会見で今村復興大臣の発言を問題視する記者発言を賛美するネット住民を見て、どこまで馬鹿なのかと呆れ果てています。
日本政府・自民党政権は避難者救済などは、おこなうつもりは元々ありません。
そんなことはずっとわかり切った話です。
この復興大臣は、怒って有体にその本音を口走っただけです。むしろ、本音を言っただけ、わかりやすくてよいです。
彼らからすれば、自主的に避難した人間の面倒なんかみたくないだけです。
そうした本音を吐露されると、「それでも避難者を救え」的言説に、実は本質的な対抗力はありません。
避難者の側も、もっと援助!と、実質は国や県におねだりしているだけですから。
こんな状態が、膠着しているだけで何も展開する可能性はありません。
いいですか、こういう時には現場で民衆が戦って勝ち取るのか、それとも裁判で闘うのかしか、方法はありません。「裁判」という今村発言は、その言い方は酷くても、実質的におかしくないです。
前者は相当な覚悟を伴います。人も多数死ぬでしょう。
それが嫌なら、後者しかありません。
後者である裁判闘争に勝ち切る可能性は低いですが(国相手の裁判にこの国で勝てる可能性はそもそも極めて低い)、これは「放射能による健康被害」を正面から訴えて闘う裁判の構図でないと、将来的展望は絶対にありません。
勝つことが更に難しくなりますが、それしか出口はありません。
しかし、そういう構図では裁判は有りません。
裁判どころか、いつまで経過しても、「放射能による健康被害」に耳を貸さない福島県民は圧倒的多数。
そして、福島の自主避難者でも、「放射能による健康被害」を見たくない人が、やはり多数が現実です。
この状況が変化しない限り、何にも変わりません。
福島県民もネット住民も避難者も、本当に立ち向かう気はない馬鹿ばかりということが、この騒動でも露呈しています。騒ぐマスコミは更に酷いですが。
確信犯の今村復興大臣を詰めても何にも解決しないです。
そんなことで溜飲を下げているネット住民やメディア関係者は本当におかしいです。
こうした状況に関しても、更にメールマガジンで書いておきたいと思います。
木下黄太メールマガジン、先週金曜配信156号の内容。