趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

情報機器の光と影

2016-05-19 17:16:35 | サーバー

 情報機器全般を見てみると、スマホ、タブレット、PC、IT家電等がありますが、それらが自分にとってどう役立って反対にどういう面で弊害があるのかといった損得勘定を中心に活用するのが妥当だと思われます。でも、現状はそうでもなくて、一般的には、情報機器は大変便利なもので生活必需品だ・・・というわけで、いつも肌身離さず、いわばスマホ依存症ではないのか?というような日常生活を送っておられる人がごく普通に見受けられます。特に電車の車内では、殆どの人が老若男女を問わず、超満員の通勤時間帯を除いては、どの時間帯でもスマホの画面を見ているようです。

 きっと、人気のiphpne、Experiaなどをいつも手から離さず、歩きスマホなんかして、あの人とこの人にすぐにLINEで返事をおくらなくっちゃあ・・・と忙しい毎日をおくられているのでしょう。

 それで、通信相手からの返事が即返ってこなければ、『あの人は、ちょっと信頼できないなあ・・・』とか気になって、とても安心してかばんのなかにしまっておくことが出来ないのです。そもそも生身の人間ですから、いつも会っている家族や友人は空気みたいな存在であります。それを、わざわざLINEなどの電子媒体を使って文字情報だけでやりとりをしてしまうと、直接会って話をしない分、何かと行き違いや誤解が案外生じやすくなって、真意が通じなくて誤解が誤解を生んで収拾が付かなくなること・・・いわゆる炎上という現象も出て参ります。それは、具体にはどういうことかというと、1対1のメールじゃなくてグループでやり取りするときに、多くのトラブルというか炎上が出やすいと言われています。

 LINEなどのSNSは、ちょとした行き違いで、裏切ったとか誤解を受けたとか、疑心暗鬼で勘ぐられたとかいったようなトラブルに発展してしまうのがネット社会の弊害というか怖さであります。

 そういう弊害、言い換えれば影の部分を十分に認識して絶対にトラブルを起こさないように、お互いに人を傷つける言葉は使わないように暗黙のルールを守ることが、情報社会の基本であります。そこを正しく理解して、情報機器の使い方を間違えてはいけないのに、ともすれば、結構、無意識にSNSを使っている人が多いのが、現在の高度情報社会の日本の現状であります。この問題は、何も今に始まったことではなくて、LINEやFacebookなどのSNSが流行する以前のかなり古い時代から起こっていることであり、その当時は同報通信とかメーリングリストとかを利用していましたが、同様のトラブルがありました。ただ、昔はスマホなどが流行していなかったので被害が比較的少なかっただけで、ことの本質はやはり相当根深い問題であることには違いがありません。

 実は、人間関係が深いか浅いかに拘わらず、親しいはずの家族や古くからの友人との関係でも、SNSだけでは誤解が生じやすいのは同じことです。親しい間柄だったらなおさら、この点はよく気をつけて、重要なことはSNSだけで済ますようなことをしないで実際に会って丁寧に話をしないことには、案外、人を裏切る行為が実際出てくることもあり ます。兄弟げんかなどは、いくつになっても、こういうことでしばしば起こってしまうのです。

  結論として、『情報化社会はたいへん便利ですが、スマホやタブレットだけを使って蜜に連絡を取りあえば、自動的に信頼関係が深まるなんてことは、保証されませんよ』と私は云いたいのです。私たちは、この高度情報化社会では、そういった原理原則に立たないといけないと思います。そして、いかに情報機器を利用するか、どこに注意するか、と一定の距離を置いて活用するのが良いと思います。

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