「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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御嶽山噴火で再確認、大噴火で大惨事となりうる川内原発再稼動、鹿児島県民の意識の薄さ。マンガ【噴火】。

2014-09-28 03:05:00 | 福島第一原発と放射能

 

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避難しても、噴火にきちんと反応する、だっげらいよんとだつるは此処でも読めます。⇒⇒⇒http://ameblo.jp/shibazakitoshie/

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 僕に質問や問い合わせがある方、講演会などの依頼がある方は、まず僕のメールアドレスにご連絡下さい。 

また、北海道講演に併せて、札幌ミーティング開催の希望は来ていますが、これは開催事務を担当して下さる方がいないと難しいです。そういう方もいたらメール下さい。

nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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 今回、おきていることは活火山の中で、比較的静かだと言われていた活火山で、二週間少し前くらいから、体感しにくいレベルの火山性地震がおきていたにもかかわらず、結局噴火するかどうかは、まったくわからなかったという話です。もちろん微細とはいえ、火山性地震がおきている活火山に、紅葉目的などで登山するのかどうか、僕には理解できない感覚です。僕は山を基本的には、相当に怖いものと考えていますし、活火山は尋常なものではありませんから。もし、そういうところに行くなら、何かおきているのかどうかは、最低限のデータ確認はします。しかも、そうした報道も為されていましたから、二週間少し前に。大きなニュースではなくても。

 こういうことを日本人の大半は確認もしていないということが今回も分り、僕の感覚のずれは激しいです。

 さて、今回の噴火でよくわかったことがあります。今回は、噴煙が高温になっておらず、「低温の火砕流」というような現象もおきているとする学者もいます。つまり、幸いにして、高温の熱風が襲っていなかった為、多くの人々が死を免れました。あれが、高温の熱風なら、何百人が焼死する状況を、我々は目撃しないとならなかったかもしれません。

 これは、相当偶然的要因が大きいです。まだしも、幸運でした。

 そして、火山性地震がおきていて、それを確認できていても、今回の状態に至るような事態を、予知することは全く不可能であることが、気象庁の対応で、はっきり分ったと思います。勿論、そんなものです。気象庁を責めるというよりも、現況の日本、いや世界の火山科学はそんな水準です。

こうした火山列島に住んでいるのが、我々日本人です。それを踏まえて、我々は行動を決めねばならないのです。

 外国人グループで福島第一原発関連サイトでは次のような地図画像が掲載されています。

 御嶽山が、美浜原発から130キロしか離れていないということを気にしている写真です。原子力規制委員会の160キロ圏内かどうかという基準もあることから、気にしていると思います。妄想的感覚の画像とは思いますが、こういう感覚を今回の噴火でイメージしている外国人たちも存在していることだけは、認識してもよいと思います(「 be nippon inc」 というのは、何か間違っているポイントみたいです)。

そして、鹿児島の川内原発を再稼動する動きを政府は強めています。

この原発160キロ圏内には、致命的大爆発でおきたカルデラが5箇所あり、川内原発の場所まで火砕流が到達したことが3回はあると考えられています。

いうまでもなく、巨大爆発はいつ起きるのかは、わかりません。しかし、噴火の予兆で、人は逃げられる可能性はあっても、原発を大爆発から逃がすことは、不可能に近い話です。

火山があきらかな活動期に入っている日本、そうしたことも考えると、こうした再稼動に関する判断は、僕は大変に解せない感覚です。今回、神の山と呼ばれる御嶽山爆発は、本来であれば、我々日本人に多くの事柄を示唆してくれるはずなのですが、そうしたことをくみ取れているのかどうかは、大きく疑問です。

ちなみに、川内原発の住民説明会は、募集期間が今月末まで延期になりました。

今から参加したい鹿児島県民は、こちらで申込方法を確認してください。⇒⇒⇒http://www.pref.kagoshima.jp/aj02/infra/energy/atomic/setsumeisanka.html

最も地元である薩摩川内市は定員には達していますが、他の四会場は定員の半分程度しか募集がないそうです。

薩摩川内市以外の鹿児島県民が、ほとんど関心がないということです。勿論、鹿児島県の募集期間の設定がどうだったのかという疑問もありますが、それでも再募集を実施側がしないとならないほど、関心が薄いということです。

鹿児島県知事が「薩摩川内市以外はやらなくてもいいのでは」的な対応を当初していましたが、しかし、それを裏付けるようなレベルの対応を、今回、鹿児島県民がしていることは間違いありません。

これがこの国の国民という存在のレベルですし、原発再稼動に対しての地域住民感覚です。

極めて厳しいと僕は更に感じています。


 さて、来月、京都で上映会と僕のミニトークを行う、このA2-B-Cという映画は、今の福島を認識しておく為に、実は欠かせないフィルムとなっていて、その内容の是非はともかく、必見のフィルムと思います。距離感をつかむ為には、見ておいたほうがよいのですが、本当に見たがらない人が多い作品と強く、実感しています。実は京都で一週間で、合計七回しか上映がないときに、僕はわざわざ見に行ったのですが、上映会場のミニシアターがかなり狭いのに、半分どころか、四分の一程度しか人は入っていませんでした。しかも、避難者的な感じの人は皆無でした。被曝問題に関心があって、見ていない人は、多いと思います。他県でも、僕の講演会主催者がその県での上映会(一度しかない)に行ったところ、反原発の方や一般の人は一定数は来場していたのですが、僕の講演会に来ているような方が、全くいなかったと不思議そうに話していました。

  多分、わかったような気でいるのだろうと思いますが、見たらわかるのですが、わかったような感じのフィルムではありません。このフィルムが示唆する問題も多いですし、これは、混乱する福島県知事選も理解しやすくなります。おそらく、そういう「福島的現実」を確認することが、被曝回避の方たちで嫌になっている人は相当数多いのだろうとは、思います。しかし、必要なんです。今のあなたがたの現実を理解する為には。一応、このフィルムに関して、いろんなことを僕が短時間では話すつもりです。ですから、見に来る価値は間違いなくあると思いますが、僕自身の普段の講演よりも、こんなに反響が薄いと、こちらが戸惑う感覚です。

 

避難者が参加費半額の500円となる事前申込は、明後日9/30(火)で締め切ります。

【10/11(土)午前の部 京都 「A2-B-C上映会&木下黄太ミニトーク」 】  

 ひと・まち交流館 京都  9:30受付開始 10:00上映開始 11:10上映終了 11:10から11:40 ミニトーク

 一般(予約不要)参加費 1000円  中学生以下は無料 

避難移住者(予約申込必要、80人限定)参加費 500円(予約がない方は一般扱いになります)

避難移住者の予約先⇒http://kokucheese.com/event/index/212307/ (9/30迄は受付)

 

 

大人気アニメ番組『はなかっぱ』の原作者、絵本作家のあきやまただしさんが来場。

【10/11(土)午後の部 京都 「あきやまただしさん絵本ライブ&音楽コンサート」】     13:00受付開始    13:30音楽演奏開始  14:20音楽演奏終了予定、休憩

     14:30あきやまただしさん絵本ライブ(15:30終了予定)

 

    避難移住者 無料(先着順、予約不要)
    一般  寄付(先着順、予約不要、お1人1000円からでお願いします)
    中学生以下は無料

 

 独創性あふれる絵本ライブです。オリジナリティあふれるパフォーマンスはお子さんにうけること間違いなし。あきやまさんは、沖縄から、このために参加されますし、原発事故以降、最近では、沖縄以外では開催をしていなかった絵本ライブが、久しぶりに本土、近畿で見られる、レアな機会となります。

 

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【10/18(土)旭川講演『チェルノブイリからみえるニッポン』~北海道を生き抜く~ 】

 

 12時開場 13時開演

開催場所 旭川市市民活動交流センターCoCoDe(ココデ)ホール(北海道旭川市宮前通東)

 申込・詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/215418/

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北海道の食料基地で、防御の要となる帯広で話します。

 【10/19(日)木下黄太講演会 in帯広「広がる放射能汚染の真実!」 】

 開場:午後2時 開演:午後2時30分 

 場 所 :  とかち館 帯広市西7条南6丁目2 

 参加費: 1,000円

 http://tokachinet.blogspot.jp/2014/07/blog-post.html 

 参加申し込み先 十勝ネット市民の会事務局

E メール:tokachinet@gmail.com 
☎   0155-66-9231
FAX  0155-66-9281
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