先週配信信した僕のメールマガジンの大部分を、ブログで特別に公開しておきます。一般公開になるので、一部内容を省略などしています。
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木下黄太メールマガジン [第165号 2017/6/2]
< 毎週金曜発行 >
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(前略)
木下黄太メールマガジン [第165号 2017/6/2]
< 毎週金曜発行 >
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(前略)
しかし、ある人に僕が要請したことがあって、メールフォルダにその返信
が届いていました。
これは僕が読むだけでなく、是非貴女にも読んで欲しいと思いました。
(まずメルマガ読者に伝えますが、ブログでも遅れて一般の読者にも
公開することはご了解ください、重要すぎるので)。
僕がメールを送って、その返事をされたのは、
「共謀罪」で懸念を表明する書簡を日本政府に出された、
国連の特別報告者、ジョセフ・ケナタッチ(カナタチ)氏。
安倍総理が「彼の書簡は国連総意でない」卑しむような答弁をしたターゲット
です。
しかしケナタッチ氏に関して、国連事務総長は安倍総理に対しては
「特別報告者は独立しており、人権理事会に直接報告する立場の
エキスパートである」として重んじている姿勢を示していたことも
既にわかっています(安倍総理が嘘を平気でついているということ、
有体に言って)。
法学者で、マルタ大学の教授です。
僕に返信された彼のメールで、この特別報告者がどのような人物なのか、
貴女も確認してください。
とてもいろんなことが勇気づけられると僕は感じています。
国連の特別報告者、ジョセフ・ケナタッチ(カナタチ)氏。
安倍総理が「彼の書簡は国連総意でない」卑しむような答弁をしたターゲット
です。
しかしケナタッチ氏に関して、国連事務総長は安倍総理に対しては
「特別報告者は独立しており、人権理事会に直接報告する立場の
エキスパートである」として重んじている姿勢を示していたことも
既にわかっています(安倍総理が嘘を平気でついているということ、
有体に言って)。
法学者で、マルタ大学の教授です。
僕に返信された彼のメールで、この特別報告者がどのような人物なのか、
貴女も確認してください。
とてもいろんなことが勇気づけられると僕は感じています。
彼からの手紙を翻訳したものと、僕からの依頼文を併せて掲載しておきます。
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【「共謀罪」を懸念する、ジョセフ・ケナタッチ国連特別報告者から
僕へのメール 】
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【「共謀罪」を懸念する、ジョセフ・ケナタッチ国連特別報告者から
僕へのメール 】
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木下黄太様
お手紙ありがとうございました。
とても感謝しております。
憂慮する日本の市民たちから、たくさんのメールをいただいており、
私の国連特別報告者としての仕事のやり甲斐と価値を、一層強いものに
してくださっています。
あなたの根気強さにも尊敬を表します。
受信箱には、あなたからのメールが3通ありました。
返事が遅くなったことをお詫びします。
しかし、私は毎日数百、時には千通を超えるメールを受け取っていること
をご理解いただけると思います。
すべてに目を通すように努力しておりますが、1日は24時間しかありません。
私がすぐにでも訪日するべきだという木下さんのお考え、それから御提案を嬉しく思いました。
ぜひそうしたいところですが、残念ながら、同様に新法を起草中の他の諸政府との約束がすでにあり、2017年6月のスケジュールはいっぱいです。
国連には200か国もの加盟国があり、多くの加盟国が私の援助を必要としています。
しかしながら、日本への強い関わりを今後も維持していくつもりでおり、
6月9日には東京で行われる市民フォーラムに、ビデオコンフェレンスの
手法を用いて参加できるように取り計らっているところです。
少なくとも当面は、このような形で、日本の外からでも日本国内の議論に
貢献しようと努力しています。
また、5月18日の政府宛ての手紙で私が提起した問題に、日本政府が何も応えておらず、この件における私の国連の任務への積極的な協力をしたいという意思を示していないことも、考慮し、御理解ください。
日本政府がそのような意思を示したり、私との面会や、緊急での話し合い
を望んだりしたならば、6月中に訪問を予定している他の諸政府の理解を
得た上、予定を延期し、日本を訪問したでしょう。
しかし、これは起こりそうもありません。
これらの事情以上に、私が政府宛ての手紙で提起した問題は、今度もなく
なることはないということも忘れないでください。
6月9日には東京で行われる市民フォーラムに、ビデオコンフェレンスの
手法を用いて参加できるように取り計らっているところです。
少なくとも当面は、このような形で、日本の外からでも日本国内の議論に
貢献しようと努力しています。
また、5月18日の政府宛ての手紙で私が提起した問題に、日本政府が何も応えておらず、この件における私の国連の任務への積極的な協力をしたいという意思を示していないことも、考慮し、御理解ください。
日本政府がそのような意思を示したり、私との面会や、緊急での話し合い
を望んだりしたならば、6月中に訪問を予定している他の諸政府の理解を
得た上、予定を延期し、日本を訪問したでしょう。
しかし、これは起こりそうもありません。
これらの事情以上に、私が政府宛ての手紙で提起した問題は、今度もなく
なることはないということも忘れないでください。
6月に「共謀罪」が議会で可決されるかされないに関わらず、この先も、民主主義の良き模範となるような個人情報保護関連の法や政策、監視機関を、日本が持つことを確実にするという、何年もかかる仕事が待っています。
この長い期間に、私も日本に度々訪れなくてはならないでしょう。
その間にお会いする機会を持てることを願います。
どうぞ短期間の後退で、意気消沈されませんように。
プライバシーや他の人権を守ることは、フルマラソンのスタミナを必要と
します。
それに比べれば、「共謀罪」の法議論は、100メートル走です。
ですから、あなたの友人や仲間、隣人、そしてあなた自身が、スタミナと
粘り強さ、耐性、そして、長期戦の心づもりをしっかりと持っていてください。
今後、誰が政府のメンバーか、誰が総理大臣か、日本政府が協力的かどうかに関わらず、私はフルマラソンに最後まで関わるつもりですので御安心ください。
なぜなら、真実は今後も変わらないからです。
あなたの成功を祈ります。では。
ジョー
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その間にお会いする機会を持てることを願います。
どうぞ短期間の後退で、意気消沈されませんように。
プライバシーや他の人権を守ることは、フルマラソンのスタミナを必要と
します。
それに比べれば、「共謀罪」の法議論は、100メートル走です。
ですから、あなたの友人や仲間、隣人、そしてあなた自身が、スタミナと
粘り強さ、耐性、そして、長期戦の心づもりをしっかりと持っていてください。
今後、誰が政府のメンバーか、誰が総理大臣か、日本政府が協力的かどうかに関わらず、私はフルマラソンに最後まで関わるつもりですので御安心ください。
なぜなら、真実は今後も変わらないからです。
あなたの成功を祈ります。では。
ジョー
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ジョセフ・ケナタッチ教授。
はじめまして。
私は木下黄太と言います。
私は日本のテレビ局の局員として、20年間、社会部記者、社会部取材デスク、報道番組ディレクター、番組プロデューサーを務めてきて、今はフリーのジャーナリストです。
共謀罪に関して、あなたの特別報告について、日本政府が貶めようとして
いることは、おかしいと考えています。
日本ではそういう動きが物凄く強いです。
私はテロ対策は必要と考えている立場ですが、今回の共謀罪に関してあなたの懸念は正当なことが多いと思っています。
さらに安倍総理が国連事務総長と会談し、「あの特別報告は国連の総意
でない」とする話を伝えて、更に貶めようとしている手口にも、違和感を強く感じています。
あなたが10月に来日されることは知っていますが、それでは遅すぎると考えています。
無理を承知の上でお願いしますが、日本に6月か7月に来日して、あなたの
見解を公に伝えていたたくことはできないでしょうか。
日本国内は本当に閉塞感が強まっていて、僕は原発事故以降、政府やメディアのスタンスとは相容れない為、独力で発信している者です。
特定の政党、特定の宗教団体とのつながりは、ありません(取材先として
のかかわりのみです)。
こうした状況を少しでも改善する為に、あなたが来日していただければ、
大変にありがたいです。お返事をお待ちしています。
木下黄太
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なお、この翻訳はShoko Yanoさんによるものです。
本当にありがとうございます。皆さんも感謝を。
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なお、この翻訳はShoko Yanoさんによるものです。
本当にありがとうございます。皆さんも感謝を。
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先週金曜日メルマガ読者にお伝えした内容ですが、広く日本国民が知った方が良いメールと感じたのでブログ掲載いたします。
出典を明示されれば、今回の記事については引用拡散されてもよいと思います。
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木下黄太メールマガジン 月4回・原則として金曜日発行
申込&問合せ⇒http://www.hoshanobogyo.com
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