部下を次々と辞めさせた「パワハラ女帝」の最後

　ある女性向け商品の企画会社に、社歴１８年で企画部チーフデザイナーのＡさんという女性がいました。彼女は「女帝」と呼ばれていました。
　通常、企画部は専門学校や美大出身の契約社員ばかりでしたが、Ａさんは経済学部卒の総合職でした。
　Ａさんは、入社時は営業部に配属されましたが、３年目に企画部に異動してから自費で夜間専門学校に通って必要な知識を身につけました。そして、営業部の担当者と積極的に顧客を訪問して得た情報を企画に生かすなどして、頭角を現していきました。企画部の・・・・続きはこちら

電通・博報堂を遥かに凌駕する下請け企業のブラック度

　昨年、大手広告代理店・電通の新入社員の過労死事件が発覚して以降、恒常的な長時間労働のスタイルが定着している広告代理店の多くが「ブラック企業」ではないか、と指摘されることが増えている。あらためて、広告代理店は本当にブラックなのか？　かつて広告業界に籍を置き、現在も数多くの広告関連業務に携わっているネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。

　＊　＊　＊
　ブラック企業といえば、「低賃金」「長時間労働」「貧困な福利厚生」が揃い、さらには「パワハラ上司」という要素も加われば完全なるものとなるだろう。私は今年3月末に『電通と博報堂は何をしているのか』（星海社新書）という単行本を上梓したが、執筆にあたり、それなりの数の電通・博報堂の社員に取材をした・・・・続きはこちら

江戸時代の長者番付、徳川吉宗は年収1294億円他

私は、江戸時代は平等社会だとずっと思ってきた。明治維新で欧米流の資本主義が入ってきて、そこから格差社会が始まったと考えていたのだ。しかし、権力者が、とてつもない所得を得ているというのが、江戸の実態だったのだ。

　ただ、そうした超高額所得者はごく一部に限定されている。旗本や御家人は、使用人の給料を払わないといけないので、実質的に大した暮らしはできない。一方で、職人の年収は、現代と同程度もある。一番驚いたのは、農民だ。現代よりはるかに多くの年収を稼いでいる。時代劇の「百姓一揆」のイメージを引きずってきた身としては、歴史観の崩壊だった。

　本書を読んで強く感じたのは、確かに江戸時代は、・・・・続きはこちら

「同一労働同一賃金」進展を 連合岡山が県中央メーデー

　連合岡山は６日、第２８回岡山県中央メーデーを岡山市北区北長瀬表町の岡山ドームで開き、正社員と非正規労働者の不合理な差をなくす「同一労働同一賃金」の着実な進展などを掲げたメーデー宣言を採択した。

　式典には、産業別の３６組織から約３千人が参加。金沢稔会長は、今年の春闘で、中小企業を中心に４年連続で賃上げが実現したことを・・・・続きはこちら

部活指導者の国家資格検討＝外部人材を積極活用へ―自民

　自民党は、学校の運動部活動のレベル向上や安全確保のため、指導者の国家資格制度導入に向けた検討を進める。

　各種目で専門的技能を持つ外部人材を積極的に活用することで、指導内容を充実させるとともに、教員の負担軽減につなげることも狙う。年内に制度の骨格をまとめて政府に提言し、来年以降に関連法整備を経て実現することを目指す。

　国家資格は教員と外部人材の双方が取得・・・・続きはこちら