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「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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きょう川内原発を再稼動して、また原発国家に後戻りすることを、3割もの国民が賛同する日本という狂気。

2015-08-11 14:19:23 | 福島第一原発と放射能

 

きょう、川内原発の再稼動に踏み切った本当の理由は、中央からも遠く、大都市圏から最も遠い原発で、なおかつ自民党支持層が圧倒的に強力な鹿児島県という状態の中で、行われているということです。

「中心より遠いところならば、反発も少ない」という政治判断しか本質はありません。

原子力規制委員会のような科学性があるかのように見せているシステムによって、安全が担保される可能性が高い原発から再稼動させているという判断がポイントではありません

政治的に再稼動させるハードルが低いところから、再稼働させていることに過ぎません。

少なくとも、原発という存在を、世界的に継続させるための、捨石が日本であり、更にその日本での捨石として、鹿児島県、その中でも薩摩川内市が選ばれたということです。

薩長土肥という明治以降の体制の中で、その中の負け組である地域の、更に辺境の地域に、こうした負荷がまずは掛かっているということです。

ここで何を言っても、事態は変わりません。

政治的に、こういう再稼動を極力しない政治体制を、国政レベルで我々が選択可能なのかということです。

その政治体制を選択するのに何が必要なのか。

この川内原発再稼動を半数以上が反対しても、まだ3割もが世論調査で賛同する狂気国家日本で、そうした政治選択は可能なのか。

福島第一原発事故がおきたことで、多くの人々に苦難が訪れても、原発再稼動を容認するという人間達が一定数いることが浮き彫りとなる、おぞましい日本と日本人。

きょう、僕は九州にいながら、そんなことを考えています。

 

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