「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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JR秋葉原駅爆発物騒ぎでどうしても僕が気になること、霞が関駅アタッシュケース事件との既視感。

2017-04-24 01:45:20 | 戦争

僕のメールマガジン最新号より、冒頭の部分のみ掲載しておきます。

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   木下黄太メールマガジン [第159号 2017/4/21]
            < 毎週金曜発行 >         
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 妄想かもしれないけれど万が一あたると嫌なので書いておきます。 


 ある種の破壊活動を行おうとするグループは、事前にそうしたことについて、どういう反応、特に地元警察などの対応がおきるのかを確認する場合があります。
今回の秋葉原での爆発物が何かの噴霧器であったという騒ぎを聞いて(知らない人はニュース検索して確認!)、僕の心の中で警報が鳴っているので、間違っているかもしれませんけど書いておきます。
すぐに思い出したのはこの事例です。
 1995年3月15日に霞ヶ関駅構内で不審なアタッシュケースが置かれていて、白い煙が上がり、警視庁は緊急対応しました。この時には、警察とオウム真理教との暗闘はすさまじかった状況であるのは、当時担当記者だった僕はよくわかっています。
「たぶん何かオウムがやろうとしたな。陽動かな。」僕も当時、こんな風に感じていました。
それは後日一応はボツリヌス散布装置であったことはわかりましたが、状況から考えて、実際に被害を意図したというよりも、その五日後の3/20に地下鉄サリン事件を起こす前哨戦のようなものではないのかと今も思っています。
さて、JR秋葉原駅でおきた不審物騒ぎを知り、同じような感覚を抱いているのです(勿論オウムが関係している話という意味ではありません)。
ゴールデンウィーク間近の時期、日曜日で人が多数集まりやすい秋葉原駅。こうした場所で仕掛けた時に、警察などがどういう反応をするのか、どういう想定があるのか、それをどう報じるのか。
妄想ですが。そうしたことをシュミレーション的に確認したいために、この話があるとしたら、そう考えます。
僕には、20年以上前の霞が関アタッシュケース事件からくみ取れる教訓があります。当面は、特に東京で人混みが多い、交通機関の駅や施設に行かないようにする、少なくとも長居はしないようにするということです。
僕がもし今東京に居たら、メインの駅は通過時以外は利用しないし、おそらく人が少ない交通手段を極力選ぶ気がします。
こうした場合に何が役に立つのかは難しいですが、N95マスクは常時装着しておくことや、何かが付着した場合に洗い流すために、ペットボトルの水を一本余分に荷物に入れておくことは大切と思います。

「オウムによるVX殺人を北朝鮮が真似たのではないか」とオウムの元幹部である中川智正死刑囚が話していることに意味があるとしたら、何かの教訓として考えることです。

地下鉄サリン事件のようなことを北朝鮮が真似てきても何もおかしくありませんということ。

そもそも、オウムと北朝鮮の関係を長い間取材している僕には、まったくの妄想かもしれないですが、こういう想像が働いているとお考え下さい。


メールマガジン、テーマは次のようなラインナップです。今号も配信が二日遅れてすいません。

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【 北朝鮮とアメリカの緊迫で一番気にすべき日付は5/9、戦後初めて有事体制に突入しつつある日本を直視しない首都東京の人々 】
【「ミサイルの毒ガス攻撃があるかもという恐怖が蔓延し、市民が首都から逃げ出した国もある」北朝鮮情勢で米国化学兵器専門家が緊急警告(後編) 】

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