「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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被曝回避で沖縄に避難・移住した人たちの意識の変容について、ある母子避難女性からの指摘。

2015-04-12 08:27:15 | 福島第一原発と放射能

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【 SPEEDIを駄目と言う文科省が「緊急時環境線量情報予測システムWS
PEEDIの開発」を文部科学大臣賞にした理由 】
【 2号機格納容器内の温度計急上昇と30台モニタリングポストの高線量計測は
本当なのか? 】 
【  札幌講演主催者、私が柏市から札幌に移住するまでにおきていたこと 】  
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 沖縄には一年に一度、こうした被曝関連で現地に行きますが、沖縄での避難移住者の状態は、全国の他の地域と大きく異なります。今回の三田医師との講演に関しても、反応などが全く違います。首都圏避難者も多いし、初期被曝後の避難者が多数ですから、本来は健康被害に意識を強く持つべきだとは思いますが、その反応に他地域との間にズレがあるのは間違いありません。今回の開催を前にして、沖縄・避難移住者の意識、特に時間経過とともにその方たちにおきている意識の変容に関して、届いているお便りを紹介しておきます。沖縄に母子避難された方からのメールです。

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・情報がどうしても東京ベースなので、被曝回避側の西日本とは、どうも連携取りづらい何かがあるのかも。

・他の地域にくらべて、避難者の扱いが特別というのはある。避難者の意識というよりも、現地の特性と相まって、ということも。

・当初活動していた各々のグループがどんどん小さくなって、それぞれ自主崩壊しているので、結果的に何も残っていない。
大きな原因は、誰もが感じる地元住民VS本土人の限界ラインに諦めをつけた形だが、結果的には、自分達にとっても近視眼的なことになった。

・更に、政党による思惑の渦に巻き込まれている。

~避難者の心理的パターンあるある~

①心を砕いて、いろいろ活動してみたけど、どうも独りよがりの活動に吸い込まれていただけで、賛同できず終わった。(地元側にも、避難者側にも事例あり。)

②地元民の苦しみに比べれば、逃げて来られた自分たちは、大きなことを言える立場にない。
→ 住まわせてもらってるなら、少しでも地元民の役に立とう。
→ その裏の世界はよく知らないけれど、住んでいる以上、歴史的背景を知らないのもなんだし、知ってしまったから、弱い者の立場に立って、動こうじゃないか!という人達。
反政府側に立つ、少数派で弱い立場同士、同じ思いを分かち合っていれば、そのうち地元民も自分たちを受け入れ、分かってくれるようになるに違いない。

③かといって、距離の保ち方もわからない自分は、このままおとなしく、ありがたく生きていよう。自分らしく、生活の防御ができていれば、被曝については、回避できるんだから。

④どこにも所属してないし、頼るはネットだけだと思った時期もあるけど、ネットの中もごちゃごちゃしてきたから、放置、またはどうしていいかわからない。

⑤とにかく、苦労して沖縄にいるんだから、お金はあるし、情報だけ取れば特に必要とするものはない。

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以上、書き連ねましたが、無意味でしたら申し訳ないです。

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 【5/17(日) 三田茂医師&木下黄太講演会in沖縄】

 12時30分開場/13時開演(15時15分終了予定)

開催場所 沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」1Fホール
(沖縄県那覇市西3-11-1)
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/277410/

  

 

 

なお基本はこくちーずによる申込をお願いします。それが難しい方は、メールなどでの対応も致します。

 メールでの申込先:houshanoubougyo.okinawa@gmail.com

 「こくちーず以外のお申込みの場合は、①お名前(ふりがな)、②お子様連れの場合の人数、③託児・母子観覧席の希望、をお知らせください。」「託児につきましては、お客様都合の当日キャンセルはご遠慮ください。託児キャンセル料が発生する場合がございます。」

 なお、問い合わせの電話番号も設定していますが、こくちーずやメールなどネット上で対応可能な方は、その手段で極力、問い合わせてください。

 電話:080-1107-0876(10時から17時限定。)

沖縄講演チラシもできました。チラシ配布や置きチラシに協力できる方、欲しい方はこちらにご連絡下さい。090-6548-9767(チラシ対応のみの電話。10時~16時限定。)

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  GWに三重県でもいよいよ開催! 

 【5/2(土)木下黄太・チェルノブイリ講演会in津(三重県)】

  『チェルノブイリ原発事故から29年、日本の明日を考える』(現地映像上映もあります)

  ◇講演要旨

 チェルノブイリ原発事故から今年で29年、ジャーナリスト木下黄太が、2013年に取材、撮影したビデオをもとにウクライナの現状を報告します。ウクライナの専門家による日本の原発事故による汚染の評価。東葛地域と同じレベルの汚染地でおきている疾患の状態。空気と水の汚染について、ウクライナと東京の比較。ウクライナで長年闘い続けている市民団体からみた日本の市民団体の闘い方。子どもが産めない、あるいは産まれない事による人口減少の問題等々。

チェルノブイリ原発事故と深刻度が同様というレベル7という評価を受けた、福島原発事故後の日本、三重で生きる、わたしたちの明日の安全のために確実に役立つ報告会で、映像上映も行います。ぜひご参加下さい。

 申込先⇒komuroyutaka@gmail.com

   「以下は明示してお申込下さい。申込者名・居住自治体名・連絡先電話番号・必要枚数・全ての同行参加者名・参加者ごとに避難移住者や未成年等の記入。」

◇日時・会場

2015年5月2日(土) 13:30 開場/14:00 開演

津市中央公民館ホール(津センターパレス 2階)
参加費 1,000円 (避難者、移住者、18歳未満の方は無料)

 ◇アクセス

津市大門7番15号津センターパレス2階

近鉄・JR 津駅より バスで約10分(三重会館前下車)
近鉄 津新町駅より バスで約8分(三重会館前下車)
津なぎさまち(津新港)より バスで約5分(三重会館前下車)

 ◇主催「原発おことわり三重の会」 お問い合わせ:小室090-1099-1520/komuroyutaka@gmail.com

 

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