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2022年3月18日は、令和四年二月十六日で月齢15.4。
満月なのだった。
しかも彼岸の入りである。
花のもとにて春死なむ その如月の望月のころ…と歌った、何という有言実行のお方でありましょう、皆さま御存知よりの西行法師が亡くなったのは、文治六年(1190)二月十六日。
今年と同じく、望月が十五日ではなく、十六日だった年でありました。
やぁ、殊更に今年は、西行法師を追慕しなくてはなりませんなぁ…などと思っていたが、何とぎょっとすまいことか、
先月より些か季節外れとも思えるが、お稽古の進捗状況により外してはいけない曲の順番というものがあり、何故かお弟子さんのうちお二方が「藤娘」に進んでいた。
〽️津の国の難波の春は夢なれや…
ぉぉ、何としたこと、藤娘の置唄は西行の「津の国の なにはの春は ゆめなれや 葦の枯れ葉に 風わたるなり」の転用であった。
時を超えて、西行が思い起こせよ…と私に念波を送って下さったのか…思えば長唄に携わるものもまた、限りなく彼の恩恵に与っている。
心して藤娘をお伝えするとして、私が好きな西行法師の一首を添え、追悼としたい。
きりぎりす 夜寒むに 秋のなるままに
よわるか声の遠ざかりゆく
こりゃまた季が違ごうとりますが、お許し下さいませ…
満月なのだった。
しかも彼岸の入りである。
花のもとにて春死なむ その如月の望月のころ…と歌った、何という有言実行のお方でありましょう、皆さま御存知よりの西行法師が亡くなったのは、文治六年(1190)二月十六日。
今年と同じく、望月が十五日ではなく、十六日だった年でありました。
やぁ、殊更に今年は、西行法師を追慕しなくてはなりませんなぁ…などと思っていたが、何とぎょっとすまいことか、
先月より些か季節外れとも思えるが、お稽古の進捗状況により外してはいけない曲の順番というものがあり、何故かお弟子さんのうちお二方が「藤娘」に進んでいた。
〽️津の国の難波の春は夢なれや…
ぉぉ、何としたこと、藤娘の置唄は西行の「津の国の なにはの春は ゆめなれや 葦の枯れ葉に 風わたるなり」の転用であった。
時を超えて、西行が思い起こせよ…と私に念波を送って下さったのか…思えば長唄に携わるものもまた、限りなく彼の恩恵に与っている。
心して藤娘をお伝えするとして、私が好きな西行法師の一首を添え、追悼としたい。
きりぎりす 夜寒むに 秋のなるままに
よわるか声の遠ざかりゆく
こりゃまた季が違ごうとりますが、お許し下さいませ…
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