「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

福島第一原発2号機観測用井戸でセシウム15倍、β線放射性物質47倍に上昇。広島原爆から68年目の夏。

2013-08-06 10:31:41 | 福島第一原発と放射能

 いよいよ今週末、土曜日開催。

 8/10(土)・松山 「放射能汚染を考える」

15時00分から17時30分
愛媛大学 城北キャンパス 南加記念ホール
特別分科会の会費は無料。直接おいで下さい。

===========================================

 山本太郎議員への策謀の話ですが、メインはあす発売の週刊誌(お盆進行で1日早い)になるようです。相当、過去の話を無理やりもってきて、印象報道で追い落とそうとする様子です。その前後のいきさつを確認していると、芸能界の内部に生息する大物によるいつもの手法があって、その中で捻り出てきたような話を、さらに二十年近くたった今、当局サイドの掘り起こし情報として再生したお話に、週刊誌が丸乗りした構図と思います。

 そもそも、今の彼とは関係のないとしか思えない話で、羊頭狗肉の類で何とかしようとする内容に誤魔化される人はそんなにいないと思いますが。

 勿論、彼が全てにわたって清廉潔白ではないでしょうし、男ならいろんなこともあるのは、むしろ自然と思います。もし、そういうことなら、政治家としては、きちんと説明すればよいでしょうし、議員となった以上、そうしたことについては、これまでとは、立場が違っている訳ですから、より厳しくわが身を律すればよいと僕は思います。

 むしろ、山本太郎という人間を、政治家として皆さんが押し上げた訳ですが、さらに彼を一流の政治家として育て上げられるのかどうかも、実は皆さんにかかっていると思います。被曝回避と反原発をこれだけクリアに唱えている政治家がほぼいない中で、彼の存在が稀有であることは間違いありません。粗削りで、 いろんな欠陥もあるだろうと思います。そうしたことについて、本人を周りがどう導くのかが、実はこの話の大きな根幹と思います。

 

 さて、福島第一原発です。2号機近くの観測用井戸で、五日前と比較して、セシウム濃度が15倍に上昇、ベータ線の放射性物質濃度は47倍に上昇していると報じられています。

 流出する水を食い止める筈の擁壁を地下水がやすやすと乗り越えていて、地下水のくみ上げも東電はおこなうことになっています。

 放射性物質を食い止める作業を、延々と東京電力はこの2年5カ月間、続けてきたと思いますが、うまくいっていないことは、こうしたことからも露呈しています(元々、大きくうまくいっているという実感はありませんが)。

 原爆が広島に1945年に落とされてから、きょうで68年になりました。なぜ広島で原爆を落とされている国で、同じ仕組みを使った原発を、平和のシンボルとして流布したのか。さらに2011年、その原発によって、福島のみならず、東京、首都圏、関東南東北の全域で、数千万人が被ばくした現実がおきていることを、僕らはもう一度踏まえないとなりません。

原爆と原発が別物に思い、そうした主張をすることこそ、今回の事態を招いた大きな原因があるのです。

この本の5章を読めばその構図が、当事者の自慢話としてよくわかります。

『戦後マスコミ回遊記』 柴田秀利著

http://www.voyager.co.jp/bookrelease_110513/

僕には溜息しかでませんし、こうした流れをそのまま無批判に引き継いでいる人たちが、今もこの日本の中枢にごろごろといるのです。巣食っているのです。


=============================================

 現在、およそ950人の方から、1100枚程度の予約申込になっています。

8/8 24:00(一次締切)までの皆さんの予約総枚数で、最終発注数を判断します。予約されたい方は、この一次締切までに、お申込み下さいませ。

 バンダジェフスキー博士DVD予約⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/ 

===========================================

【9/1(日)名古屋木下黄太×野呂美加 放射能ぶっちゃけトーク 

 「放射能防御プロジェクト」 木下黄太  

「チェルノブイリへのかけはし」 野呂美加氏 

二人のトークセッションです。またこのイベントをきっかけに 放射能防御プロジェクト中部で 
情報交換、勉強会など交流も増やしていきたく思います。 

是非御参加下さい。(前売り1000円 当日1200円) 

※託児はありませんのでご了承ください。 
子供連れの方は膝上の場合無料、お席の必要な方は別途お申し込みください。

 

 2013年09月01日(日曜日) 13:30開場 14:00開演

   東別院会館 ホール 

 (愛知県名古屋市中区橘2-8-45)

  詳細・申込⇒http://kokucheese.com/event/index/105356/

 

  ★当日、終了後に、まだ確定ではありませんが、放射能を懸念している、いろんな人たちが、交流できる飲食会を開催する計画があります。完全なオフ的なイベントです。これも併せてお伝えします。

  ★前日に、京都でも、同じイベントを開催する予定があります。これも詳細確定次第、お伝えいたします。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。