松本(山路)代表の拘束された次の日から、
拘束されたミャワディで戦闘がはじまっているようです。
朝日新聞の報道が正しければ
彼の身柄は首都に移されていて安全なのですが。
万が一、現地警察に身柄が残されていれば、
現地の戦闘が激化すると、
反乱側のターゲットになる施設は警察署もありますので、
何らかのアクシデントも起きるかもしれませんから、
この点は、注意が必要です。
少数民族側も立場が分かれているようですし、
仏教徒軍も内部分裂している様子です。
状況が判然としませんが
こうした混然として
敵味方の区別が判然としない場合、
危険度が高まるのが常なので、さらに注意が必要です。
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ミャンマー政府軍と少数民族衝突 タイに1万7千人避難(朝日新聞) - goo ニュース
ミャンマー政府軍と少数民族衝突 タイに1万7千人避難2010年11月8日21時25分
【バンコク=古田大輔】ミャンマー(ビルマ)総選挙翌日の8日、タイと国境を接する東部のミャワディで政府軍と少数民族カレン(カイン)の武装勢力の戦闘があった。タイ陸軍によると、戦闘を避けて1万7千人が国境の川を越えて避難してきたという。他の少数民族勢力と政府軍の緊張も高まっている。
メソトからの情報では、政府軍と衝突したのは、民主カイン仏教徒軍(DKBA)内の一派。迫撃砲など重火器も使われ、市民にも死傷者が出ている模様。タイ側にも砲弾が届いて9人が負傷、うち2人はフジテレビのタイ人女性スタッフと運転手だった。逃げてきた人々はトラックに乗せられ、近くの軍の基地に集められているという。
反軍政メディアによると、DKBA側は国境にかかる橋を制圧。戦闘はミャワディの南方でも発生しているという。国境の橋は選挙前から封鎖状態だったが、交通の要所で、政府軍の反撃で戦闘が激化する恐れがある。
断続的に戦闘が続くミャワディでは7日、APF通信社(東京都)代表の山路徹さん(49)が不法入国容疑でミャンマー当局に拘束された。が、首都ネピドーに身柄が移されたという情報もある。
同国に暮らす130以上の少数民族の多くは独自の武力を持つなど限定的な自治権と引き換えに軍政との共存を図ってきた。総選挙を機に軍政が政府軍を唯一の国軍と定め、少数民族部隊を国境警備隊の形で指揮下に編入させようとして関係が急激に悪化。政府軍と複数の民族部隊の間で一触即発の緊張が続く中、編入の賛否をめぐり内部分裂が起きたDKBAの一派が交戦に踏み切ったようだ。ほかの民族部隊への飛び火で混乱拡大を懸念する軍政は、火消しに躍起になっている。