台風7号発生見送り

8月に入って台風が次から次へと発生していましたが、

ここに来て台風7号の発生は見送りになりました。

これで太平洋高気圧を強制的に強める要因がまたひとつ無くなってしまいましたので

勢力が弱まる傾向はさらに顕著になっていくと思います。

本来の「弱い勢力」に戻るだけ。

 

 

 

12日21時の予想天気図。

今まで日本の南海上の広い範囲に広がっていた1016hpa等圧線（赤線）は

高気圧の中心付近だけに残るのみ。

勢力は弱く、小さくなっていきます。

 

13日21時の予想天気図では夏の高気圧の中心気圧は1014hpaまで弱まる予想です。

 

それでも、西日本や東日本の太平洋側は高気圧の中心に近いので

引き続き猛暑に覆われる可能性は高そう。（でも局地的になっていく？）

 

 

 

今年は太平洋高気圧がほんとに弱いですね。

夏場に中国大陸に現れる上空の高気圧も見えてきません。

だからいつまで経っても前線が日本列島から消えてくれないのですけど。

いっそのこと早く秋がやってきてほしいー！　ですね。

今年初の40度超え

猛暑が続いていますが、11日は今年初の40度超えが記録されました。

 

 

群馬県伊勢崎市と桐生市で 40.5度を記録。

埼玉県鳩山町で40.2度を記録。

上位10位までがすべて39度以上で関東地方。

 

 

これは関東地方を覆っていた上空の空気が暖かかったため。

850hpa面図（海抜約1,500m）を見ると関東地方に21度の暖気の中心があって

八丈島で 21.2度、館野では 24.8度を記録しています。

 

全国的に見ても最高気温が35℃以上の猛暑日となった地点は230地点、

最高気温が30℃以上の真夏日地点数は772地点にのぼりました。

ホントに広い範囲で暑かったんですね。