海外の無料サーバーでは、最近、wordpress、joomlaなどのCMSの自動インストール機能が標準装備されているものがごく当たり前になってきています。wordpress.com、everywebspace、hostingsociety、fii などですが、英語版やドイツ語版です。日本でも、「ぶっとびねっと」「Sitemix」「@word」「Freeweb」などが当該機能を装備していますので、随分便利な世の中になったものです。
ただし、すでにインストールしてしまった英語版については日本語が表示できませんので、これを表示させるためには、ちょっとした工夫というか処置が必要になります。たとえば、Wordpressでは、4つの操作が必要になります。
① wp-config.php の72行目あたりの記述を書き加えます。
/**
* WordPress Localized Language, defaults to English.
*
* Change this to localize WordPress. A corresponding MO file for the chosen
* language must be installed to wp-content/languages. For example, install
* de_DE.mo to wp-content/languages and set WPLANG to 'de_DE' to enable German
* language support.
*/
// define('WPLANG', '');
define('WPLANG', 'ja'); ・・・・jaを書き加える。
② 言語ファイルの追加
wp-contents
-themes
-plugins
-languages ←以下すべて追加
-continents-cities-ja.mo
-continents-cities-ja.po
-ja.mo
-ja.po
-ms-ja.mo
-ms-ja.po
③ マルチバイトバッチ 有効化
WP Multibyte Patch というプラグインをWordpress公式HPから入手します。日本語Wordpressの該当バージョンをダウンロードして、その中のwp-contents-pluginというフォルダをフォルダごと全部英語版のwp-contentの配下にアップロードしてから、設定画面でプラグインの有効化のボタンを押すと日本語化できます。
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ただし、以上はWordpressのフォーラムをググッて見て、指示されたとおりを此処にコピーしただけの話であり、実際は、①~③の上記の方法では、メニュー画面が日本語化するものの、投稿した文字は全部??????ということになって、まったく使い物になりません。
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そこで、対処方法は、以下の④番目の処置が必要です。
すなわち、データベースMYSQLを起動して、Wordpressをインストールした時に生成した11個のデータテーブルのファイルを全部消去する必要があるのです。
そして、新たにWordpressをインストールしなおすと、投稿した文章や題名も含めて完全に日本語化できます。
しかし、手慣れた者にとっては以上の処置はそう難しくはないのですが、初心者にとっては難解で面倒ですので、最初から日本語版をインストールしたほうが良いのかも知れません。でも、自動インストールには利点があって、それは、データベースの設定を自動化してくれるので重宝するということです。
つまり、①データベースユーザー名(?) ②データベース名(?) ③パスワード(?) ④ローカルホスト(?)・・・・以上のうち②は自分で作らないといけませんが、作り方がわかりません。また、①②が同一であっても良いのかどうかが分からないし、③は自分で設定するのか、それとも自動生成されるのかがわからないし、④は一体どこに明示されているのかがわからないのです。
データベースの設定に関して初心者や不慣れな人は、この部分で何が何だかさっぱり訳がわからなくて躓くことが多いので、やはり、英語版を自動インストールすれば①②③④が自動的に作成されますので、それらをそのまま使って、再インストールして日本語化することを私は強く推奨するものです。