♪…折りた(焚)く柴のくすぼりに 心気を燃やす かせ世帯
文楽『奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)』より「善知鳥文治住家(うとうぶんじすみか)の場」。
「かせ」はこの場合、貧しいという意味ですが、日本語って、いいですね。同音異義語が多いので、二重三重の意味が文章に持たせられて。
そしてまた七五調の詞章が、リズムを生んで、口にしやすく、覚えやすく。
いまさらながら、立作者・近松半二は天才なんじゃないかしら…。
ところで「善知鳥」はお能がもとですね。
謡のお稽古に通っていたとき、先生に「なんかね、変な節がついてますよ」とたびたびご注意を賜りました。
…どーも、スミマセン(^_^)ゞ
どうも、無意識に、言葉に無駄な節をつけてしまうのは、唄の癖。
来たる12月18日、ご縁ありまして奥州伊達藩府、杜の都・仙台にて勉強会をさせていただくことになりました。
筝曲と三絃がメインの会ですが、私も長唄を1曲、現代邦楽を1曲、そして、わが師・杵屋徳衛が作曲いたしました、朗読三絃「耳なし芳一」を出曲させていただくことになりました。
長唄三味線の可能性と新表現を模索して、徳衛が昭和55年(1980)に造り上げた朗読三絃の曲。弾き語りです。私はもちろん初めての挑戦。
唄わないで、朗々と語る。
…難しいですね。いまさらながら、お芝居の演技指導を受けたい今日この頃なのでした。
文楽『奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)』より「善知鳥文治住家(うとうぶんじすみか)の場」。
「かせ」はこの場合、貧しいという意味ですが、日本語って、いいですね。同音異義語が多いので、二重三重の意味が文章に持たせられて。
そしてまた七五調の詞章が、リズムを生んで、口にしやすく、覚えやすく。
いまさらながら、立作者・近松半二は天才なんじゃないかしら…。
ところで「善知鳥」はお能がもとですね。
謡のお稽古に通っていたとき、先生に「なんかね、変な節がついてますよ」とたびたびご注意を賜りました。
…どーも、スミマセン(^_^)ゞ
どうも、無意識に、言葉に無駄な節をつけてしまうのは、唄の癖。
来たる12月18日、ご縁ありまして奥州伊達藩府、杜の都・仙台にて勉強会をさせていただくことになりました。
筝曲と三絃がメインの会ですが、私も長唄を1曲、現代邦楽を1曲、そして、わが師・杵屋徳衛が作曲いたしました、朗読三絃「耳なし芳一」を出曲させていただくことになりました。
長唄三味線の可能性と新表現を模索して、徳衛が昭和55年(1980)に造り上げた朗読三絃の曲。弾き語りです。私はもちろん初めての挑戦。
唄わないで、朗々と語る。
…難しいですね。いまさらながら、お芝居の演技指導を受けたい今日この頃なのでした。
芝居をする時によく言われたのが、「泣くのはお客さんだ、役者が泣くな」「セリフに書いてあることは、やる必要はない」
書いてあることと違う心根の時が見せ場です。出来るだけ、心の中にエネルギーを溜めて、我慢する、どんどん溜めて、どうしても我慢できなくなったときにこぼれ出る。これが理想ですな。
ところで、今度はお能に行きませんか?
ありがたきお言葉!ぜひぜひまた一献。
お能、行きましょう!!
3.11以降、中止になった公演の切符が流れたまま(七に入れたわけじゃないですョ)、
その後、本公演を観に行けぬまま、今年も暮れまする。
(明日から戦国鍋TVの明治座公演、大江戸鍋祭に行くのですじゃ)
来年は心静かに、能楽堂で瞑想いたしましょう。…とか言いながら、つらつら思いますに、今年の能納は2月観た…たしか嵐山で、赤頭にフィーバー!!してきました。
つくづく私、異形の者が好きなのだ、と、実感。