趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

ウィキペディアやエンサイクロペディアについての温故知新

2012-01-08 00:11:32 | 機器について
昨今、何か調べものをするときは、インターネットのyahooやgooogleなどの検索サイトからウィキペディアを通じて知識を得るのが一般的です。でも、これは、最近のように光通信などで超高速の通信インフラが整備されているので、ごく当たり前のように日常的に利用できているのだ・・・もし整備されておらなければ出来ないことだということに気づく人は、もう少数派でしょう。そうなんです。今から15年ぐらい昔は、とてもインターネットで調べものをする気になれないというか、第一通信料金がべらぼうに高いし、超低速なのでヘビーユーザーなんてのはごく一部に限られていました。

電子百科事典であるエンカルタ98というMicrosoft社のソフトウェアがずいぶん昔、大々的に発売されていました。しかしながら、これはもう時代遅れとなって、すでに廃盤になっています。というのは。こ れが最初に発売されたのはエンカルタ97ですから1997年のことであり、その当時は、いくら思い出しても普通の電話回線のモデム56kbか ISDN64kbのルーターでダイヤルアップ接続をしていた記憶しかありません。つまり、現在の光通信の10Mb程度の速度と比べると、その 1/179~1/156程度しか能力が無かったし、通信料金が1分あたり25円とかべらぼうに高かったので、インターネットで検索すること自体が、情報通 信が仕事や生きがいになっている者だとかマニアだとか、あるいはよほどのお金持ちしか出来なかったのです。私は、それでもダイヤルアップでインターネット の検索をしていましたから、月々の電話料金は平気で平均3万円程度は使っていました。だから年間で40万円ぐらい使っていたでしょう。これは私の給料の1 か月半程度でした。

こんな時代に、インターネットで調べものをするのは、同じ職場でもほとんど誰もおりませんでした。つまり私のたいていの知人は、今でこそ通信料金が 定額で画期的に安いのでガンガンインターネットを使っていますが、当時は電話代金が半端じゃないので、それよりも給料の使い道は、世間一般の常識的な使い 方として食事や酒・タバコ・旅行・車・競馬などに使っていました。たとえ、パソコンを持っていても必要に迫られてインターネットでは乗り換え案内や天気予 報を調べるか、メールをするかという程度でした。ですから、百科事典的な調べものは、紙媒体の辞典で調べるのか、あるいはこのエンカルタ98にようなCD2枚組のソ フトをインストールして調べるのかという2者択一の時代だったのです。私は、このソフトを買いましたが、情報担当が仕事だったので帰宅後は趣味と実益を 兼ねてインターネットをガンガン使っていたので、購入はしたものの、ほとんど使っていませんでした。

でも現在、このソフトを使ってみるとDVDドライブが1つしかなければ差し替えばかりしないといけないという欠点があるものの、網羅的にいろんな分 野の調べものが即座に非常に安価に検索出来ますので、当時としては画期的な情報入手のアイテムだったに違いないのです。その上、不足する知識や更新しなけ れば正確を期することができない知識は、インターネット上の専用サイトからダウンロードして追加できる仕組みにもなっていましたので、ほぼ完璧なエンサイ クロペディアだったことがわかります。


 

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