一昨日、某知人より電話相談があり、自宅のWIndows7のPC2台が最近あいついで更新できなくて困っている・・・ということでした。購入したNECの某販売店に聞いても、もうwindows7についてはM社が公式には2020年まで延長サポートをするが、ハードウェアのPCの方は販売店としては、PCの製造・発売後8年以上経過していることもあり、HDD等の消耗が進んで不具合が生じてもおかしくない状態だから、それが原因の一つとも考えられ、部品の交換とOSの再インストールが必要な場合もある。その上、今月初旬のMicrosoft社側のアップデートに関するバグも複合しているのかもしれない。それで、年内にそういった不具合を即修理してほしいというお客さんが非常に多いのだが、修理するにしても、前述のような種々の複合した原因の切り分けには相当な時間と手間がかかる。なので、早急に修理してほしいと言われても、現状としては、年内は無理です。お急ぎならばWindows10機種を買って頂いたほうがいいですよ。・・・という返事だということでした。また、プロバイダーのJ-comのサポートセンターに相談しても、そういったOSに関するトラブル解決は、月額500円のサポート契約の範囲を超えているので、30分あたり2000円の費用がかかる・・・とのことだと言っていました。それで古い機種でもあり、修理に相当時間がかかることが予想されるので、かなり費用が嵩むだろうし困った話だと言っていました。
昨日、また、某知人から電話がかかってきて、アップデートの不具合の修理が早急にできないなら、いばらくはそのまま使い続けても支障がないのかな?セキュリティソフトはゼロというのを入れているが大丈夫かな?などといろいろと相談されました。わたしの答えは、それは、支障があるかないかは、ご自分の判断ですよ。つまり、使い方次第ですから、もしネット販売やネット銀行との取引によく使うPCであるならば、使い続けるのはやめて置いたほうがいいでしょうと助言しました。
つまり、アップデートできなければ、セキュリティに穴があいたままですから、ネット上の金銭のやりとりには支障があるのはわかり切っているので、それには同意できないといったのです。また、ゼロというソフトは、ごく一般的なウィルス対策ソフトですから、特にネット詐欺やなりすましなど、高度なセキュリティの防御については、他の同種ソフトと比して弱いと判定されているソフトであることも周知のことですから、そういった用途に使うのであるならば、これは、敢えて大丈夫かと質問された場合には、お勧めはできないですよと答えたわけです。
結論は、Windows7をそのままにしておいて、UBUNTU14のDVDディスクをドライブに入れて、インストールせずにDVDだけで起動して使えばどうか?ということでした。これならば、もし本格的に修理してほしいのならば、年が開けてから、ゆっくりと時間をかけて修理してもらえばいいし、年内に処理しないといけないことは、UBUBTU14でとりあえず処理すればいいのですから・・・と助言して、UBUBTU14の入ったDVDを2枚複製してプレゼントしました。
それで、UBUNTU14のセキュリティーは大丈夫かと聞かれたものですから、セキュリティの穴の開いたWindows7よりはマシでしょう。2019年までアップデートが保証されていますから・・・。それに、Windowsと比して格段にユーザーが少ないので、ハッカーもLINUXをターゲットにしてもメリットが少ないので・・・ということを申し添えました。あとは、ボランティア団体が制作している無料版ゆえ、あくまでも自己責任で使っていただくのが原則である旨も申し添えました。