新年がはじまって、1/3から具体的に人と会い始めました。きのうは、ある研究者の人とお話ししたのですが、いろいろと話した話は、ほとんど具体的に書くことはできない中身ですが、ぼくの従来の想定をさらに上回る厳しい状態があることが、具体的によくわかりました。
書ける範囲内で書きます。研究機関名なども一切書けませんが、国の公的機関、付属の研究機関、国立大学(特に関東・南東北)などの話と認識してください。
まず、いろんな意味で、被曝の状態をはっきりわかるために、放射性物質の拡散を突き止めるために、いろんな研究機関の研究者がトライアルをしようとしていました。そういう話をすすめていくのには、当然のことながら、研究計画を出さないとならないですし、そこに予算が必要となります。
ここで、意味のある調査をしようという試みをすると、その結果が汚染の状態を厳しく追及する可能性が高いものに、まず予算措置がかなりおりないということがおきていると聞きました。いろんな機材をまわしていくだけでも、一定程度の予算が必要になりますし、はっきり言って、お金がでないと何にもはじまりません。しかし、そうした大切なポイントに予算を落とさない、予算を絞る措置が公然と行われたということです。
研究者の中で、プルトニウムに関して、調べたい意欲のあった研究者はかなりいて、それを提示した人も多かったそうですが、それはことごとくはねられる状況だったとも聞きました。「プルトニウム」という単語がNGワードになっている。こういうことが当たり前に行われているようです。
基本は東京大学を中心とした、大学側の中心サイドからの締め付けもありますが、それは、文部科学省など、国の意向であるとして、陰に陽に様々な形で、現場の研究者に圧力がかかっているそうです。
現場で、官僚から研究者が直接圧力をかけられるケースもあるようです。
今、陰に陽にと書きましたが、圧力をかけることが、公然と行われる構図になっていることが、まずポイントだそうです。これが当然と平気で行っています。隠れてなしている話ではありません。
「外国からの賠償を怖れて、対外的に伝えないようにする感覚までは国益として理解できなくもないが、この汚染状況の現実をきちんとみつめないと、現実の国民被害がどこまでおきるのか、わからないのに、とにかく、研究者が基本的な情報をとるところから、抑え込みが始まっている。少しでも都合の悪いことを公にしようとする、研究者への締め付けは強い。」と。
僕は元々、こうしたことが、政府省庁と東大等の連携で行われているであろうことは、部分的には詳細も認識していましたし、構造としてそうなっていることは、再三再四、指摘していました。しかし、これまで話を伺っていなかった方からも、多方面にわたる具体的な話を伺うと、当初想定以上に、露骨にこうした作業が行われていることがさらに認識できました。
ひとつは、メディアで取り上げさせないために、メディアが気付く形にさせないように、研究者側には露骨にプレッシャーがかかっているようです。メディアが関心を持ちそうな放射能の研究事例ほど、それがあるメディアで一時的に取り上げられると、その後では、いろんなことがおき、実際その話は、メディア的な場所から遠ざかるような状況になっているということです。打ち消すようなストーリーがその後流される構図となります。
「実害」を「風評被害」とすり替えていく構図が、実は露骨に専門家・研究者に対しても行われているという現実。そもそもきちんとした、汚染状況を確認するための基本研究を南東北・関東全域で、フラットにおこなわなければならないのに、それを予算面も含めて、抑制する話。
そして、象徴的な「プルトニウム」への禁忌。
公的なデータを、確信的に隠ぺいする構図が、もはや日本では当たり前になっています。ソ連やウクライナとひかくすることさえ、おこがましい現実があるということ。
ヘーゲルは世界史上の大事件と大人物は二度現われると言うが、彼は、一度目は悲劇として、二度目は喜劇として
とくわえるのを忘れたというのは、マルクスの記述です。
僕らの目前にこの記述通りの状況が展開しています。
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健康被害と思われる症状が急増、深刻化しています。
報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。
「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年半近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。
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【必読。ダウンロードし、印刷し、10人以上に読ませてください。】
『チェルノブイリの長い影~チェルノブイリ核事故後の健康被害』
http://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/cherno10.pdf/$File/cherno10.pdf
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【1/19(土) 木下黄太 講演IN姫路】
東日本大震災から2度目の冬を迎えました。福島第一原発からは、今でも毎時1000万ベクレルという放射能が放出され続け、収束する気配はありません。テレビやメディアが出さない放射能土壌汚染や健康被害などの情報を、どうぞ知って下さい。福島第一原発のこと、放射能汚染のこと、避難者のこと、あなたのこと、これからのこと、一緒に考えましょう。
日時: 1月19日(土)14時~16時 (受け付け13:30~)
場所:姫路市立図書館「飾磨」分館 3階 第一会議室 【定員100名】
姫路市飾磨区下野田一丁目1番地 山陽電車「飾磨駅」下車東へ徒歩3分
駐車場あり (飾磨駅前に有料駐車場もあります。)
参加費:999円
申し込み: 名前・人数・住所(市町村まで)を明記し、佐野までお願いします。
託児はありませんが、子連れ参加OKです。
sanohiromi3@gmail.com 090-5175-6139
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【木下黄太への連絡手段】
僕のホームページは中止。1月1日以降、以下の通りになります。
メインはhttp://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927
英訳ページなどがありましたが、更新されていないため、現在メインページ、ブログについてのページはこのブログ本体のみです。
僕、木下黄太への連絡は下記の手段となります。当面すべて、僕個人が対応します(だれかマネージャー的な人を置ければよいのだけれども)。優先順位の高い順番に書きます。特に「依頼」「業務連絡」「相談」は極力メールでお願いします。
1 メールアドレスは、nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
講演などの業務的な依頼をされたい方は、原則がこのメール→電話でお話しする順番でお願い致します。このメールアドレスがまず第一窓口です。
2 Facebookは、http://www.facebook.com/kouta.kinosita
ここにメッセージ。友人申請も可能です。フィード購読もできます。
3 Twitterは、https://twitter.com/KinositaKouta
フォローしていただいても構いませんし、メンションも構いませんが、DMは保存期間が短いため、極力、別の手段をご利用下さい。オンライン時に、即時反応して対応する場合以外は、DMは使えないと思います。
4 mixi にも一応います。 http://mixi.jp/show_profile.pl?id=53820221 こちらへのメールは連絡手段としては不適切です。ほとんどみていません。
5 Skypeも持っていますので、海外の方とは、Skypeでお話も致します。メールを先に頂く際に海外の方は、SkypeのIDもお伝えください。
また、携帯電話はまともな意識のまともな中身の方には、番号をお伝えしてお話もしています。お話が必要な場合は、携帯番号も先に頂けるとありがたいです。携帯会社によっては、通話プランのこともあるので、携帯会社名も番号と一緒にお知らせください。
Lineに関してはおこなっておりません。ご了解ください。
僕は、社会的な当たり前の常識で対応できる方とは、極力お話しするつもりです。立場に関わらず、メールなどがスタートになりますが、電話や物理的に可能なら、対面でもお話しいたします。
当面この状態でおこないますが、新規の展開も含めて、提案をしていくことはあると思います。
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ガレキ、被曝の問題で、特に北九州のガレキ問題に関心のある方。来月の北九州市議会議員選挙に出馬する、村上さとこさんの支援をぜひお願いします。個人カンパなど大歓迎です。
http://murakamisatoko.blogspot.jp/p/blog-page_3152.html
北九州市民で、選挙に協力できる方、ボランティアのできる方、事務所に連絡してください。ガレキ反対の政治意思を示す第一歩。大変重要な戦いです。ホームページには連絡先も、選挙公約も明示されています。
また、小倉北区在住のご家族・ご親戚・ご友人・知人などがいらっしゃる方は、是非、事務所( 093-511-2488 )まで連絡ください。細かく一人ひとり積み上げれば何とかなる可能性があるのは、市議選の良きところ。
http://murakamisatoko.blogspot.jp
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【大阪・ガレキ阻止】「放射能汚染ガレキ広域処理差し止め裁判原告団」より
大阪市・大阪府を被告とするガレキ広域処理差し止め裁判を提訴。皆さん、原告になってください。
ご質問はnobiscum@wb4.so-net.ne.jp(小山)
★提訴は来年1月23日。
★被告は大阪市・大阪府。
★請求する内容を、①放射能汚染ガレキの広域処理の差し止め、②環境権の侵害による損害の賠償(慰謝料)、とする民事訴訟。
★原告団の加入費用は、1人1万円。
裁判の目的は、ガレキ広域処理の実行者の責任を追及し,圧力をかけることです。
また裁判を道具として広域処理反対の運動を拡大することです。
詳しくはこちらのURLから,原告団のHPに入ってご覧ください。→ http://garekisaiban.blog.fc2.com/
≪誰でも原告になれます≫
この訴訟は、良い環境を享受する権利が侵害されると感じ、訴訟の費用を負担する人なら、誰でも原告になれます。住所による制限はありません。
住所による制限はありませんが,焼却場等からの距離や原告の性質(放射性物質に対する影響の大小)が結論を左右する可能性があります。
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私は、寧ろ率先的に問題解決へとイニシアティブを取って行くかと予想していたのですが、これでは。・・・
将来ある人は本当に日本を離れた方が賢明なのでしょう。
英語の保育園や幼稚園が移住者で定員オーバーだと聞いています。
そういう方々は 本人たちは楽かも知れないけど地元民はいぶかしがっているみたいですね。
一緒にしないで、私の旦那は金持ちなんだからみたいな…
日本の行政機関や日本資本の会社は陰湿だから、ますます誰も自分の地位を脅かしてまで汚染を調べようとしなくなるのではないでしょうか。
今後は、行政に頼らず、個人がお金を出し合って調べていくしかなさそうですね。
これって、どこかの国と同じじゃないですか・・・。
2011年の3月の表によると、3/24の時点で、通常の7倍はあったと思います。
アメリカ側は、かなり詳しく検査していると思います。
今も検査し続けていると思います。日本人を救う為にではなく。戦争や金儲けの為に。
どこにも公表されない「軍事機密」として、データをとり続けて保管継続中ではないでしょうか。ぜんぶ憶測ですが。
そして、ある日、パッと、日本の汚染状況を大々的に世界に知らせて、「核のゴミ置き場に最適な国」とされてしまったら大変ですね。
日本中で汚染瓦礫焼却しているのも、日本を核のゴミの最終処分場とする、布石ではないでしょうか。
日本の為に祈ります。
円安が進んでいます。経済の全体の動きはわかりませんが、輸入食料品は高くなるのですよね。
ますます入手しづらくなりそうですね。
年度末に向けて一気に進みそうで怖いです。
群馬県内の自宅で連絡を受けた真由美夫人は「出発の時もいつもと同じ様子でした。心臓が悪いということもなく丈夫な人だったので信じられません」と動揺した様子で話した。
関係者によれば、遺体が日本に戻ってから葬儀など行う予定という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130104-00000087-spnannex-golf
木下さんもご存じだと思うのですが、過去の水俣病や、電磁波による健康障害、水銀アマルガムの被害でも同じです。
国はもともと、産業や企業にダメージがある疫学調査には、非常に不熱心なので、今回の記事は「そうだろうなあ」とうなずいてしまいました。
アスベストも、長年、癌などの健康被害が大きく叫ばれていたにもかかわらず、実際に規制が行われたのは、ドイツより20年も後でした。
今は、一つ一つの事例をよくみて、それを自分の参考にする必要があると思います。
私が言わなくても、こちらのブログや「みんなのカルテ」の事例を参考にしている人は多いと思います。
アスベストもそうでしたが、ほかの事例も、規制がかかってからでは遅く、電磁波への規制も、日本はヨーロッパよりはるかに緩いおかげで、大きな被害があらわれています。
しかしここでも、「電磁波ムラ」といわれる利益共同体があり、日本での研究の進展を遅らせるという、同じ構図です。
国は、それが自分や産業界に不利な場合、大規模な調査をあえて行わないので、自分で様々な事例を調べ、考え、行動するしかないと思います。
医師や研究者たちを牛耳る官僚たち(文部科学省の役人たち)は、自分たちの既得権益や米国の圧力があるとはいえ、ホットスポットの霞が関で1日の半分以上を過ごし、汚染による内部被曝を受けているのですから、近い将来自分たちがどうなるか分かっているはずです。自分たちを誤魔化して生きているのでしょうね。
それとも、エリートは助かるとでも錯覚しているのでしょうか?
これ、プルトニウムが題材となってますが、報道に乗っからない、他の核種。
テルルじゃ、テクネチウムじゃ、CTBT高崎見ても、濃度の差は有れど飛んで行ってると思います。
検査している範囲や、検出限界値や姿を変えていく短寿命の核種などなど。
今となれば、闇に葬られた物も多数だと思うし、それらを吸い込んだり、食ったりしたと考えて活動していくしかないでしょう。
リスクを考える時は、最悪の事を考えて行動しなくてはならないと思います。
爆発まで至る物は、今思えば、もっと反対していれば止められたかもしれません。
でも、それは既におきてしまったもので、これらがどの様な影響を及ぼしたりといった物は出てきません。
公の元に出ていなくても、出てきた核種がそんな状態で飛んでいるし、結果としてメディアにも出てこない。
そんな中で生きている以上、それらに対して、わからない以上、最大限の危機意識を考えて行動しなくてはならに。
でも、拡散される被災地周辺の汚染の可能性の高い食物や肥やしや諸々多数。
恐らく、海外移住を考えたところで、出来る人は限られてくる中、国内の避難先で過ごさざるを得ないなら、避難して安心するだけでなく、もっと声を挙げるべきじゃないでしょうか。
2013年が木下さんにとってよいお年になりますように。
沖縄避難者についてのコメントの件ですが、いい加減にして頂きたいと思います。
沖縄避難者は1万人以上存在します。カテゴリーに当てはめるのは無理があります。そして私の周りの避難者達は皆、すばらしい人ばかりです。
新都心に住み子どもをインターナショナル・プレスクールに通わせている友人もセレブ気分とは違いウチナーの親友に励まされながら安い時給でパートをしています。周りの関東からの避難者は私を含め皆、ウチナーの友人がいます。そしてウチナーの優しさに心から感謝しています。私の子供たちもウチナーの子供たちに受け入れられ楽しく充実した学校生活を送っています。
沖縄避難者の数は他の地域に比べ桁違いに多いです。1万人以上もいれば中には非常識な人もいるでしょう。しかしたまたま出会ったそのような人々をもってカテゴライズするような単純な発想はどうかと思います。
避難者の情報収集の方法も様々です。私の周りでも木下さんのブログの読者でない人々も多くいますが、彼女、彼らも自分の出来る範囲で放射能情報をウチナーに伝えたり、またオスプレイをはじめとする基地問題の活動にも参加したりしています。要するに放射能対策においても様々な形をもって行動しているということです。
ウチナーに受け入れられないというコメントもありますが、薩摩侵攻から現代の基地問題に至るまでの歴史的背景を考慮すれば、ウチナーがナイチャーに不信感を持つのは至極当然です。その認識がない避難者もいるだろうと思いますが、私は個人的にはそのような人々を軽蔑します。
もちろん文化、常識も違うので私もたまに驚くこともありますが、それに勝るウチナーの人の好さ、文化の素晴らしさ、自然の美しさ、私と子供たちは沖縄の生活をとても楽しんでいます。就職の条件は厳しいですが・・。
とにかく限定的な特定の地域の避難者批判はこれから避難を検討している東北関東在住の人々にとっても避難に対してのネガティブなイメージを植え付け木下さんの本来の活動の本質からそれてしまうと思います。