昨夜、メールマガジン増刊を配信しました。通常の配信メルマガと同様の分量で書かれています。
「(本日)金曜日の午前中に「放射能防御プロジェクト近畿」が大阪市役所で記者会見を行うため、メールマガジン購読者のあなたに、会見に関して事前に知っていただきたくて、連絡をいたします。
テーマは『美味しんぼ』の話です。『美味しんぼ』で大阪市長が、ガレキ焼却にまつわる話について、鼻血をありえないと全面否定しています。
全面否定すること限りにおいては、その当時にそうしたことを調べたのかと思いますが、実は最近、医療機関でそうした件数が増えたのかどうかを確認しただけです。
通常でも、鼻血で医療機関に罹るケースは、そもそも殆どないでしょうから、そんな問い合わせでなかったと結論付けることはかなりおかしいと思います。」
この後が読みたいあなたの申込先⇒⇒⇒http://www.hoshanobogyo.com
なお、本日、夜に配信予定のメールマガジン15号の内容は
IPPNWのプレスリリースの中に気になる記載があったので、これを翻訳していただいて、掲載しています。林美佳子氏の翻訳です(ご協力に感謝!)。
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核戦争防止国際医師会議プレスリリース 2014年4月24日
『ドイツ放射線防護委員会(SSK)はチェルノブイリの影響を防災対策に全く生かしていない』
チェルノブイリの惨劇から28年たってもドイツの放射線防護委員会(SSK)は原発事故の健康被害を無視し続けている。この視野の狭いロジックに基づき同委員会は2014年20月24日の最新刊行物「原発周辺における非常時対策のための計画区域」において、あまりにも高い計画避難のための介入基準値を推奨しており、「これにより保守的に見積もっても原発事故後に何万人もの犠牲者が出てしまうことを容認していることになる」と核戦争防止国際医師会議の医師であるアンゲリカ・クラウセン博士は言う。この原発事故時の防災計画のための勧告書では、各種癌、奇形、遺伝子異常、死産、心血管系疾患や免疫障害なの度長期的障害がこれまでによく研究されているにもかかわらず、急性放射能障害のような重篤な被爆症状のみが考慮されている。
SSKは、原発から20㎞以内の住民は直ちに避難させるよう推奨しているが、20-100㎞圏では7日以内に100ミリシーベルトにならないと避難する権利を認めない。参考までに:福島における避難基準値は20ミリシーベルト、チェルノブイリでは介入基準値10ミリシーベルトで住民は避難させられ、5ミリシーベルトでは避難する権利が認められている。
チェルノブイリ原発事故後11日以上連続で放射性物質の放出があり、福島でも25日間放出が続いたことを鑑みれば、なぜSSKがその間酷暑においてたった50時間の放射性物質放出を想定しているのかどんな素人でも不思議に思うであろう。
ドイツにおける原発事故の影響は絶大である。2007年のエコ研究所の報告では天候によって事故現場から600㎞離れたところまでおよそ50㎞幅で避難が必要となる可能性を示唆している。
ドイツ連邦放射線防護庁ですら2012年4月の「ドイツの原発における施設外の緊急時対策の分析」という報告書で事故現場から100-170㎞圏の避難を想定するのが適切としている。
「当時俗に清算人と呼ばれる人たちが80万人以上チェルノブイリの処理に投入されたが、そのうちの12万5千人はすでに亡くなっており、数十万人が重病になっている」とクラウセン博士は疑問を呈する。チェルノブイリ事故による癌死亡件数は様々な見積もりによれば30万人を超える。放射線防護委員会の委員たちは見受けたところチェルノブイリからも福島からも何も学習しなかったようだ。これはもしかすると委員11人のうち3人がRWE、EONおよびヴァッテンファルの原発責任者であるまたはであったことによるのだろうか?
このため小児科医で核戦争防止国際委員会儀委員長代理のアレックス・ローゼン博士は「新たなチェルノブイリは回避しなければならない。住民を守れない者はドイツで稼働中の原発全てを直ちに停止し、廃炉にすべきだ」と要求している。
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このプレスリリース自体はドイツのSSKに関しての対応を批判したものです。しかし、それよりも驚いたりのは、ドイツ連邦放射線防護庁が「事故現場から100-170㎞圏の避難を想定するのが適切」としている点です。ベルリンのWBCも運用していて、当局サイドでしかない省庁がそういう報告をまとめています。
そして市民側に立っている研究所は、「600㎞圏まで、50キロ㎞幅ごとに避難想定が必要」という感覚です。
福島第一原発事故の初期被曝による影響が、おそらく350キロ程度のエリアまで起きていることを考えると、市民側としては妥当な線引きと僕は考えます。
こういうレベルで考えなければならない話を、ぼくらの国は、国民自身はどこまで誤魔化すのか。
本当に誤魔化しきれるのか。
一人一人の体に迫っていると僕は考えています。
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函館は明日土曜開催!
【5/17(土)木下黄太 ウクライナ報告会in 函館】
13:30開場、14:00開演
場所 市民会館大会議室 函館市湯川町1-32-1
入場料大人800円、学生無料 (予約不要)
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札幌は明後日、日曜午後開催!
【5/18(日) 木下黄太 ウクライナ報告会 IN 札幌】
13:30開場。 14:00開演~16:00終演予定(三十分程度は延長可能性あり)。
札幌駅前、佐藤水産本店文化ホール (札幌市中央区北4条西3丁目交洋ビル3F)
申込⇒http://kokucheese.com/event/index/164701/
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【6/1(日) 木下黄太講演会 in 三島 チェルノブイリの今を通して見る食の安全】
静岡東部での放射能防御活動の再構築を考えています。
静岡県・三島市や沼津市エリアでの開催です、是非ご参集下さい。
13時15分開場、14時~16時30分終了予定。
(静岡県駿東郡長泉町下土狩1283-11)
沼津駅から二駅のJR御殿場線下土狩駅隣接。新幹線三島駅よりは1.5キロで、徒歩19分。駐車場有。
終了後、情報交換会があります。
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/171965/
また、下記のメールアドレスでも申込を受け付けています。
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kouenshizuoka@gmail.com
でも受け付けています。
氏名、連絡先電話番号、郵便番号、必要枚数
をお知らせください。
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ただ症例数を全体の割合で出すだけでは意味がない。
震災前と後との比較としての変化症例数、
これが重要なのでは?
そして、
それは往々にして医師より母親達の方が知っている。