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サーマルスロットリング

2019-09-18 21:07:32 | スマホ

 サーマルスロットリングとは

 標記については専門的な言葉で恐縮ですがググってみれば、要するに『Core i7などの高速なCPUで動画のエンコーディングなどの重たい処理を長時間行った場合などに、一般的に機密性が高くて排熱処理が苦手な薄型ノートPCで熱暴走を起こす前に自動的にCPUの速度を落としてCPUの破損を防ぐ装置』のことです。昔は、そういった装置が殆ど無く、モバイルタイプのCPUじゃなくてデスクトップタイプのCPU=pentium4の1.8~2GHZ程度をそのままノートPCに搭載していた某メーカーの機種では、頻繁に熱暴走を起こしていました。自分も15年前に購入したSo社のPCでは、そういった熱暴走を頻繁に起こしていました。

最近のノートPCでは熱暴走はしない

 この点、現在ではノートPCや一体型のPCでは、全てモバイルタイプの省電力CPUが搭載されていますから、熱暴走の心配は殆ど無いのですが、それでも高速のcore i7などでは念のためにサーマルスロットリングがついているようですから、これが起動すれば1/10程度に処理速度が低下します。某知人は最近NECのCore i7機種を購入しましたが、夏場でも熱暴走でシャットダウンすることがなく仕事に支障が起こっていないそうです。そういった装置が実装されているのでしょう。

事務処理用にCORE i7のノートPCというのは不必要でありオーバースペック

 しかしながら、比較的低速のモバイルCPUのcelelonの1.6GHZ~2GHZ程度では、重たい処理を行った場合でもサーマルスロットリングが無くてもファンが高速回転して熱暴走を起こさないようになっているので速度低下を起こしません。それで某知人には事務処理程度の仕事の場合は、CPU=N3450程度の低速なCPUを搭載したSSDのcelelon機種を強く勧めました。だって、MS OfficeやYoutubeの動画再生、メールチェック、WEB検索などの用途ではSSDさえ搭載しておれば、Celelon機種でも最低限度必要な速さが確保できているからです。Core i7機種は、速度は非常に速いですが、その分celelon機種の2倍の価格がのしかかってきますから、PCの購入資金に余裕のある人は購入すればいいですが、そうで無い人にとっては不必要でありオーバースペックだと割り切って廉価版のPCを購入した方がいいでしょう。

高速処理を長時間行う必要があるならば、デスクトップ機種を

 それに、事務処理では無くて動画編集や3Dゲーム用だとしても、Core i7なんて超高速なCPUをノートPCに搭載するのは技術的に無理な部分があります。つまり、肝心の排熱処理の不十分なノートPCを購入してしまった場合は、期待したほど持続して本来の高機能が味わえない場合があります。最初の30分程度だけ快速であとはサーマルスロットリングが作動して低速動作する可能性が高いからです。こういった目的で購入するのであるならば、デスクトップ機種が最適です。

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