京都大学で、きのう大学構内の敷地に潜入捜査していた、公安警察官が、学生に身柄を押さえられました。
大学構内は、構内自治という原則がそもそもあります。殺人のような刑事事件が発生していることならば、警察官が、突如敷地内に立ち入ることを行っても、なかなかとがめだてはし難いと理解します。
しかし、今回は公安警察官。目的は安倍政権に反対するデモで、都内で京大生が今月逮捕されていて、その抗議集会がおこなわれていたのを、情報収集のために立ち入ったのは明らかです。中核派対応でしょうが。
こんな公安捜査は、昔からよくありますが、多分このところの社会情勢の中で、公安警察の意識が肥大していることの証左と思います。ばれ方と言い、ずさんです。
大学構内の自治権というのは、昔から言われている話で、これは学問の自由との兼ね合いでこういう感覚があります。ですから、まともな大学当局(少ない)は、警察にフリーな立ち入りは、原則的に許していません。こうした感覚は、権力弾圧の歴史的経緯をよく認識している京都大学当局者は、認識していたと思います。大学側が京都府警に抗議することも示唆しているのは、その為です。
まあ、そもそも学生にばれている時点で、この公安警察官は能力的にアウトです。スパイ行為みたいなことをしているのですから、ばれた時点でダメ警官です。
この話は、安倍政権が軍事的傾斜を強めていることに反対するデモ⇒京大生逮捕⇒京大で抗議集会⇒公安警察潜入⇒間抜けで学生に取り押さえられる⇒構内自治に基づき大学が抗議へ という構図です。
とても古めかしい構図の中にある話が、どうして2014年11月に、京都あたりでおきているのかという、時代的な流れを考えて置かないとならない事案です。日本という国の状態が、安穏としている感覚とは、随分変わり始めていることを、僕らはどう認識するのかだと思います。
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新聞報道で、急遽内容が変更になりました。
これは、おそらく環境省の地方役人が、川内原発再稼動に向けて、何らかの協力をしたいという意識の顕れだったと思います。
熊本市の九州地方環境事務所が開催を計画した話です。講師も九電。
ものすごく、重要な研修をここでやるというよりも、原発再稼動を肯定する意識誘導を露骨におこないたいという感覚が、田舎にいる役人感覚の中で、深く考えずに進行しただけと思います。
こうした内容について、東京新聞(一般紙でこうしたことを明確に書くのは、まずは東京新聞と通り相場がはっきりとしてきました。)が、良い記事を書いたので、このことは状況が変化しました。
まあ、環境省は、経産省の川内原発再稼動をサポートしたい位置づけです。こうした場合に、その環境省の研修自体が、優先されているわけではありません。
大切なのは、川内原発再稼動そのものです。再稼動が完全に確定していない中で、勇み足的な研修は足を引っ張ることはあっても、助けにはなりません。
東京新聞の掘り起こしによって、まずいと考えた環境省が内容変更したという話です。
しかし、日本政府の環境カウンセラーというのは、原発推進も義務付けられる立場であるのが本音と改めて確認する状況だと思いますし、上からのお達しがなくて、田舎の小役人が、得であるとこういう思い付きを始めることが、今の日本の感覚なのだろうと思います。
東京新聞の良記事は、ネットでも確認できますし、こういう報道が続くなら、地方にいても電子版を取りたくなりますね。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014110490071057.html
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