最近、「下流老人」という言葉をよく耳にするようになった。正規雇用と、契約社員など非正規雇用との収入や福利厚生の違いなど、差が大きく開いていることをいう。現役世代だけの話だと思っていたらそうではない。60歳以上も同じように格差が生まれているのだ。
今回は、60代における金融資産の保有実態や、現役世代も含めた老後の暮らしの意識などに触れ、現役世代から準備する老後の資金について考えてみたい。
■60代の3割が「金融資産ナシ」
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2015年)」によると、60代の約3割は預貯金を含め金融資産を全く持っていないことが分かる。また、60
60代の約3割「金融資産ゼロ」 広がる格差「上流老人」への近道は?
今回は、60代における金融資産の保有実態や、現役世代も含めた老後の暮らしの意識などに触れ、現役世代から準備する老後の資金について考えてみたい。
■60代の3割が「金融資産ナシ」
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2015年)」によると、60代の約3割は預貯金を含め金融資産を全く持っていないことが分かる。また、60
60代の約3割「金融資産ゼロ」 広がる格差「上流老人」への近道は?