“電通”の違法残業問題…異例の公判に展開も

電通へ、厚生労働省労働基準監督署や過重労働撲滅特別対策班『過督（かとく）』（長時間労働に関する監督指導等を専門に担当する専門チーム）が捜査に乗り出した。

高橋まつりさんと男性社員に違法残業させたとしてすでに電通と幹部社員1人は書類送検されたが、強制捜査に乗り出した結果、支社である大阪、名古屋、京都でも違法残業が行われていることが分かり、4月25日午後、電通と各支社の幹部を東京地検に書類送検することとなった。
カギを握る“送検先”…違法残業で異例の公判か
電通本社と各支社の4件を通常は各地域の検察に送るが、今回はまとめて東京に書類送検される。このねらいは、通常の『略式・罰金』という簡単な処罰ではなく、起訴して公判するのではないかと言われている。・・・・続きはこちら

エイベックスも未払いの残業代 総額は数億円規模に

エイベックスも未払いの残業代　総額は数億円規模に

三菱電機でも新人「過労自殺」――「三菱につぶされた」悲痛な叫びを遺して（選択出版）

　理系大学院生の就職人気ランキングで常に上位に食い込む三菱電機の新入社員が、入社からわずか7カ月後に寮の部屋で自らの命を断っていた。
　宮城県の家族に悲報がもたらされたのは昨年11月17日朝だった。その春に大学院を卒業して三菱電機に入社したばかりの長男・隆さん（仮名）が、寮で自殺していたことが担当者から伝えられた。すぐに家族で寮のある兵庫県三田市に向かい、警察署の遺体安置室で変わり果てた隆さんと対面したという。
「私は自殺をします。私は三菱につぶされました」
　残された大学ノートには、隆さんが職場でいかに追い詰められていったかが克明に描かれていた。
　隆さんは上司3人の実名を上げて自ら死を選ばざるを得なかった無念を訴えた。家族は三菱電機側に説明を求めたが、名指しされた上司らの回答は「（自殺の原因について）思い当たらない」というのらりくらりとしたものだったという。
　三菱電機ではやはり昨年11月、解雇された元社員の男性について労災が認定されている。違法な長時間労働が常態化していた上、適応障害になり休職に追い込まれた元社員の男性をいともたやすく切り捨ていたことが明らかになった。この元社員の男性も、自殺した隆さんと同様、大学院を出て2年目という若手研究者だった。
　隆さんはなぜ自らの命を断ったのか。将来を担う研究・開発部門の若手社員を自殺や病気へと追いやる三菱電機の社内体質。隆さんが遺書で最後に訴えた「三菱電機のコンプライアンス違反」とは……。電通と同様、就活学生に人気の大企業がいかにして新人を自殺へと追い詰めていったのかを、『選択』5月号で詳・・・・続きはこちら

「過労死やめよう」メーデーに１１００人 水戸で連合茨城

日本労働組合総連合会茨城県連合会（連合茨城、和田浩美会長）の「県中央メーデー」が三十日、水戸市の県三の丸庁舎広場で開かれた。連合傘下の労組の組合員ら約千百人が参加し、長時間労働の撲滅や過労死をなくす職場づくりを目指す特別決議を・・・・続きはこちら

荷物多く…ヤマト運転手ＤＭ５００通捨てる

沖縄ヤマト運輸によると契約社員の１０代の男性運転手が、去年１２月から翌月にかけて、沖縄県うるま市内で配達予定だった企業からのカタログなどのダイレクトメール便約５００通を林の中に捨てていたという。

　先月、捨てられたダイレクトメールを見つけた住民から連絡を受け会社が確認したところ、運転手は廃棄の事実を認め、「荷物の量が多くて配達しきれない日があった。ダイレクトメールなら大丈夫だろうと・・・・続きはこちら