います。僕もこういう方たちとは極力関わる気はありませんから、時間の無駄です。

人間の心の闇は本当に難しいです。永井隆博士の言う通りだなあと実感しています。

「原子爆弾によって私たちが受けた被害のうちで最も大きなものは(中略)病気になって働けなくなったことでもなく、実にそれは私自身の魂の醜さをまざまざと見せつけられ、また隣の人たちの魂の醜さをもはっきりと見たことによる、人間に対する信頼を失ったこと」

 

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【11/6(水)木下黄太 講演 IN ロンドン】

 

「原発事故と、フクシマ後の放射能問題について」

 

 場所:SOAS - University of London Thornhaugh Street, London

 

※現在会場の部屋は調整中。午前と夕刻の2回開催。

 

午前の部

 

日時: 11月6日(水)10:00 開場  10:30~12:30

 

午後の部

 

日時: 11月6日(水)18:00 開場  18:30~20:30

 

主催者意向で入場はFreeだそうです。カンパ歓迎。

詳細⇒http://januk.org/campaign.html

 

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キトサンなどでストロンチウムが除去できるといった商品販売目的サイト宣伝をコメント欄にしてくるな。

2013-10-26 23:54:10 | 福島第一原発と放射能

【11/6(水)木下黄太 講演 IN ロンドン】

「原発事故と、フクシマ後の放射能問題について」

 場所:SOAS - University of London Thornhaugh Street, London

※現在会場の部屋は調整中。午前と夕刻の2回開催。

午前の部

日時: 11月6日(水)10:00 開場  10:30~12:30

午後の部

日時: 11月6日(水)18:00 開場  18:30~20:30

主催者意向で入場はFreeだそうです。カンパ歓迎。

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さて、まず怒ります。

商品販売目的のサイトのリンクをこちらのコメント欄に貼るな。

キトサンとかコリアンアンダーリーフとか、中国パセリとか言いかげんにしろ。

そんなものが放射性物質の除去に効くなんておめでたい話をして、人をだまして、金をむさぼろうとしている感覚が見え見えだ。

しかも、それを僕のブログのコメント欄を使ってやろうとする。そういう人間の心性は本当に許せない。

いまだに、こうした下らないリンクをはってくる輩がいるのは、本当に許せない。

こういう人間が、こういう書き込みをして、少しでもお金儲けをしようとしているのが、はっきりわかるから、本当に許せない。こんなことをする輩は全部、見つけ次第排除する。

「放射性物質のアレルギー 2013-10-26 21:44:49 なお 都内で、新宿→世田谷在住、姉弟... 閲覧
アレルギー体質の方の多くが放射性物質でお子様が起こされたような症状を起こすのをご存知ですか?
以下のサイトを見てみてください。」

みなさんにいいます。ブログのコメント欄に、他のリンクは極力はるな。

その確認作業も全部、僕がしていて、正直、意味のあるものはほとんどない。

どうしても張りたいものがある場合は(署名とかそこでしか書かれていない事実の適示とか)、

まず

1.サイト名を明示する。

2.誰が運営しているサイトかもコメントに書く。

3.なぜ一般に、このリンクを伝えるべきなのか書く。

4.商品販売目的のサイトでないかを、書き込む人間が確認する。

5.本当に書き込んでも、僕がおこらないものか、自問自答を一度する。

このプロセスは経て下さい。こういう意味のない宣伝目的のサイトは、百害しかありません。人生に何の役にも立ちません。こういうことをしている人たちが、普通よりも割合が多いから、被曝懸念者たちは、おかしくいわれる口実になります。

こういう放射能を口実に、あやしげな健康食品や何かを売るような話に騙されるな。

あんたたちに知性があるのかないのかと言う事なんです。こうしたものは、全部排除します。

こうした事が、またおきたら、またコメント欄は閉鎖します。

本当にレベルが低くて溜息が出ています。

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滋賀県庁で先日、びわ湖セミナー 「これからの琵琶湖研究の新たな展開を考える」があり、滋賀県知事が放射能汚染の木質チップ放置事件に言及したそうです。 

 

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[前略] 

 素人にも分かりやすい良い学術研究集会であった。
 最後にまとめとして、司会者(センター長)が、本日の議論には環境リスクへの言及が欠落していたとして、同センターがかつて行った美浜原発事故発生時の放射能汚染予測について若干議論した後、不法投棄問題に話が及んだ。放射性セシウム3,000Bqの汚染された木質チップが不法投棄されたが、県は、ブルーシートを掛け厳重管理すると共に、投棄した者を河川法、廃棄物処理法違反のかどで責任追及すべく連日議論している旨、知事より発言があり、司会者が市民運動関係者も本日出席しているとしてその発言を促した。おそらく、以前から環境保護等の市民運動を(知事と共に)していたような人から知事に話が行き、知事が発言をさせるよう指示していたと推測される。司会者は、かなり辛抱強く発言を求め許した。

 「保養に来る子どもたちのためにも滋賀県が汚染されないようにして欲しい。」、「両親が嘉田知事に期待して滋賀県に避難・移住している。期待を裏切らないで。」、「県の認識・対応は甘い。汚染チップの表面線量が1.2μSv 、近隣地域の空間線量が0.3μSvを数えることもあり、数万Bqのものが含まれていることが想定される。ブルーシートを掛けているというが、チップが周辺に散乱しており、放置に等しい状態が半年続いている。容器に入れて保管して貰いたい。」等の発言が相次いだ。
 

 これを受けて嘉田知事より、県の農産物等は汚染されていず、この問題に適切に対処する旨の決意表明があり、散会。

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知事は、怒っていることは、関係者からもさんざん聞いているし、そうした対応はされているとは思いますが、放射性物質についてきちんとどういうふうに対応するかという事に、彼女の認識がどこまできちんとあるのかは、実は確認していかないとなりません。彼女本人がきちんと認識しないと、滋賀県の現場の職員たちの認識が、脆弱なものがあり、そうしたことの懸念もあります。

農作物がどうというよりも、要の琵琶湖をやられたら、終わりという感覚がどこまであるのかは、問い質すべきと思います。防波堤なのですから。

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 最終 【50枚限定! バンダジェフスキー博士講演DVD販売三次(最終)募集】 

 結局、DVDキャンセルの枚数が総数で30枚を超えており(二次募集でも一割以上がキャンセル)、重複注文などもあわせて、残存が50枚はあったため、インターネットで最後の予約注文をおこないます。これが終われば、ネット注文は、完全に終了することにします。きのうからはじめていて、1日で20枚程度の予約があたので、残りは30枚くらいです。

申込先⇒ http://my.formman.com/form/pc/MlyGAkw8YHAI9oUe/

 


11/6にロンドン大学SOAS施設で僕の講演開催。50枚限定の最終募集、バンダジェフスキー博士DVD。

2013-10-25 23:50:23 | 福島第一原発と放射能

 最終 【50枚限定! バンダジェフスキー博士講演DVD販売三次(最終)募集】 

 結局、DVDキャンセルの枚数が総数で30枚を超えており(二次募集でも一割以上がキャンセル)、重複注文などもあわせて、残存が50枚はあったため、インターネットで最後の予約注文をおこないます。これが終われば、ネット注文は、完全に終了することにします。

申込先⇒ http://my.formman.com/form/pc/MlyGAkw8YHAI9oUe/

 


 部屋と時間がはっきりしないのですが、とにかく僕のロンドン講演は11/6(水)で確定しました。

ロンドン大学SOAS(東洋アフリカ研究学院)内の施設で行います。ラッセル・スクエアにあるSOASの説明は下記を参照。

「ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(the School of Oriental and African Studies, 通称 SOAS)はロンドン大学に所属する、英国では唯一の地域研究に特化した教育・研究機関。」

施設内の部屋がどこになるのかが、確定していないため、現地の次のサイトでアップされる情報でも確認して下さい。

http://januk.org/index.html

 現地からは、日中に一度講演をすることと、夜にパブかカフェの様な場所でさらに話すことを求められています。おそらく、イギリス特有のルール的なものもありそうで、昼間に講演した後、さらに夜に、わいわいと飲みながらでも、議論をしたいという感覚の様です。こうした議論を好む感覚というのは、日本の社会では、ほとんどありません(ツイッターで議論になると考えていたら、かなり頭がおかしいです)。

 会社やマスコミ組織、研究機関でも、こうした議論は、ほとんどなされません。特にこのテーマは、無視、無言が大半で、一部から罵詈雑言が落ちてくることが日本の現実です。話になりません。別にディベートでなくてもよいのですが、きちんと議論し、対話し、建設的に話しあうと言う事は、日本人はおこないません。というか、きちんと話ができません。それは、僕には長年、色々と考え込むことがありました。

今回のロンドン講演は、思っているよりも、いろんな話をしたい方たちが、ロンドンにいることがわかって、実はびっくりしています。3.11.後の二年半あまり、ヨーロッパには出向いていませんし、その前も含めて、5年くらいはヨーロッパを訪れていない僕からすると、最近のヨーロッパの状態も含めて確認する機会にしたいと考えています。

イギリス在住のみなさんも、日中でも、夜でも、足を運んでいただければと思います。

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なお、一部、フランス在住の方よりも、問い合わせがありましたが、パリには11/15と16におります。ここでミーティングや面談などが必要な方がいらっしゃいましたら、メールなどでお知らせください。

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とにかく一義的に僕への情報はメールで、投げるべきかどうかを迷っていてもメールへ、あなたが、相談したい類の話も一律メールで投げて下さい。  

 

僕のメールアドレス⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

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3/12に福島原発の海上を横切り南下した船員の夫は甲状腺結節。埼玉にいた妻は軽度橋本病、娘2人嚢胞。

2013-10-24 22:18:53 | 福島第一原発と放射能
 

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 僕自身、目に、きょうの昼位から強い痛みが突然走る状態になり、病院で診察を受けました。目の角膜に傷があり、炎症をおこしているようです。実は同様の症状が、東京に行くごとにおきていて、特に都内に入って一定時間が経過し、大体、都内から西日本に戻る高速道路上で強い痛みを発したことが2度ほどあります。このことは、僕は相当、いろんなことを考えていて、その病院の医師に、今回と似ていると状況説明はしましたが、多分、話している中身を受け止めていませんでした(誤解の無い様に書いておきますが、放射能のほの字も話していません、要は状態を説明しても、それさえ受け止めていない感じです)。こういう医師と遭遇したのは、不幸ですが、あきらめて医者は変えるしかありません。
 
 
 きょう、伺ったのは、甲状腺にちいさい結節が見つかった話です。みつかった方は、中年男性なのですが、事故当時の行動経路などが、他の方とはずいぶん違っていたようです。
 
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木下さん、こんにちは。毎日ブログを拝見しています。 2012年3月に、埼玉から西に移住しました。
家族は私(40代)と夫(50代)、高校生の娘2人です。
事故以来、水や食品にはできるだけ気を付けていたつもりでしたが、埼玉在住時に受けた甲状腺エコー検査で、娘たち二人ともに嚢胞が見つかり、
移住を決意しました。
移住後に木下さんの講演があり、夫と伺いました。その前に、娘の甲状腺のことでメールさせていただいたことがあり、講演後、病院を教えていただきました。乳腺外科の先生に、今家族で診ていただいています。感謝申し上げます。
 
 今年の夏に家族全員甲状腺エコー検査を受けたところ、娘たちは二人とも嚢胞多数、大きさは前回と変わらず最大で2,5ミリ。私は嚢胞や結節の所見なしですが、抗Tg抗体価が30で陽性となり、軽度の橋本病と診断されました。
 
 そして今回初めて検査を受けた夫に、2ミリと3ミリの結節が見つかりました。今まで娘たちや私の心配ばかりして、何の根拠もなく自分は大丈夫と言うのを検査してみたところ結節が見つかり、夫も私もショックでした。
 
 夫は船員で、日本近海(主に太平洋側)を航行する貨物船に乗っています。
3.11.のあの日は、宮城の石巻の港に入る予定で、まさに震源の真上にいたような状態で、あと少し入港が早かったら、完全に津波にのまれていたでしょう。
10m近い津波が岸に向かっていくのを横に見ながら、必死に舵を切って沖に逃げ、その晩は金華山沖で待避、翌12日の朝、金華山沖から福島原発の横を通って、12日夜には千葉の館山沖まで避難しています。
その後はさらに南下し、日本海側に回ったとのことですが、夫の船の主な航路が、北海道から東北の太平洋側で、事故後1年半ほどは、そこを往復していました。石巻や宮古の港に着くと、がれきを燃やす工場の煙が酷くて空気が悪いとよく言っていました。
 
東北の海上、特に原発の前を通るときはマスク、船の上での食事も自炊なので、産地など極力気を付けているようですが、なかなか難しいこともあるでしょう。 ただ、1年前から別の航路になり、今は名古屋~九州を往復しているので、東北には行っていません。
 
夫の結節は、大きな静脈のすぐ近くにあり、結節から静脈まで4ミリしかないとのこと。先生としては、結節は2ミリでまだ小さく、細胞診するのに5ミリは欲しいんだけれども、場所が場所だから、次回の検査で再度大きさを確認し、細胞診するかどうか決めましょうとのことでした。
 
検査をしてわかったので本当によかったのですが、最近の木下さんのブログの、いろいろな甲状腺の情報を見て、このまま待っていて本当に大丈夫なのだろうかと、毎日不安がつのってしまいます。
 
以上、ご報告させていただきました。
 
 
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 原発事故直後の3/12の時点でも、福島沖の海上にはかなりブルームが出ていたとは考えられますから、その意味では、こうした船舶にいた方たちの健康被害は、想定以上のことがあると思います。ある意味では、陸に向いた風よりも、さらに多い核種が運ばれていることも想定できます。ですから、埼玉のふつうのエリアでいた妻子よりも、この男性に多く影響が出たことは否定できません。この位の結節であれば、細胞診するという判断の方が少ないかもしれませんが、年配の男性で、なおかつ静脈に近い部位にできていることなどから、そうした精密な検査も医師は視野にあると思います。
 
 埼玉にいた奥様にも軽い橋本病とされ、御嬢さんたちにものう胞があるなど、被曝影響を疑う軽い事象も、他のご家族におきている様子です。検査で、防御するという判断はやはり必要だと思います。
 
 一人一人の不安は全て拭えないですが、また医師の側も、あまり時間をおかずに早め早めの対応している状態だと僕は思います。こうしたことを、きちんと対処していくことしか、今は、我々に取るべき術はないと僕は思います。
 
万全の策を講じることは難しくても、次善の策を取ることが、人の生きる道としては、肝要です。

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 ウクライナと講演会を開催するロンドンなど、ヨーロッパでは11月上旬から20日ごろまで滞在いたします。その後、ウクライナ報告会を、都内や九州、関西などで、計画しています。こうした、ウクライナ報告会の開催についても、ご要望などもありましたら、すみやかに私個人にメールを下さい。
 
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バンダジェフスキー博士DVDに入金されていて、名義が違うため、送付できない方が、2人います。一人は一次募集の際に個人振込されていて、相当時間経っていて、同姓同名の方にも何回も問い合わせしましたが、振り込んだ方の特定ができません。お申し出があれば対応しますので、一次募集で、振り込んでいるのに、送付されていないお一人の方は、至急、申し出て下さい。

また、二次募集で医療法人の名前で振り込んでいる方がいます。「ユウシンカイ」という名義です。これも特定できません。これも、至急申し出て下さい。

現在、最終的に、キャンセル確認をしています。最終的に、どの程度キャンセルになるのかを確定させています。

DVDに関しての問い合わせ受付窓口⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/

必ず、問い合わせフォームからまず問い合わせをして下さい。電話などでは、対応できない場合があります。(担当者が全国にまたがっているため、内部対応できませんから。会社ではありませんから。)

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原発事故当時に町田在住30代女性⇒嚢胞⇒今年5月出産の新生児、先天性甲状腺機能低下症。

2013-10-23 23:04:03 | 福島第一原発と放射能
 2歳と0歳の子供をもつ30代の母親です。震災当時、東京都町田市に住んでいましたが、子供を守るため避難の意味で2012年9月末に家族一同、関西に引っ越してきました。
 私と上の子はこちらの病院で2012年5月と2013年1月に甲状腺エコーと血液検査を受けています。子供は問題なしでしたが、わたしは1月のエコー検査で3ミリの嚢包がみつかりました。
 血液検査でサイログロブリン、TSH、FT4 の値は異常なしだっため1年後に検査ということになりました。その1年が近づいてきたので、先日のブログの甲状腺の件を見て情報いただけないかとメールしました。
 ちなみに、上の子は2011年5月ごろより首のリンパ節にしこりがあります。お医者さまいわく、子供には珍しくないことと言われています。
 また、今年5月に出産した子は甲状腺機能低下症で現在投薬中です。幸いにも機能回復の兆しがあり減薬しつつありますが、月に一度血液検査をしに県内の病院へ通っています。お医者さまには私の甲状腺の嚢包と子供の病気は関係がないと言われています。
 

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 こういうメールが届きました。このお話で気になるのは、まず事故当時は、町田にいて、初期被曝はされていることです。この初期被曝をしている母親が、2年後に産んだお子さんに、先天性の甲状腺の機能低下症がおきている話です。彼女の甲状腺の嚢胞があるから、彼女のお子さんが甲状腺機能低下症を患って生まれてきたとは言えませんが、彼女が被曝したことの証左として、この嚢胞があり、その被曝のえいきょうによって、このお子さんに甲状腺の機能低下症がおきている可能性は否定できません。医者というものは、はっきりしないものは、極力あいまいにごまかすなあという感じの言い方と僕は思います。

 3000人に1人とか、5000人に1人の確率が多少上がるのではないか。こうした事を、アメリカの西海岸のテレビ局が、西海岸でさえ、福島第一原発の影響で、先天性甲状腺機能低下症が増える可能性を示唆していました。

 こういう点について、簡単に返信したところ、さらに次のような返答も頂きました。

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お忙しいところご返信頂きましてありがとうございます。
 
下の子の先天性甲状腺機能低下症は、私も被曝の影響ではという疑念をぬぐえません。そう思うと本当に絶望的な思いでいっぱいです。出生後、2週間で娘の持病が分かったときは奈落に突き落とされたような思いでした。今まで診ていただいたお医者様からは恐らく関係ないだろう、今後、関連性を調べる必要は有るかもしれないが、現段階では関連性が有るとはいえないというようなことを伺いました。
 
先天性甲状腺機能低下症は処置されず症状が進むとクレチン症を発症し、知能低下や発育障害がおこります。早期治療が大切なため国の障害予防事業に組み込まれ出生直後にマスクリーニング検査が各自治体で行われます。日本では、新生児3000人~5000人に1人起こるようですが、検査のはじまった昭和52年以降なぜか年々、増加傾向にあるようです。
 
以前、バンダジェフスキーさんの横浜の講演で、私の母が被曝によってクレチン症(先天性甲状腺機能低下症)が増加するかを質問させて頂いてます。翻訳の方が「クレチン症」を訳すのに苦労され、うまく質問の意図がバンダジェフスキーさんに伝わったかどうか分かりませんが、可能性は有ると思うというような回答を頂きました。

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 勿論、今は、点と線で言えば、点でしかありません。これが線として連なってくるのかどうかという作業を続けるほかはありません。こうした事を諦めずに、やり続けることしか、この被曝した日本の現実を変える方法はないと思います。無駄かもしれませんが、やり通すしか道はないと僕は思います。

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 とにかく一義的に僕への情報はメールで、投げるべきかどうかを迷っていてもメールへ、あなたが、相談したい類の話も一律メールで投げて下さい。  

僕のメールアドレス⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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また、二次募集で医療法人の名前で振り込んでいる方がいます。「ユウシンカイ」という名義です。これも特定できません。これも、至急申し出て下さい。

現在、最終的に、キャンセル確認をしています。最終的に、どの程度キャンセルになるのかを確定させています。これも溜息です。

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まわりの目を気にすると言う、あなたの弱い心と抗う術をどう考えるのか。来月、ロンドン講演開催決定。

2013-10-22 14:23:28 | 福島第一原発と放射能

  まず11/5か11/6で日程調整はしていますが、ロンドンで講演会をおこないます。大きな規模ではないと思いますが、ロンドンで放射能を懸念している在日本人の間で動きが始まっています。

 中心で動いているのは、たまたま3.11.前から、ちょっとしたことで知っている方なのですが、その人が、3.11.後に、ネットの中で、似た様な立場で、被曝に関しての懸念を話しているのに気がつきました。彼女はその後に、僕とコンタクトをとってきたのですが、その時には、昔の知人である僕としては認識していなかったみたいで、この活動をしていることがわかり驚いていたのが、僕の印象に残っています。

 草の根の形で、外で話を始められるのは、大変に有意義な事と考えていますし、特にイギリスにいる多くの日本人や、イギリス人がどのように考えているのか、伺ってみたいと僕も思います。

 その後、ウクライナに行きます。1週間程度、ウクライナで調査、面会、対応をいたします。また、ウクライナで、特に、僕に紹介できる人や機関がある方も、個別にお知らせください。もし、現地などで何か協力できる方がいたら、そちらも宜しく教えて下さい。お願いします。今は、バンダジェフスキー博士とも話して、ウクライナ人のリサーチャーなどと打ち合わせながら、日程を作っている最中ですが、有益な情報は欲しいです。

 帰路はパリに出ます。パリでも関係先との面談などを予定。15日と16日はパリにおります。パリでこういうことで何かできることがあるとか、面会などの希望は、事前にご連絡ください。

 なお、航空便の関係で、フィンランドのヘルシンキでも1日は滞在しますから、17日の夜遅い時間や18日の午前から昼過ぎなら、対応可能です。19日には日本へ帰国予定になります。

 今回のウクライナ訪問は、バンダジェフスキー博士が来日時に来るようにと言われていたものが現実化した話でもありますし、「バンダジェフスキー講演プロジェクト」によりおこなうことが可能になったものです。

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この放射能の話を考えていく場合に、こういう話をよく聞きます。

「何でも放射能と結びつけるのは良くない。
こういう病気になったことを放射能の影響と絶対に言って欲しくない。
なぜなら、東京にいなければならないわけで、
放射能が怖いとなると、不安をあおって申しわけない。
多少気にしているが、怖いと東京には住めないが、
引っ越しもできない、だから仕方はない。」

 僕は、なんでもかんでも放射能の事ばかり考えろとか、そんなことまでは言うつもりはありませんが、それでも放射能が現実にあることから逃れる術はほぼありません。逃れる術がないことは、一定程度、考え続けるしかありません。考え続けることで、見えてくるものと見えてこないものが、あると思います。

 その程度が酷い場所で居住を続けるのか、それ以外の選択肢を取るのかということは、フラットに考えるべきです。

 僕には、こうした話は本当に気持ちが悪いのですが、それはその人本人の意識や体と相談しながら決めるべきだし、本当に身近な人と、心の底から相談して考えていくならわかるのですが、周りの目を気にして、思考し、更にそこに同調することを肯定していても、あなたの人生にとって、何にも得るものはないし、まわりを幸せにすることも、達成することも何もないと言う事です。

 病気になったことは、放射能の影響かもしれませんし、何の関係もないかもしれません。しかし、放射能による被曝が続いている以上、多かれ少なかれ、その影響から完全には逃れることはできません。それでも、一定程度回避する方が、回避しないよりは、影響が少ないことは明らかです。

 不安を煽って申し訳ないとかいきなり言いますが、不安はこの話がはじまってからずっとです。あなたが、不安を煽ろうが煽るまいが、そこには現実は存在します。

 怖いと東京に住めないと思うから、移住している人がいるのです。引っ越しできないとあなたが思うのは、大概はあなたの思いこみが強いからです。引っ越しなど、やろうと思えば、本当はできます。やるという意志がないだけです。

 こういう方たちの感覚は、恐怖に向き合いたくないとか、恐怖を認識することで、周りから排除されたらどうしようとか、そういう類の物だとは思います。

 まず、恐怖に向き合うのが嫌でも、恐怖は存在するので、逃れる方法など、全くありません。現実を認識してしまうと、その認識を変えることなど、ほとんど不可能に近いです。そうした現実の中で、生きている諦念が圧倒的に足りないんです。

 あなたが懸念をもっていることで、あなたを排除するまわりの人間が本当に多くいるんでしょうか。僕は、ここに自分が誰かに見られているという自意識過剰さに気がつきます。これには、もっとちゃんとした答えがあります。

「まわりの誰もあなたのことなんかに本質的な関心などありません。」

 自意識過剰です。周りの人は、あなたに関しても99%適当に対応しているだけで、あなたが被曝に懸念して行動しようが、行動していなかろうが、その人たちにあなたの影響など殆ど及びませんし、だれも本質的にあなたのことやあなたの子どものことなど気にかけてもいません。あなたは注目されていません。

 これが、人間社会の本質です。あなたが経済的な利得を多く発生できるような特異な立場にでもいて、その恩恵を受けているような人以外は、あなたがどう考え、どう行動するのかなど、本質的に関心もないし、関係もありません。だって、何もメリットが無いから。

 結局、人間は個人個人で思考し、判断し、行動します。それをまわりが何か統一することは、絶対主義的統制でも取らない限り、無理なんです。旧ソ連は、ある種、そうした共産主義体制であったことが、逆に幸いして、避難移住という措置が取れました。

 しかし、日本は、そうした制約がないので、ある意味「自由」です。放射性物質の木質チップを平気で関西まで元官僚が捨てに来るほど、「自由」な国です。

 そこで、あなたがどうしようと、それはあなたの勝手です。

 その勝手を自分が背負い込むことの心理的な負担が嫌だから、まわりのせいにして誤魔化しているだけなんです。でもそういう意識そのものが、逆に自分を追い詰めることは、間違いありません。 だって、あなたは気づいているからです。汚染されていて、危険であるという現実に。その恐怖に。

 実はまわりに抗う話ではこれはありません。あなたの内心と闘う話です。あなたが、あなたの心にどう向き合えるのか、どう抗えるのかという話です。まわりの目を気にすると言ってしまう、あなたの弱い心と、どうやって抗うのかです。

 こうした弱い心と抗う術を、日本の多くの人が持っていない現実を、毎日、直視しつづるという作業が、僕には課されています。「こんな愚かな人々などみたくない」という僕の弱い心と抗う作業が僕には毎日続いています。

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一律キャンセルの枚数が18枚。更に、他にも未入金者がいる為、まだ一定数は申込めます。また、申込名義と振込名義が違う人が2名います。入金したのに、送付されていない該当者は、申し出て下さい。

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甲状腺乳頭がん、当初問題なし⇒検査でリンパや胸骨に転移等5個⇒転移多数により手術時間超過⇒再手術へ。

2013-10-21 13:54:08 | 福島第一原発と放射能

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 甲状腺がんの転移は遅いとよく言われます。進行は遅く、他の癌より助かる率も高いから、大丈夫と。それはそのとおりなのですが、想定内で進行がすすむのかどうかはやはりケースバイケースとは思うのです。

 今回の話は、想定よりも、転移なとのスピードが速く、部位が思ったよりも拡散しているケースです。直接伺った時も、汚染地域ではなく、しかも40歳位の女性と言う事ですし、ふつうに甲状腺がんが長期間できていて、長期間かけて転移しただけのケースであることも考えられますし、がんの通常パターンならそう考えるのが妥当だと僕も思います。本来であれば、被曝とは何にも関係のない話とも言えるのですが、この女性のお母さんやおばさんなどが、実は最近甲状腺癌や甲状腺疾患がおきているそうです。もしかしたら、本来であればもうすこし時間が経過した後に、みつかるようなタイプの方ではないのかと、思ったためです。

何を考えているのかというと、甲状腺がんをそもそも患っていたり、甲状腺疾患があったようなタイプの方が、少しでも被曝することで、がんのスピードがはやまる事態がありうるのではないのかという想定も、僕の頭の中にはかすめているのです。

また、このお話は、通常書いていることよりも、被曝症状であるのか、そうでないのかという観点で考えるよりも、甲状腺がんが思わぬ速度で進展していたり、転移が著しくなっている成人女性のケースとして、読んでみてください。

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さて、今日メールさせて頂きましたのは、愛知県在住の私の大切な友人が、

甲状腺がんに罹ったことをお知らせしたかったからです。
内容を以下に記します。

①2013年夏、市民の健康診断にて、血液検査など、特に数値には問題なし。
自覚症状も全くなかったようだが、医者の問診で喉元を触診され、『のどがちょっと大きいようだ。大きな病院で検査をされた方がよいかも。』

②愛知県内の大きな病院にて、医師には「見た目は特に問題ないが、検査してと仰られたとのことですから、一応検査しますか?」→はい

③検査で腫瘍がある事が判明

細胞診?精密検査にて、甲状腺がん(乳頭ガン)であると告知される喉元に一センチ、リンパ節に転移、胸骨に1つ、合計5つあるとのこと。ここ最近ではなく、長い時間かけて転移しているようだが、乳頭ガンはあまり進行の早い物ではないので、年末に手術しましょうと医師から言われる→なるべく早い方がいいので、早めに手術をお願いします


⑤2013年秋に手術、5カ所だったはずの乳頭ガンだが、実際開けてみると、多くの転移がみられ
当初の手術予定時間を大幅に時間を越えても、転移した乳頭ガンを十分に取りきれなかったため
一旦閉じたとのこと。体力回復してから再度手術予定。


普段の彼女の生活について
原発や放射能汚染についてはあまり興味や知識がなく、仕事で2週間東北へ滞在した際、海の幸を堪能
さらに仕事仲間たちと汚染地域を見学に行ったそうです。
(現在海で流されて廃校になっている学校など)
魚製品やお菓子など、お土産を沢山買ってきていたなどの様子を見ると、
彼女自身の生活には、あまり放射能汚染に対しての警戒心がなかったのかもしれません。
彼女の親族が、数年前に一度甲状腺がん(乳頭ガン)を経験しているとのことです。

失礼ながら、木下様のブログ内で、様々な方からのご様子を拝読していても
正直、本当なのかしらと半信半疑の部分もあったのですが、一気に現実味を帯びました。

今は、親しい友人の身の上に起きた現実を受け止める事に必死で
これ以上言葉が続きません。ごめんなさい。
彼女の身体が健康になるためには、私にいったい何が出来るでしょうか。

彼女は今、ようやくベッドから身体を起こす事が出来たようです。

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 実はここ数日、甲状腺がんであったり、甲状腺結節などを言われるものの、そのエリアで、どのような病院にかかるべきであるのかという相談を電話でされます。この方とも同じように話したのですが、甲状腺の疾患が被曝かどうかという議論よりも、はっきりいって手術の件数をこなしている医師かどうか、病院かどうかで基本的なところを判断すべきとまずは思います。

 甲状腺がんの手術件数を一定以上こなしている医師や病院でないと、話が始まりません。この情報を確認することから、甲状腺の疾患に対応が強い病院なのか、そうでないのかは、自ずとあきらかになります。

 また、地方の場合は、その道府県にある国立大学の医学部病院が、圧倒的に医師の供給源となっています。そこにどういう医師がいるのかを確認することも必要です。

 甲状腺の専門病院ではなくても、例えば耳鼻咽喉科でそうした専門医はいないのかを確認します、さらには乳腺外科などで、甲状腺の手術歴の多い医師を確認します。

 こうした作業で、わかってくることは多いですし、全国の病院の手術件数を確認していくだけで、甲状腺がんというジャンルの中で、どういう診察実態があるのかは浮き彫りになります。

 「僕の習った大学の医学部は、日本国内でも甲状腺癌に関しては地域特性もあって、熱心に取り組んでいるところで、僕は甲状腺には、そこでの感覚が強くあるのですよ。でもね、東京に戻ってみて、甲状腺に関しては、色んな意味で、医師側の対応がそもそも少ないとは感じていたんですよ。だから、今回の被曝による事態で、そうした東京の医療対応がどうなるのかは、僕は最初から懸念していたんです。」こう話す医師もいます。今まで、甲状腺の疾患が大きく問題になっていなかった地域でも、考えていく必要がおきていることに、医師の側が対処できてくるのかは、難しい問題です。

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女医の母親が放射能影響も懸念した、幼子にできた難治性びらんや牛乳アレルギーの急な発症。

2013-10-20 08:02:30 | 福島第一原発と放射能

 【事務連絡】HN「マオママ」さんへ。携帯電話のメール受信設定を確認して。返信できません。

 コメント欄に腺腫様結節が母子でおきている話を書き込まれた方がいます。また、反映していませんが、夫婦ともに結節がおきている話のコメント投稿もありました。

 すいませんが、直接お伝えすることもありますし、こうした報告を積み重ねるのは、コメント欄では、事実かそうではないのかの識別ができません。何度も書いていますが、頼みますから、僕にメールで投げて下さい。それで、確認作業をすべきことが始められますし、さらに病院への対応をどうすべきかなどを伝えることがあります。ご本人と僕が連絡が取れないと何も始められません。

 自分の身におきていることは、あなたとあなたの家族の話だけではありません。他の人々の身の上にも、起きうることです。精査して、共有化しないと何の意味もありません。コメント欄に書いて、満足しないで下さい。コメント欄は、ブログ記事に関しての建設的な議論の為に設置しているのです。症例などの話は、一律、メールで投げて下さい。少しでも情報を活かす心があるなら、頼みますから、メールで投げて下さい。僕の方は、意味もない作業の二度手間が発生します。

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僕のメールアドレス⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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 下記は、女性の医師から、彼女の幼子におきたことについて、寄せられたメールです。この方は、以前に、やり取りしている時にも、非常にいろんなことを慎重に確認しながら、考えているタイプの方で、おそらくいろんなことがおきていても、それが被曝との関連があるのかどうかという懸念を、表明することさえ、精査されているのがよくわかります。この話は、食事の後に、皮膚に症状が出て、さらにアレルギーまで起きている幼い娘さんの状態を、医師として考え込んだお話と思います。

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 いつもブログの更新を楽しみにしています。

実は以前ちょっとしたメールでのやり取りをさせて頂いたことがあるのですが(白血病の初期診断についてです)、その後、3.11の前から考えていた予定ではありましたが、娘の海外留学で、南半球に今年から移住しています。

実は日本に住んでいたとき、娘の体の症状で不思議なことがあり、私は放射能汚染によるものではないかと考えております。

原発が爆発して3月17日から3月いっぱいは東京から沖縄に避難していました。
その後首都圏の自宅マンションに戻り、水はミネラルウオーター、食材はなるべく福島県から遠い産地のものを選んでいました。

事故後の体調不良は特に目立つものはありませんでしたが、2012年の正月、自宅の近くで、外食で牛肉メインの食事を食べた後、当日夜に家族全員下痢をしましたが、軽い食中毒?と思いそのまま就寝しました。牛肉を含め、食材の産地は不明です。

翌朝、当時5歳の娘の口の横に5mm程度のびらん(皮膚がめくれた状態)がありましたが、本人はあまり痛がっておらず、寝ているあいだに引っ掻いたのか?と思っていました。
私は医師ですので、処置をして様子をみていましたが数日間で徐々にそのびらんは拡大していき、結局直径1センチまで大きくなりました。そして1ヶ月間はそのままで治りませんでした。
「とこずれ」のための塗り薬など色々試して、ようやく1ヶ月半頃から次第に縮小していき、約2ヶ月経過し、ようやく完全に上皮化しました。

その後、これまでアレルギーとは無縁だった娘は突如牛乳アレルギーになりました。
牛乳を飲むとすぐ顔に発疹がでるようになったのです。

牛乳の産地は汚染地域でなくても(四国で搾乳された牛乳でも)、症状がでました。
そのため、日本にいる間は牛乳は摂取させないようにしました。

牛乳、生ミルク、ヨーグルトは全てダメで、チーズは大丈夫でしたので、乳清に含まれるアレルゲンで症状がでるのだと思いました。牛肉と牛乳との間には、アレルゲンとしての関連性はあまりないと思われるので、「放射性物質を多く含んだ食品(おそらく牛肉)を摂取したのち、食物アレルギーを発症した。」のではないかと考えています。

1年以上、禁牛乳にしていましたが、海外移住後牛乳を飲ませてみたところ、もう症状は出ません。

外食後の下痢、娘の顔に生じた難治性のびらんとその後の牛乳アレルギー。5歳という年齢での牛乳アレルギー発症も、珍しいです。未だに気になっています。

ただし放射能と健康被害との因果関係を証明することは、いろいろな意味で難しいものと思っています。

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 僕が牛乳の産地に関していろいろあるかもしれないと考えて、乳清成分の放射性物質の含有の可能性も返答したところ、非汚染地の牛乳でもアレルギーがおきていることから、「本来なら明らかなアレルギー症状を起こさなかった個体が、多量の放射性物質摂取後に症状を起こすようになった」のではという彼女の見解を明確に示される方です。冷静に事態を考えている女医さんであることがよくわかります。

 こうした因果関係を立証しづらいことを、どのように考えていくべきなのか、これは報告を積み重ねて、思考を進めるしかありません。医師の中に、こういう考察を続けている人が一定数いるのは、少しはブラス要因ではありますが、圧倒的少数なのもまちがいありませんから。

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「ホールボディカウンターは全く意味がない」と言い切る西尾北海道がんセンター名誉院長(放射線専門医)。

2013-10-19 14:37:27 | 福島第一原発と放射能

 

一律キャンセルの枚数が18枚もありました。この分はまだ申し込めます。お急ぎください。

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 北海道がんセンターの西尾正道名誉院長と久しぶりにお会いしました。本当は、僕の講演がおこなわれた時に、北海道でお会いしようとしていたのですが、むしろ定年退官後、院長⇒名誉院長になられてからの方がお忙しいらしく、「土日は全国あちこちに行って、講演だのシンポジウムだので忙しいよ。」と笑いながら言われる状態で、今回も和歌山から青森に移動の最中に、僕も関西のある場所まで、車を飛ばして会いに行き、2時間ほど会食しながら、お話しました。

 内部被ばくに関して、社会的に強い立場のある医師で、尚且つ、こうした話をしている人は、日本国内で、彼しかいないという寂しい現実が、この状態にさせているようです。

 最初に挨拶をして、僕の現況を聞かれたので、簡単に説明したところ、「お前の会社は、そもそも会社の人間が、日本に原発を持ち込んで、トップを大臣にした歴史があるから、一番しんどいだろうな。他なら何とかなってもな。これは、致し方ないな、全く駄目だろう。」とまずジャブを出されます。僕は、苦笑します。

 「日本の御用学者というのは、本はよく読んでいるんだよ、だから権威になる。現実は知らなくても。でも、その本がICRPとかに基づいて書かれていることしかないから、本質的にわかってないんだよ。そうでなくて、現実に臨床として、どういう事がおきるのかなんて考えていないだよ。だから、向こう側の医学者と、対論する時に俺は、放射線科医として臨床も含めてやり続けている立場から、その懸念を話をすると、相手はもごもご言ってごまかすばかりだよ。あの山下さんとかも、直接討論したほうが早いよ。俺には。いつも、逃げられるけどね。」

 西尾名誉院長は、放射線の専門医として、特に小線源によるがん治療の全国的なエキスパートで知られています。2万人以上の患者の診察歴もある医師です。もちろん、がんセンターのトップであったことが、その立場も示しています。更に言うと、特定の政治党派などとも関係のない医師であることも大きいのです。

 「放射能の健康被害は、これからが本番なんだよ。被曝が続くと、劣勢の遺伝子と劣勢の遺伝子が掛け合わさる。劣勢の状態がどんどん掛け合わさるのが、これからの状態。劣勢が優位になる。だから、世代が続けば続くほど、しんどい状態にもなる。」

 「福島のいわきなどで話をするときに、放射能の被曝を回避するには、移住しかないと話してはいるんだが、それができない人には、できるだけの防御は伝えているよ。ただね、国外に出る訳じゃないんだし、将来のことを考えたら、移住したほうがいいよ。だって転勤とかで移り住む人も、世の中、普通にいる訳なんだし。まあ、これもその人たちの限界なのかもしれないが。。。」

「それにね、人口が減っていく国で、経済的に発展していく国がないなんて、当たり前のことなんだよ。人口学を少し調べれば、こんな常識はすぐにわかるのに、それも理解していない世間も酷いな。」

 こういう話を矢継ぎ早にされます。それは、専門領域ではさらに舌鋒は鋭くなります。

 「WBC(ホールボディカウンター)で内部被ばくがないなんて、専門家の俺から見たら、おかしい話を平気で言う連中がいるよね。そもそも、その連中が放射線のことが分かっていなくて、WBCの見方をおしえてくれというから、俺が手ほどきした連中だしね。でも、福島の現地では、車両内のWBCで計測すると、BGを拾いすぎて話にならない。こんなのは、分かりきっている話だから。それで、あわててキャンベラの機械に変えたけど、あれでもそんなに精度は高くないし、そもそも精密に測れない。放射線の計測の基本から考えたら、明らか。きちんとエネルギーが拾えないから。」

 「札幌でも、他がきちんとやらないから、WBCを運用してみたけど、検査数値がきちんと出ているとはおもえなかった。これなら、尿検査の方が、きちんと数値が出る。内部被ばくの話を、WBCで測定して、ありませんなんて言うのは、お笑い話の世界。こんなことは、まともに放射線のことを調べたらすぐにわかる話なのに、これに入れ込んだ、科学畑の特定の新聞記者にも相当な問題があるね。」

 「本当に、被曝症状はこれからが本番。チェルノブイリでも見つかりだしたのが、4年後でしょ。これからどんどん大変なことがおきるのに、その危機意識がない連中も多い。」

 WBC、特に日本国内のWBC検査には、専門家の立場として、「役に立たない」という確信があるようで、この話は再三なさっていました。福島県がおこなっている調査のみならず、南相馬でWBC検査をして、問題が無いと言い続けている話を、彼は「非科学的」と思っている様子です。

 「甲状腺の、本当の意味での専門医がいるのかは、難しいよ。他の学会なら専門医として、認定するのは、それなりの試験やスクリーニングがあるけど、甲状腺は学会在籍年数で、専門医認定しているでしょ。こうした体制しかそもそもないから、例えば、ある甲状腺専門医が診断能力が低いことも、他のジャンルよりも、考えられると思うよ。」

 「本来的には、耳鼻咽喉科で、甲状腺のことをスクリーニングできて、手術歴のある専門医が最も望ましい。鎖骨より上は、一般の外科よりも、耳鼻咽喉科が本来のエリアだから。こうした観点でも、よくわかっている医者が、本当はどの位いるのかだよ。もう少し言うと、福島県立医大に、この意味で、本当のエキスパートがいるのかどうかということだ。」

 ただし、現況、福島で発見されている甲状腺がんに関しては、西尾先生は慎重な立場を示します。

 「福島の、今の甲状腺がんは、スクリーニングの結果、本来10年、20年して見つかっているものが早く見つかっていると思うんだ。要は、がん患者の登録が、診断されても、少数しかできていないのが、この国の医療体制の現実だから。その意味でも、この位、実は元々あっても、おかしくないと思う。甲状腺がんもこれから出てくるんだよ」

 僕は、この西尾先生の見解は、がん治療を長年続けていた臨床による感覚の産物と思います。そして、実は次の一言が、僕には、実は気にかかっています。

「もし、この被曝の影響で、これだけ甲状腺癌になるスピードが速まっているのなら、その癌細胞の悪性度は高いんですよ。そしたら、どんどん転移して、本当に大変なことになるよ。そんなことまでは、ならないんじゃないか。」

 本当に、そうならないことを祈りたいのですが、僕はこれを聞いた時に、とても嫌な感覚がよぎったことだけは、書き留めておこうと思います。

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  来月、僕がウクライナに行く可能性が出ています。現在、現地の細かい日程調整中で、確定をしたら、皆さんにもご連絡しますが、専門的な事で、ウクライナ現地で確認してほしい内容などがありましたら、私宛にメールください。ウクライナで、特に僕に紹介できる人や機関がある方も、個別にお知らせください。

 

 もし、現地などで何か協力できる方がいたら、そちらも宜しくお願いします。(現在、バンダジェフスキー博士とも話して、ウクライナ人のリサーチャーなどと打ち合わせながら、日程を作っている最中です。有益な情報は欲しいです。)


 なお、その前後で、ヨーロッパの別国空港より乗り継ぎで向かう可能性が高いです。今、その時にあわせて、簡単な講演会ができないのか、ある国で
企画が進んでいます。ヨーロッパ内でそうしたことなどに関心がある方が居ましたら、ご連絡を下さい。

 

 更に、これは、立ち寄るその都市周辺で、こちらが被曝関連で調査すべき人や対象があるので行くべきだとか、紹介できるという話なら、なお望ましいです。ヨーロッパまで行くときに、出来る限りのことはしておきたいので。

 

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とにかく一義的に僕への情報はメールで、投げるべきかどうかを迷っていてもメールへ、あなたが、相談したい類の話も一律メールで投げて下さい。 

 

僕のメールアドレス⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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甲状腺検査をおこなっている西日本の医師から新たな懸念。ウクライナと欧州に僕が調査・講演等を来月予定。

2013-10-18 00:22:00 | 福島第一原発と放射能

 

一律キャンセルの枚数が18枚もありました。この分はまだ申し込めます。お急ぎください。

 【バンダジェフスキー博士講演DVD販売二次予約】 

メールいただいたのは、関係者ですが、僕もその医師は分る方です。被曝のことも踏まえて、甲状腺の検査を続けて頂ける医師は、全国でそんなに多くはいらっしゃいません。それを真摯に、続けること自体も大変な話と思います。

今回、寄せられた懸念は、ある意味では、当初から想定できる懸念でもありますし、首都圏や西日本の病院でのありうるトラップに関しても、認識できる内容です。参考にして下さい。


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こちらのある医師の甲状腺エコー検査には、ほぼ毎回新規の患者さんが来られるようです。

エコー検査で気になることをその医師が話していました。

最近になって関東から西日本のこちらに移住された人には、多発性嚢胞がよくみられる、以前は子どもによく見られたが、更に大人に多くなっている、と言っています。

  甲状腺エコー検査に来られる人は子どもの状態を気にするそうですが、その子どもの親のほうが状態が悪いとのことです。大人の場合は嚢胞ではなく腺腫がみつかることが多く、細胞診をすることもあるようです。現在のところ移住された人の中には甲状腺癌はみつかっていません。

  こちらの地元で元々在住の人には甲状腺癌になり手術した人はいますが、例年の手術件数から考えると、それが原発事故の影響かどうかは不明だそうです。

 その医師の話によると、関東地方のある病院での検査がおかしいと言っています。関東地方からこちらに移住された人ですが、甲状腺を診る病院で検査されており検査結果を持参されていました。この人は明らかに甲状腺疾患の症状(橋本病ではない)が出ており、その病院でも甲状腺疾患の診断がついているのに必要な検査がされておらず、必要な処置もされず、1年後に再検査するようにとの指示のみだったとのことです。 

 甲状腺の検査項目(主に血液検査)が不足または欠如している病院が少なくとも関東地方で2か所はあるようです。

  東京の、最も有名な甲状腺専門病院で診察された人が持参した検査結果については、必要な検査が全てされており、さすがだなとその医師は話しています。

  

甲状腺検査に関しては西日本のこちらでも、全ての病院が積極的に検査しているとはいえないようです。

甲状腺エコー検査をする病院はありますが、画像の読み方がわかっていない医者もいるようです。

さらにこちらの甲状腺を専門に診る病院でも、患者さんが甲状腺エコー検査を希望しても元気だから必要ないといって診ない病院もあるようですし、血液検査をして欲しいと希望してもなぜ必要なのかと言って検査しない病院もあるようです。 

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この内容をたまたま、首都圏でも甲状腺を診つづけている医師と話しましたが、

「木下さん、西日本で懸念されているこの先生と、僕の見解は全く似ています。特に、お子さんよりも、お母さんたちに甲状腺疾患の深刻なケースが増えているのは、僕の診察でも、実感を持っています。でも、自分の事よりも、子どもの事ばかり言って、自分の甲状腺の確認をしない母親は多すぎます。これは、母親のみならず、成人女性、さらに男性にも危険は伴います。特に女性の危険は大きい。僕は、関東・南東北の全ての人は、甲状腺エコーをうけるべきと思うが、こういうことはなかなか常識にはならない。」と言われます。

彼の認識によれば、甲状腺疾患は、東京では長く稀な病気で、更に悪くなっても、死ぬことはないという感覚が、東京の医師には蔓延しているし、だからこの病気を真剣に考えてきた医師が少なくて、結局は伊藤病院が一手に引き受ける状態となっていると理解すべきで、こうした意味でも、逆にいろんなことが多数おきてきたときに、処理できなくなる可能性が、東京では高くなるという懸念をもってしまうということです。つまり、大きな意味で、都内で甲状腺疾患の病院については、こうした構造的な問題があるということです。これは、西日本よりも、更にまずいことかもしれません。被曝地の人口集積地では。放射能メトロポリタンですから、東京は。前代未聞の話です。

さて、僕の予定を少しオープンに致します。

 来月、僕がウクライナに行く可能性が出ています。現在、現地の細かい日程調整中で、確定をしたら、皆さんにもご連絡しますが、専門的な事で、ウクライナ現地で確認してほしい内容などがありましたら、私宛にメールください。

 また、ウクライナで、特に僕に紹介できる人や機関がある方も、個別にお知らせください。

 もし、現地などで何か協力できる方がいたら、そちらも宜しくお願いします。(現在、バンダジェフスキー博士とも話して、ウクライナ人のリサーチャーなどと打ち合わせながら、日程を作っている最中です。有益な情報は欲しいです。)

 なお、その前後で、ヨーロッパの別国空港より乗り継ぎで向かう可能性が高いです。今、ある国で、その時にあわせて、簡単な講演会ができないのか企画が進んでいます。ヨーロッパ内でそうしたことなどに関心がある方が居ましたら、ご連絡を下さい。

 更に、これは、立ち寄るその都市周辺で、こちらが被曝関連で調査すべき人や対象があるので行くべきだとか、紹介できるという話なら、なお望ましいです。ヨーロッパまで行くときに、出来る限りのことはしておきたいので。


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とにかく一義的に僕への情報はメールで、投げるべきかどうかを迷っていてもメールへ、あなたが、相談したい類の話も一律メールで投げて下さい。 

 

僕のメールアドレス⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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