まつりさん遺族の会見をきっかけとして電通の「ブラック」ぶりは、この日までに続々と明らかになっていた。
10月20日には、2013年6月に病気で亡くなった東京本社勤務の若手男性社員のケースが、今年に入り長時間労働による労災と認定されていたと各紙が報道。さらに一昨年と昨年にも、大阪の関西支社と本社で社員に違法な長時間労働をさせていたとして、労基署から是正勧告を受けていたこともわかった。
そもそも電通は25年前の1991年8月、入社2年目の社員・大嶋一郎さん(当時24歳)を長時間労働の末に自殺に追いやった「電通事件」の当事者だ。過労自殺における会社側の安全配慮義務を明確化したこの歴史的事件を引き起こした同社で、かくも無法がのさばっているとあっては、さすがの厚労省も座視できなかったのだろう。
【「鬼十則」の社風 命よりも業績を優先】
強制捜査開始から2日後の9日には、厚生労働省が過労死防止月間となる今月、全国各地で開催している「過労死等防止対策推進シンポジウム」の中央集会が・・・・続きはこちら
10月20日には、2013年6月に病気で亡くなった東京本社勤務の若手男性社員のケースが、今年に入り長時間労働による労災と認定されていたと各紙が報道。さらに一昨年と昨年にも、大阪の関西支社と本社で社員に違法な長時間労働をさせていたとして、労基署から是正勧告を受けていたこともわかった。
そもそも電通は25年前の1991年8月、入社2年目の社員・大嶋一郎さん(当時24歳)を長時間労働の末に自殺に追いやった「電通事件」の当事者だ。過労自殺における会社側の安全配慮義務を明確化したこの歴史的事件を引き起こした同社で、かくも無法がのさばっているとあっては、さすがの厚労省も座視できなかったのだろう。
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