「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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大量に放射性物質がある東京に、貴女がとどまる感覚を、僕は本質的に理解できません。

2012-09-22 09:56:59 | 福島第一原発と放射能

 敦賀は風光明媚、感じのよい町で、半島と海もよい感じなので、なんであの町が原発に頼って生きる選択にしたのかと思うと、とても悲しすぎる気がします。

 その敦賀に行ってよくわかったことは、原発立地が長く続いていて、なおかつそのエリアが経済的に依拠している感覚になると、その地域の独自性とか、その地域の自立性というものは、どんどんと失われていくことです。今回は、原発の話というよりは、ガレキの問題で話に言ったつもりだったのですが、ガレキについて話すことも、はばかられる感覚が強く、すべてがお上のいう事に逆らえないという、日本の特徴が極限まで押し出されているエリアになっている事です。これは、福井県人が、人柄穏やかで、断らない人々が多く、より人としてまともに見えるような感じ、他人から好意的に映るような人が多いという事が、そもそもの原因ではないのかという話も聞きました。敦賀の焼却施設は小さく、新しくもありません。わざわざ六百トン程度、自分たちのごみ処理もアップアップのところにもってきて、燃やさせる感覚そのものがもはや理解不能です。煙突などの立地から考えて、煙は敦賀の市街地に行くことが多いでしょう。押し付けている側が、敦賀市をなめになめきっている。それでも、お人よしに唯々諾々する。お金のメリットと、他人に好意的に映る自分に拘っている。そうした感覚を強く感じました。

 

 でも、この話は敦賀ばかりではないと思います。

 東京に留まる貴女も同じような感覚で過ごしていることは間違いないと思います。

 放射性物質があることよりも、人間関係を考慮し、人間関係を考え、そこに足を取られて東京にいる感覚を続ける貴女を僕は本質的に理解できないのです。

 根本的に、放射性物質が、ウクライナのキエフ並みにあることは間違いない環境下で、その放射性物質を吸引する可能性がずっとある環境下で、暮らし続けることを選択することは、放射能に汚染される自分を容認し続けることになります。身の回りの人間関係、家族、小さな子供たちへの心配などを口にしますが、それは言い訳です。完全に言い訳です。最も大事なことは、貴女が貴女自身が汚染されることを許容して生きていくのかという事です。

 原因不明のものが襲ってくるかもしれないという恐怖ではなくて、はっきりと存在している放射性物質が、家の中にも、家の外にはもっと、大気中、土、壁、アスファルト、樹木、電車内、駅、通勤路、会社、いたるところに間違いなく放射性物質はあります。桜島の噴火の後の、鹿児島市内のように、道路上に散乱して、偏差が偏って、そこかしこに落ちて固まっている。数十センチおきにホットスポットがあり、放射性物質が普通にある状態。こうしたところに、居られるとおもう感覚が僕には根源的に理解できません。

 僕は嫌です。

 自分をむしばむ可能性があるものが当たり前のように存在しているのなら、普通の生命体ならば、回避して、避ける以外の方法はないのですが、そうしたことを選択しようとしない貴女。自分が、蝕まれていくことを許容することに、本質的に人間として、何のベネフィットがあるのでしょうか。

 貴女の家族が蝕まれることが本質ではありません。貴女に近しい子供たちが蝕まれることが本質ではありません。

貴女自身が蝕まれる自分を容認するのかどうかという事が本質です。

 貴女自身よりも大切なものが、何かあるのでしょうか。それほど、周りの人々との関係の中で、人間的な対応をしたというように思えることが大切なのでしょうか。

 断言します。貴女が思っている百分の一も、周りは貴女のことを気にかけていません。

 他人は、本質的に、他人の事に関心はありません。貴女が、人に気を使う良心的な人間でありたいと念願していても、それは、貴女の心の充足に過ぎない話です。本質的には何の関係もありません。周りは、貴女のそんな心理充足に関心がありません。というか、関係ないんです。本質的に。

 人柄もよく、他人からよく思われていることが、貴女にとって、本質的な幸福をもたらすことはありません。貴女自身が、それを優先して、自分が蝕まれたら取り返しがつきません。

 貴女が何を優先するのか。貴女は答えがないままです。それでも、悩んで、貴女を守ることを、貴女が選んでほしいと、僕は思います。

====================================================

甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。

  

健康被害と思われる症状が先月中ごろから急増、深刻化しています。

 報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp                                 

 

 事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年半近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 


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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マツダ マツコ様 (16.59)
2012-09-26 01:40:05
マツダ マツコ様

過大なご評価、厚顔の至りであります。

このまま次から次へと再稼動され再び大地震で倒壊爆発、あるいは瓦礫焼却~発生する放射能汚染物質と焼却灰・・・わたくしたち大人はともかく、これから新しい命を育む子供、さらにその子供、さらにその子供・・・「命のリレー」が切断されてしまいます。

もう後がありません。
たとえ鼻くそにも充たないわたくしたち庶民でも、一寸の虫にも五分の魂、やれる範囲で精一杯やろうではありませんか。福島の児童の疎開、被爆裁判、、啓蒙・・・。
福島の児童の50%にのう胞発生。厳然たる事実であります。わたくしが本当に後がありません。取り返しがつきません。住んでいる関東地域もいずれ同じ状況になることでしょう。

第一は避難・疎開、第二に安全な食糧の確保、そして脱原発=放射能地獄との闘い。

今後ともご教示ご指導のほどよろしくお願いします。
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Unknown (ツンデル王子)
2012-09-25 20:46:11
電気という物は大変便利な発明で、現代人の生活に欠かせない物だが、発電方法の原子力というのは地球に生きる生命にとって間違いで、余計な発明であった。
返信する
様々な事情 (グーフィーグーパー)
2012-09-23 21:41:03
初めてコメします。
私は神奈川にいましたが、震災直後、危機感を感じて西日本の実家に幼稚園の子供と移りました。夫は反対しましたが、いつか分かってもらえると信じて離れて暮らしました。ガイガーカウンターを送り、自宅の線量を測ってもらい納得した夫は転職を決意して、今は家族で西日本にいます。
神奈川の住宅ローンと賃貸の家賃で余裕は全くありませんが安心しました。
50万台の月収が今は20万です。私はそれでも安心して生活したかった。家族で心から笑顔でいられたら私には十分すぎる幸せ。
私は病弱だから、病気が自由や自信、安心感、お金、友達さえも奪うことを知ってます。
だから決意出来ました。リスクは少なくしたかった。
子供は幼稚園も突然やめたし、ママ友達にも嫌な噂もされたし、夫とも毎日ケンカしたし、ものすごく悩んで悩んで辛かったけど、後悔はないです。
失ったら怖いものは人それぞれですね。
私は家族の笑顔があればいいかな。
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9月23日(日)午後10:00~午後11:00(60分) (ETV特集 シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告 第2回)
2012-09-23 13:44:16
9月23日(日)午後10:00~午後11:00(60分)

ETV特集 シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告 第2回

番組内容
去年4月ウクライナ政府は放射能汚染地域で健康被害が多発していると報告、世界に衝撃を与えた。チェルノブイリ原発事故から26年、現地で何が起きているのか取材した。

詳細
去年4月ウクライナ政府は、チェルノブイリ原発事故25周年の会議で汚染地域の住民に心臓病など深刻な健康被害が発生しているとする報告書を公表。特に子どもの健康悪化は深刻で、2009年のデータでは事故後に生まれた子どもの78%が慢性疾患に苦しんでいると訴えた。しかし国際機関は、小児甲状腺がんなど一部の病気しか放射線の影響と認めていない。ウクライナで何が起きているのか。事故から26年たった現地を取材した。

http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/sp/program/p.cgi?a=001&d=2012-09-23&c=31&e=8149

(以下、私見)
瓦礫の受け入れ、焼却、リサイクルって、狂気の沙汰。
アタマを冷やして、今すぐ、やめろ!
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逃げる 護る必要性 (マツダマツコ)
2012-09-23 11:27:42
遺伝子の損傷・破壊 をご紹介くださいました16.59さん(?)
 適切な資料のご紹介ありがとうございます。一部ではありますが拝見して、その通りだと、わたしたちが逃げなくてはならない理由はこれに尽きるのだと再認識しました。

 未来の人たちが少しでも苦しみを背負わないで生きていけるように今のわたしたちがしなくてはならないこと。木下さんがずっと呼びかけておられる理由。

 Natureの編集後記のコメントが心に響きました。
また、柳沢さんはたしか、JTの生命誌なんとか館の館長さんをされておられた方。一度そのなんとか館で遺伝子の歴史やらなんやら学ばせていただいた過去があります。その絡みもあって なぜ、そんな研究にもお金を出しているJTがセシウムやら何やらを浴び、遺伝子に深刻な影響を及ぼすタバコの葉を政府の基準値にならい思いっきりあげてしまっているのか去年からさっぱりわからなかったのです。
 JTへはまた物申したいところですが、現在の企業体とは、あらゆる事業に手を伸ばしており、企業間の横のつながりが消費者とのつながりよりもずっと大きくなってしまってわたしたちの声は行政同様、届かなくなってしまっているようです。これも昨年からずっと抵抗している中で感じていることです。

 このような情報を互いに発信しあうことで、すこしでも多くの日本の人たちがいまの状況を抜け出せるようにしていきましょう。わたしはこれまでもこのような情報を出所も含めてプリントアウトし収集し、必要なところへ提示しています。反応は???ですが。

 北九州の、周辺のみなさん、いっしょに阻止していきましょう。わたしは、大飯と大阪市ですが、体の変化に気付いたらどうか無理されませんように。お願いします。
返信する
埼玉で (Lightspeedo)
2012-09-23 02:07:31
気になる話を耳にしましたので、ご報告します。
昨日1年ぶりに欧州に住む友人から関東の放射能事情を聞きました。

彼女の知人らは埼玉のホットスポットに311以降も家族全員避難せずにすんでいるようです。かなり放射能に対する意識は高く自分たちも危ないと思っているようですが、住宅ローンなど金銭的な問題で離れられないそうです。
普段から飲み水はもちろんすべての食べ物に気をつけ、今のところ誰も健康を害していないそうです。が、最近になって自分の娘の爪の被曝を調べてもらったところ、あれだけ気をつけていたのに、その娘さんの爪からはプルトニュームが検出されたそうです。

同じ地区の他の家族が通う小学校の門は福島20km圏内と同じ放射線量だそうです。それでもその家族の子供はその学校に通っています。

私の友人は彼らに避難を促しましたが、もう完全に諦めてしまったようです。

多分、家族の一人でも顕著に体調不良が現れればきっと無理をしてでも避難したと思いますが、変に症状がない人は危機感が薄いのかもしれません。

私の30代女性も脳膜炎で入院までしたのもかかわらず、まだ避難せずに仕事の心配しかしていません。

他の多くは殆ど毎日外食、刺身食べ放題に行っています。もうこの人たちは完全に手遅れだと思います(涙)


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Unknown (Unknown)
2012-09-23 01:15:37
【証拠写真】 3.11 千葉 市原コンビナート爆発時のキノコ雲

http://s.ameblo.jp/64152966/entry-11361051451.html

私達は、真実を知らなければなりません。
目撃された方はいらっしゃいませんか?
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下関にて (Unknown)
2012-09-23 00:21:29
21日、マスクを忘れて外出したら、夜、口の中がひりひりしました。
ちょっと面積の広いやけどみたいです。
そして寝る前に、試験焼却の時のような空咳。
けさは大丈夫。元気です。
もうマスク忘れません。

しかし、夕方、家族で歩いていた時マスクをしている私に向かって夫が「気にしすぎ」と。
私はマスクするからね。そちらこそ気にしないでね。
早く焼却をやめてくれないと恐いです。
返信する
遺伝子の損傷・破壊 (16.59)
2012-09-23 00:17:40
当ブログで木下氏が詳細にレポートされていました。
従ってご記憶がある方も多いでしょうが、是非下記をお読みください。
遺伝子の損傷、これが22代に亘って増大し続けていると述べられています。

なお『放射能はなぜこわい』生命科学の視点から:柳沢桂子著に、DNAの遺伝メカニズムについて平易に説明されています。

以下引用開始

ミシェル・フェルネクス
(スイス。バーゼル大学名誉教授。元WHO 専門委員)
福島の失われた時間
「チェルノブイリでWHO は何をすべきだったんでしょう?」とナバロ博士は2002 年に
私に尋ねた。博士がWHO の事務局長代理だった時である。私は即座にこう答え、また念
のために書き送りもした:「1956 年に召集されたような『被曝と遺伝』が課題の
Scientific Working Group を召集することでしたね」と。この課題に私は「ゲノムの不安定
性」を付け加える。
1956 年、こうした課題に応じてWHO はジュネーブに研究グループを結集した。ノーベル
賞受賞の遺伝学者ミュラ博士をはじめとする、この分野の世界的な最高権威者たちがそこ
には含まれていた。この専門家たちは共同でこう述べている。
「遺伝的遺産こそは人類が手にしているもっとも貴重な財である。後裔の生命を約束する
ものだからだ。.....個々人に、またその子孫たちにとって有害な....変異を放射線が引き起
すことが確かめられた.....」こうして、遺伝学に新しい分野が開かれた。放射能という特
定の原因によって生み出される、ゲノムの不安定性である。
1959 年以降、まずWHO と国際原子力機関(IAEA)との間に合意文書が締結され、ついで幾
つかの法的な文書が付け加えられて、原子力事故があってもWHO は介入を禁じられた。
1986 年にソ連の保健相はチェルノブイリの犠牲者を扱った国際研究計画と援助とを、
WHO に要求した。解答には18 ヵ月もかかった。WHO にはもはや介入の権利がなかった。
答えたのは、IAEA だった。つまり、商用原子力産業の推進者が答えたのだ。出された研
究計画案には遺伝のイの字もなく、もっとも緊急性のある課題とされたのは歯のカリエス
であった。
さて、福島で住民の間に引き起された遺伝的損傷には、どういうものがあるだろうか?放
射性核種の環境への拡散を食い止めようと、この一年、懸命な作業を続けてきた人々の細
胞には、そうした変性が既に刻みこまれているだろうか?2011 年の春以来、放射能を含
む雲を吸い込み、汚染された食物を摂取してきた住民たちは、遺伝的不安定性に苦しんで
いるのだろうか?被曝した両親からあの時以降生まれ、あるいはこれから生まれようとし
ている子どもだちは、両親の遺伝的脆弱性を相続しているのだろうか?あるいは、両親よ
りももっとさらに重大な損傷を受けているのであろうか?
遺伝的損傷は、また特に、ゲノムの不安定性の原因となる遺伝子周辺の損傷は、親よりも
子孫たちに、より重い状態で出現するという発見は、研究者たち驚かせた。世代から世代
へと、どんどん危険が高まっていくのである。RJ.ベイカのグループは、田鼠類
(Arvicolinae)の母から子に受け継がれる、一つの遺伝子のDNA を研究していて、一つの世
代から次の世代へ移行する際の変異の出現総数が、動物界で今日まで知られていたよりも、
100 倍以上もの水準に逹っすることがあるのが分った。この齧歯目獣の生息環境の放射能
は、セシウムが雨水に運び去られたり、地中深く染みこんだりしていったので、低下して
いた。この地中の放射能は、植物によって回収されることにもなる。
チェルノブイリから遠く隔たった、ましな放射能環境の森の中でなら、鼠たちはずっと具
合良く適応ができると考えることであろう。しかしベラルーシでゴンチャローヴァとリャ
ボコンが調査を続けた田鼠たちの群では、変異とゲノムの弱体化が22 世代にわたって度
合いを増していった。この二人の遺伝学者が見出したものは、放射能への適応とは正反対
であった。破壊された原子炉から30km ないし300km にまで至る地域で調査の続けられた
すべての群で、ゲノムの不安定性が増していた。ミンスクに近い、もっとも遠くまた汚染
も少ない地帯では、ゲノムの不安定性の増大は緩やかだ。それでも、22 世代にもわたっ
て、増大は続いているのである。
人も鼠も、遺伝の領域では同じようなふるまいをする。だから、この研究にコメントして、
テキサス大学のヒリス教授は、「ネイチャー」誌の1996 年4 月25 日号の編集後記をこう
締め括ることになった:「原子力事故が変異を引き起す力は、これまで疑われていたより
も遙に重大であることを、今や私たちは認識している。真核生物のゲノムには、これまで
は決して起りえないと考えられていた水準の件数で、変異が起ることを認識しているので
ある」
福島でも、ゲノムの不安定性は幾世代にもわたって調査し続けなければならない。まず、
祖父母や両親の調査を、今すぐにでも始め、次いで子どもたち、孫たちを調べなければな
らない。内部被曝と外部被曝とは当初は分離して扱えない。子どもたちのその双方による
損傷を一年後には測定することになるが、その際、2011 年以前に同じ地域で測定したデ
ータと比較するか、あるいは放射性降下物の影響のない遠隔地に住む子どもたちのデータ
と比較するか、どちらかが必須になる。出生時の体重、死産児、初日から28 日めまでの、
出生直後の死亡、先天性畸形(心臓の畸形はもっと後になってから判明する)、また遺伝病
の中では特に、ダウン症を研究することになる。腫瘍を伴なう脳の損傷や発達の遅滞は、
知能指数の低下と同じく、就学年齢には明瞭になる。男女比も調べる必要がある。チェル
ノブイリの後、近隣の諸国では数万人という規模で、女児の不足が生じている。この不足
はドイツに至るまでも観察される。
血液や免疫の専門家は、様々に種類の異なるリンパ球や免疫グロブリンを追尾して、自己
抗体を、中でも、甲状腺や膵臓のランゲルハンス島などの内分泌腺に対抗できるものを、
探求することになる。これらの腺は沃素131 を、次いで放射性セシウムを蓄積する傾向が
あり、変質してしまっているのだ。
国際原子力機関(IAEA)の憲章は、医学的には受け入れられないものであっても、目立ちに
くく、安上がりな、政治的に課せられた決定を強制する様々な指示文書の元になっている。
この国連機関の憲章によれば、この機関の基本的な目的は「全世界の平和と健康と豊かさ
のために、原子力産業の貢献を加速し、拡大する」というものである。IAEA はこうした
目的を達成しようとするので、放射線によって重い病気が高い頻度で発生する、というよ
うなことを認めることはできないのだ。そういう事実が一般に知られてしまえば、世界中
に原子力施設を次々と設置していくことはできなくなる。
各国の保健当局にとって、IAEA は核の大惨事が起きた時には、悪い助言者となる。健康
の破局的状況を否定するこの機関は、経済的な考慮を優先するからだ。重い病気の状態を
被曝に帰したり、被曝と関連づけたりすることは、憲章によてって禁じられているのだ。
虚偽の推計によって、強い線量を浴びている町や村からの避難は遅滞する。福島では、こ
れから放射能に曝されようという住民たちへの安定沃素剤の配布はなかった。理解し難い
ことである。チェルノブイリに際してポーランドでキース・ベイヴァスタクによって示さ
れたように、効果があったに違いないのである。

以下省略http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou132Ja.pdf



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それでもアメリカが好き? (鬼瓦赤雄)
2012-09-22 23:48:22
「ネット監視の仕事」についてのコメントから、リンクをたどって言ったら、東京新聞の下記の報道に行きつきました。もうどなたか紹介されているかもしれませんが。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012092290070744.htm

原発ゼロ政策にアメリカが待ったをかけているそうで。木下さんのブログへのコメントでも、「キムチ臭い」とか韓国嫌いの発言があり、またこのご時期なので中国嫌いな方も多いかもしれませんが、日本が戦うべき相手ってほんとに韓国や中国なんですか?

本当は、広島長崎に原爆を落とし、にも関わらず工作員を介して「核エネルギーの平和利用」を押しつけ、ついには福島の大惨事を起こさせたアメリカこそ日本人が批判すべき相手なんじゃないですか?日本人ってどこまで「アメリカ様」の犬を演じたら気が済むんですか?

アメリカに虐殺されたビンラディンが言ってましたよ。「広島長崎に原爆を落とされたのに、なんで日本人はアメリカが好きなんだ」って。
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ネット監視の仕事 (Unknown)
2012-09-22 22:49:29
工作員募集 ハローワークにて北九州

http://onodekita.sblo.jp/article/58437317.html
返信する
Unknown (Unknown)
2012-09-22 21:57:58
北橋市長の自宅前で抗議活動を行って警察に捕まった人たちは、その後どうなったんでしょうか。
きがかりです。

返信する
Unknown (さいたま市在住です)
2012-09-22 19:39:31
私も避難したいです。地震も放射能も怖いです。ネットで必死で検索して木下さんのブログに出会いました。
今度、関東に大きな地震がきたらもうダメかもしれないと思う大きな不安な毎日です。
まだローンの残っている家、就職したばかりの娘。私は主人にも、娘にもキチガイ扱いです。宗教バカとも言われてます。無知は罪です。何故知ろうとしないのか私には理解できないです。
でも、家族の理解が得られず、そして娘を残して避難できずにいます。
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大阪方面の異常の高さはどうやら機器が不調の為 (Unknown)
2012-09-22 18:52:33
ずっと気になっていた大阪方面の異常の高さはどうやら機器が不調の為だと判明し、少し安心しました。

http://japan.failedrobot.com/

http://fukushima-diary.com/2012/08/radiation-level-picked-up-7-times-in-kobe/

兵庫県が兵庫区で自動測定している空間放射線量率(高さ34m)は、機器の不調により8月31日0時30分から異常な値を示していますが、手動で測定して通常値であることを確認しています。
返信する
敦賀市での講演会 (福井県民)
2012-09-22 18:47:08
敦賀での講演会、本当にありがとうございました。
予想はしていましたが、参加人数も少なく、
肝心の敦賀市民が非常に少なかったのには、正直がっかりしました。

瓦礫と言う放射性物質、有害物質が目前まで迫ってきているというのに、
危険認識がこうも薄いのかと、改めて知らされた気がしました。
また、どうしても瓦礫焼却を阻止するという意気込みも、あまり感じられず残念な気持ちにもなりました。

一方、高浜町は、隣接するおおい町への住民説明会を19日に開いたそうで、
そこでは、むしろ大賛成といった雰囲気だったと新聞に書いてありました。
しかし、京都の舞鶴市民が高浜町へ説明を求めているそうですので、中止にできる可能性は、
まだあるのではと思います。

しかし、敦賀は絶望的ではないかと、私は感じます。
住民が反対しないのでは、どうしようもありません。
少し調べれば、瓦礫焼却によると思われる症状が各地で起きていて、瓦礫が安全でないことは分かると思うのですが、
敦賀市民の大多数は、行政の根拠もない安全と言うことを信じているのでしょうか。
私には不思議でなりません。

ちなみに、敦賀900トン、高浜は700トンの受け入れ予定です。
返信する
福島県、東電の今更の発表 (たまご)
2012-09-22 17:21:51
雪ん子さんが書かれている通り、今更ながら福島県と東電が1年半経って、当時の双葉町の数値を公表しました。

1,590μSv/hは1.59mSv/h。

僅か40分少々留まっただけで年間被曝量の限度を超えてしまう放射線が放出されていたことになります。

今の段階で福島の未成年者の甲状腺異常率は44%ですが、来年の今頃はどうなっているのでしょう。


日々雑感
http://hibi-zakkan.net/archives/17991259.html

「今更発表、福一原発1号機爆発直後、双葉町上羽鳥は1590マイクロシーベルトでした。By福島県&東電 もちろん避難は完了してません」
返信する
海外移住 (Kiko)
2012-09-22 16:51:57
来年の春に海外へ移住します。福島で30%以上の子どもに甲状腺以上が明らかになった以上、関東の子どもの多くに以上が見つかる事だと思います。見つかって大きく取り上げられていないのは、集団検査がされていないからです。個人で昨年の冬に2人の子ども、2才と5才ですが、エコー検査血液検査をしましたが、異常はありませんでした。しかし、また半年経った今、もう一度、受診の予定です。何を食べてよいのか、不安と苦悩の毎日。幸い、今住む地域は汚染の低かった千葉県の南部ですが、ここから出ると周りは高濃度汚染地があり、子どもをつれての東京などましてや行く気持ちになれません。閉塞感と不安で、日本を出る事を決めました。仕事を捨てて、家族でゼロから出発を決めました。被爆を子どもにさせてしまったという記憶、そして、将来まで背負う健康への不安は、死ぬまで消える事はないと思います。子どもには心から謝りたい。と思っています。
返信する
sheeple (xyz)
2012-09-22 16:43:26
柵の中で、捕食者に戸惑い
右往左往

先に捕まった 哀れな仔羊の
瞳の奥に映るのは

柵の隅にかたまった群
気の毒そうな目をした 無数の目

呼吸が止まる時 何を思うのだろうか
その瞳の奥で 。

返信する
同感です (まめた)
2012-09-22 16:33:11
お人よしの本質=他人に好意的に映る自分に拘っている

全くその通りだと思います。お人よしは本当は優しさじゃないですよね。日本人の体質ここにあり。原発事故後、対応いかんによっては防げたはずの問題が解決されないまま今に至っている原因はまさにこれだと思いました。
「世間が描く幸せ、優しさはおそらくこうだろう」というイメージに沿う為に生きようとする大半の日本人。虚しすぎます。そしてそういう生き方にどっぷり浸かってきた人達は今後も、自分の生き方に疑問を抱くことなく、実際は声を上げているであろう心の悲鳴に耳を傾ける事もないまま、死に絶えていくつもりなのでしょうか。
日本人には哲学が無いと言われるゆえんが良く分かりました。
返信する
双葉町1590μSv/h… (雪ん子keikai★月)
2012-09-22 15:08:35
…今月9月21日に福島県が公表したという〓東日本大震災後である3月12日15時の空間放射線量のモニタリング測定数値に関するニュースを河北新報記事で読みました。 ベント作業開始後で尚且つ水素爆発前の数値だそうですが…
今までの情報を総括して事実だと思いますが、こんな高線量を発する放射性雲の流れが拡がっていたのは身体影響を早く感じた方々が多数いた事を木下さんに届けられた当該の方々からのメール等を記事に掲載して頂いて確かだと思われるので…その当時の状況下を改めて回想してみると、正直・悪寒が走るほど驚愕しますね。
1日足らずで1年間の被曝許容限界を超える線量を外で受けた方々が多数いる可能性は十分にありますよ。
返信する
利己主義のススメではなくて人間の本質を見極める話 (虫けら)
2012-09-22 14:09:04
性善説のLala-Landは、この期に及んで心地良いものでしょうか。

人の偽善に騙され、己の偽善にも気づかず、自衛はおろか、自滅してしまいます。
返信する
Unknown (Unknown)
2012-09-22 11:51:03
義理実家に生命保険に入れと言われて渋々生命保険の資料を見ながら考えたこと。もし、病気やガンがこの世からなくなったら、この会社は困るんだろうなぁ、と。
1日も早く避難されることを願っています。悲しいかな、他人は所詮他人でしかない、自分を本当に思ってくれる人に素直に従った方がよいと思います。
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