ブラック企業誕生から、電通、三菱電機に続く流れ
ここ最近では、ブラック企業という言葉が当たり前のように使われているのだが、これは以前からあった言葉ではない。
バブル経済崩壊後、就職氷河期と言われる時期がやってきた。企業は、リストラという名のもと、様々なものを切り捨てながらやりくりしてきたが、平成14年ころから円安を背景として輸出関連の企業が活況となり、労働力不足を招いた。その頃、小泉内閣が主導した派遣法の改正により、非正規雇用が拡大し、賃金の格差が生じ始めた。
そうしたなか、平成20年に起こったリーマンショックに伴う深刻な金融危機により、景気が一気に冷え込み、それまで以上に就職困難な状況となった。会社も、バブル崩壊時よりもさらなる経費削減等を行い始め、就職しても、過酷な環境での勤務や離職を余儀なくされていく者が出始めることになる。
一方、時代はすでにネット社会が到来、就職活動も企業情報収集もインターネットを通じて行うようになり、悪い情報についてもネット上で共有し合うことになっていく。そうしたなかで、過酷な労働環境にある会社、サービス残業が横行する会社、簡単に解雇する会社、ハラスメントなどが発生する会社などを、ネット上の隠語で「ブラック企業」と呼び始めた。
平成20年に、居酒屋チェーン店ワタミの京急久里浜店に勤務
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監督官一人で数千件も抱えて、果たして白黒見ることができるのでしょうかね。