長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」

三味線の音色にのせて、
主に東経140度北緯36度付近での
来たりし空、去り行く風…etc.を紡ぎます。

観劇の余韻倶楽部、はじめました。

2017年06月06日 16時16分16秒 | お知らせ
 《かわいいコックさん》の絵を描かなくなって幾とせ。
 新暦なれど、本年もまた廻ってまいりました、6月6日。

 今年は気持ちを新たにして、皆さまの好奇心を満たしつつ、愉しんでいただける三味線講座はどのようなものであろう…と捻っておりましたところ、ハタと思いつきました。
 …というのは、常日頃、世の移り変わりを嘆くばかりでなく、何がどう移り変わったのかをのちの世の方々に指し示さなくては、絶滅してゆく種族として怠慢なんじゃなかろかと。

 現在の劇界を鑑みるに…いえ、日常生活社会全般、スタンダードなものが廃れつつあります。
 平和だったは、たった半世紀。あの楽しかった昭和後期から21世紀初頭における文化的スタンダードとは何だったのか。

 まず身近で自分がよく知っている事柄からお伝えしなくては。
 それならば、歌舞伎です。自分が当たり前だと思っていた事柄は、いまや全くマイナーなことになっておりました。
 
 新しく伝統芸能や古典を知りたい皆さま、現在だけでは飽き足らない皆さまに、ついちょっとこの前まで存在していたのに無くなってしまった物事の残像を、お伝えしたく思います。

 【観劇余韻倶楽部:カンゲキの余韻club】略して、観余会。
 お芝居を観てカンゲキした!その余韻に浸りつつ、自分が見たものは何だったのか、改めて確認したい、あっという間に耳を通り過ぎていった劇中の音楽を知りたい、また、初めて歌舞伎や文楽、落語を観に行くのだけれど、気軽に予習がしたい…と思っていらっしゃる方々へ。
 歌舞伎と劇中に使われている音曲を解説し、その曲を弾けるようにお教えする、レクチャー&実技のmix講座です。
 毎月1回開催します。テーマはその月に上演されている歌舞伎の中から1演目を選びます。
 ‐ing形の伝統芸能と親しむ、クラブ活動です。

 詳しくは、杵屋徳桜の長唄三味線教室「三味っちゃおぅ!」http://shami-ciao.com をご覧くださいませ。
  • 杵屋徳桜の長唄三味線教室


  •  初回は、今月上演中の名古屋平成中村座『弁天娘女男白浪(べんてんむすめめをのしらなみ)』をひきまして、白浪五人男を予定しております。
     観劇のオシャレ、着物のことについてもお話しします。
     
     

     
     
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