僕が東京人に心の底から失望しているのは、東京オリンピックという錦の御旗で、まずいことを全て何とかしようとしている感覚です。
いじましいだけ。
昔の洒落た東京イメージは掻き消えました。
いいですか、放射能汚染地でオリンピックという大イベントを開催しようとすることは、人類への本質的害悪と僕は思っています。
こうした汚染を誤魔化すために、ある程度は有用な意味もあったオリンピックという仕掛けが使われる。
昔のきちんとした日本人なら、そういう汚染があることを踏まえて、無理やりに汚染地に外国の選手を招いて、五輪開催などおこなおうとしないはず。
そうした心根は、政府側の人間たちは当然のこととして、一般の人間もほとんど喪失しているのが、いまの日本、東京の姿だと思います。
こんなものに期待している時点で、「おまえは正気か? 」という言い方しか僕はするつもりはありません。
東日本大震災の被災者が、5年近く過ぎても、まだ何万人もがプレハブ仮設住宅暮らしをしていることを考えると、この国の人々の多数が、まともな社会的意識をどんどん欠落させていることがわかります。
あんな安倍総理とさげずむ前に、そんな輩を総理にしたのは、われわれ日本人なのだということを再確認すべきです。
終わっています。
そうした終わった国で、オリンピックが開催することに、いろんなハードルが高まっています。
総工費がかかりすぎるからと、首にされた建築家のザハ・ハディド氏。
こうしたコスト問題で、建築家が下ろされることは、よくある話ですが、デザインに関しての残り代金を払うから著作権を放棄してと日本側が持ちかけたと暴露されました。
意味不明です。
コストがかかるから、その建築家を下ろしたなら、とにかく違う内容にしないとなりません。
しかし、その建前はともかく、間に合わない。
そこで、計画の骨子はそのままにして、建築家を別に変えている。ただしデザインが似るから、金で解決して黙ってもらおうという話です。
頭がおかしいのか。
建築家として下ろされて、さらに金で自分のデザインを、他の人のデザインとして譲り渡すことを、金さえ積めば海外の有名建築家が応諾するか?
少しでも、ロングスパンに考えたら(でも数年単位)、それをしたことによるマイナス影響が大きいから、拒絶するに決まっています。
そして、ザハ・ハディド氏は当然に拒絶し、内容を暴露されているようです。
絶句。
こんなことは少し考えればわかる話ですが、日本の組織にいる連中には、こうした常識は全く通じていないようです。
こんな"買収"を考える人達が、まともな意識でいるとは到底思えません。
その連中が推進する東京五輪を有り難がる東京人は、どうしようもない低レベルの感覚でしか生きていないことになります。
でも、これではっきりしたことがあります。
元々の建築家が下ろされて、そのデザインの著作権などを買い取りたいと言い、建築家に拒絶されて暴露されたら、いよいよ新国立競技場の行く末は、現実に到達し得ない可能性が高まっているということです。時間も少ないですし、前代未聞の状況です。
もしかすると、メイン会場なしのオリンピックになるかもしれません。
そして、こんなことがおきているのを見ていると、放射能を懸念する人々の間で言われ続けた、「それでも東京五輪は開催されない」という呪い文句が強まっている気が僕にはしているのです。
勿論、放射能汚染地で、五輪開催することのほうが、根幹から可笑しいのですが。
しかし、動きは、いろいろと早まっている気がしますね。
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