あきれ果てています。
環境省が、除染で生じた汚染土を再利用しようとしていますが、それは現実に福島県内での公共工事による実験以外は始まってはいません。
もちろん、汚染された土がどこかに移される可能性は民間ベースでは常にありえますが、環境省が県外に運び出すことは現段階ではありません。
それにもかかわらず、淡路島の港に汚染土が持ち込まれていたと称する怪しい動画がFacebookで拡散されているという情報を聞きました。
すぐに動画を見たのですが、一見して汚染土と称する話は嘘とわかる動画です。
ある測定器で計測しているのですが、この機械は僕も使ったことがあり、小型で反応がよく使い勝手はよいのですが、多少の数値変動は自然線量でも出ることはおかしくないものです。短時間に0.2μsv/h程度位までなら、何にもおかしくはありません。汚染がまるでなくても。動画で示しているのは、その程度の内容です。これはどう考えても、港に置かれていた土が汚染と無関係でも普通に叩き出す数字に過ぎず、もちろんこの土が本当に汚染土である根拠など何も示されていません。
そして、投稿したアカウント(名前はあるが本名とは思えません)はおかしい内容を多数シェアしていて、その中には陰謀論を展開してセミナービジネスを行っている老人などが主催するイベント宣伝が何回もなされています。
こういう状況からも、「淡路島に汚染土」は、すぐに嘘と判別できます。
こうしたいい加減な中身を拡散させているのは、被曝回避側ネット住民、特にFB住民ですが、一般人のみならず放射能危険でおはなし会を続けていた、被曝回避では知られている女性の運動家も拡散させていました。
ほんとに恥ずかしくないのかと思います。こんな嘘を平気で拡散させていたら、放射能の危険や被曝回避を唱えていることが、根底から崩壊しかねません。
この著名人のみならず、シェアし拡散させている被曝回避側のネット住民には恥を知れと強く言います。僕はこういう被曝回避側ネット住民の低劣さに嫌気がさしています。放射能は危険だし、被曝回避は正しくても、こんなことをする連中とは関わりたくない気持ちばかりが毎日毎日毎日毎日押し寄せます。
何回書いても、何回書いても、何回書いても、何回書いても、同じような嘘を拡散させることは、まともな話ではありません。
気持ち悪い。