「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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給食のパンを関東東北産の小麦を使う選択はおかしいとの主張まで印象操作と誹謗するネットの病的構造。

2014-03-25 03:40:37 | 福島第一原発と放射能
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イラストレーターで僕もよくみていた安西水丸さんが、脳出血で急死されたそうです。
そうしたら、同じ頃に、メールにも次のようなことが届いていました。
「栃木に住む友人のお母様が一昨日急逝してしまいました。心筋梗塞です。それまでは全く自覚症状なし。年末にお会いした所でした。年というほど年でもないですし、見かけは若々しい方でした。友人は放射能に関してはとても敏感でしたが、ご両親はさほどでもなかった様です」



愛知県内で、給食についてずっと取り組んできたお母さんから寄せられたメールです。

こういうふうになぜうまくいくのかという事は、
お願いの文章がよかったからとかでは、おそらくなくて、
彼女達が真摯に継続的に取り組んで、
なおかつ、相手との信頼関係が醸成できているからと思います。

汚染地の手前にある愛知県だから、認識しやすいとも思えます。
これは汚染の厳しいところにはなかなかうまくいかないでしょうが、汚染が少ない場所や
汚染がほぼ無い場所では、似たような達成は得られると僕は思います。

要は人なのですが。
成功の参考例として。
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昨年5月に愛知県内のお母さん達と一緒に愛知県私立幼稚園連盟へ要望書(『お願い』という表題にしましたが)を提出しました。そこに愛知県内の各市町村の賛同者151名と18団体を一覧にして添付いたしました。
その際に「お母さん達の声がありがたいです」「対立ではなく同じ方を向いて子どもを守っていきましょう」と温かく受け取っていただき、また測定も少しづつ改善をして頂けることになりました。
そして愛知県私立幼稚園連盟に所属する421園へ通達が行き渡りました。
 
幼稚園連盟が私たち母親と同じように『子どもを守りたい』と思って放射能に気をつけるという方向性だということの表明は、これから動かれるお母さん方にとっても心強い追い風になるのではないかと思います。

私の妹は要望書を保育園へもって行き給食の交渉中です。
 
全国でこの愛知県私立幼稚園連盟のような動きがスタンダードになることを願っています。
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平成25年7月16日

設置者・園長 様

公益社団法人愛知県私立幼稚園連盟

会 長  伊 藤 園 子

 「給食の放射能対策についてのお願い」について

 平素は、当連盟事業にご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございます。

また、子どもたちの食の安全のために日々ご尽力いただいておりますこと、とりわけ福島での原発事故以降放射能汚染から子どもたちを守るため格別なご配意をいただいておりますことに敬意を表しますとともに、あらためて感謝申しあげます。

この度当連盟は、県内各地で給食の放射能汚染の問題に取り組んでみえる私立幼稚園児のお母さん方のグループ「あいち放射能から子どもを守りたいママの会」の皆様から「給食の放射能対策についてのお願い」と題する文書によるご要望を受け取りました。

要望の趣旨は、原発事故以降放射能に汚染された食品の流通が懸念される中、放射能が人体に与える影響については諸説ありますが放射能の影響は数年、数十年後に出る恐れもあり、幼い園児たちにはできるだけ安全な食品を提供しリスクを最小限に抑えたいとの願いから、幼稚園における給食についても一層の対策をお願いしたいというものです。

具体的には、当連盟が実施している給食の放射能調査について高く評価してくださった上で、それでも十分とはいえないのでより充実を図りつつ引き続き実施すること、給食の食材について産地及び製造地の確認を含め安全確認に一層努めること等をご要望いただきました。

当連盟といたしましては、ご要望を真摯に受けとめ、子どもたちの安全を守るためこれまで以上に努力してまいりたいと思います。昨年度より取り組んでいる給食の放射能調査については、多数の園の協力を得て今年度も継続して実施していますが、放射能の検出限界を「C-ラボ市民放射能測定センター」のご協力により昨年の5Bq/kgから3Bq/kgに精度を上げて実施するとともに、単独食品目の測定についてもできるだけご要望に応えていけるよう体制を強化する等、対策を講じています。現在調査モニターに参加していない園でもかまいませんので、単独食品目の測定やモニターへの参加等ご希望の園は連盟事務局へご相談ください。

また、各園におかれましてはこの度のご要望を踏まえ、できれば市町村や食品の納入業者の方々とも連携し食材の安全確認を強化する等一層のご配意をお願いいたします。

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 本当にネットの中で、レベルの低い話をどこまで我慢するのかが、僕には毎日つらい話になっています。圧倒的にレベル低下がこの放射能関連では多いです。

このうち、昨日書いたブログ記事に対して、というかツイッターに対して、「元々給食のパンは国産小麦を使う事が震災前から決まっていたのに、僕が印象操作して悪質だ」という話を言う匿名の輩がいます。

あきれかえるというか、ネットのレベル低下はどこまですすむかなと考えています。

給食のパンをどうしようという話は、原発事故前はいろんなことがあったとは思います。

しかし、事故前に何もかも確定している訳ではありません。

その程度の話は、いつも流れの中にあります。

こんなことは、社会的な流れを少し見たら分かる話です。

そして、2012年にある小麦粉と地産の小麦粉で給食のパンを進めようという動きが具現化しているのが、業界紙で報じられ、僕はその時に危惧を書いています。

「全日本パン協同組合連合会が、学校給食用パンを超強力「ゆめちから」+地場産小麦粉国産シフトにしようとする話」を2012年の7/20に書いています。

給食のパンが、関東東北の小麦使うなら、給食とは絶縁するしかありません。

もちろんわざわざ外国産中心だったのを、検討期間があるのに、被曝事象が起きた後、さらにすすめて変更したのが実態です。

これを伝える事が、何が印象操作というのでしょうか。実際に、汚染可能性のある小麦を含んだパンが、特に関東東北で流通しているという事はそのまま事実です。

しかも小麦はセシウムの移行も大きい。

こういうことを、内部で以前から検討していても、そのまま進んだという事は、子どもに放射性物質を食べさせる判断をしている連中が、給食周りに多くいるという事にしかすぎません。

そういうことをほぼ無視して、この状態を伝えている僕が何の印象操作をしているというのか。

結局、汚染物を引き受けさせて、「そんなつもりではない。」

こんな言い訳が何の意味があるのか。

こういうことを書いているのは、何かこの輩はメリットでも得ているのだろうとしか思いません。

本当にネットのおかしい人々の、おかしい文言にはうんざりします。

もしくは利益擁護者がその立場を隠して攻撃してくる状態。

お前達の金の為に、子どもや他人を犠牲にしていて、その犠牲に目を瞑り、自分たちの利益を得ている構造に、こちらが異議を唱えたら、立場を隠して中傷してくる。

只の屑です。

日本人のツイッターは特に酷すぎます。

こんな馬鹿げた対処を三年が経過しても続けないとならないこの国がいかに劣化しているのかを、きちんと考えるしかありません。

ネット、特にツイッターはそういう病が露骨すぎて、余りにも多くてうんざりします。

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来週土曜日、沖縄で開催。那覇周辺の浦添市。

【4/5(土)ウクライナ報告会 IN 沖縄・浦添】

13時半会場 14時開演

浦添市てだこホール市民交流室(沖縄県浦添市仲間1-9-3) 

申込⇒http://kokucheese.com/event/index/149224/

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避難者のメッカとなりつつある岡山でのウクライナ報告会。

【4/19(土)ウクライナ報告会 in 岡山】

13時半開場 14時開演 定員250人

きらめきプラザ(岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館)3階 (岡山市北区南方2丁目13-1)

申込⇒http://kokucheese.com/event/index/148732/

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【4/20(日)木下黄太 ウクライナ報告会 IN 徳島】

開場13:00 開始13:30~16:00

アスティとくしま 3F第2特別会議室 (徳島市山城町東浜傍示1)

申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/155644/

予約すると、当日料金よりは、やや安いそうです。

 

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 被曝防御という観点で、全国の給食関係者にどのような認識を持たせる事が可能なのか。まさにいろんなことをさらに始める必要があります。

 

 前提として、日本全国の給食でどのような問題があるのか、この自治体ではこうだ、この学校ではこうだという問題について、メールで知らせてみてください。

もちろん、こんなに良い事をこの学校はやっているという話でも良いと思います。

いろんなことで意味がある話が多ければ、給食放射能防御110番を開催しても良いかもしれません。

給食関連もこちらへメール⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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