FRB政策金利は現状の5.25~5.5%が利上げ終了とするが大方の予想でしたが
アメリカの底堅い経済状況からもう1段階 、25ベーシスポイント上げて
5.50~5.75%に引き上げる予想の割合が
次第に大きくなってきていることが心配です。
◆9月9日時点の市場参加者予想 MEETING PROBABILITIES
日銀が利上げ見送りを続けているので
金利差がさらに大きくなるとドル円相場は1ドル150円を軽く超えていきそう。
◆9月5日の記事から抜粋
「ゴールドマン・サックスが半年後に1ドル=155円まで円安が進むとするなど、予想の修正が相次ぐ。」
去年、2022年秋に日銀が繰り返し為替介入した時に円高になりましたが、
じつはちょうどこのタイミングでアメリカ経済が一時的に失速したので
日銀の為替介入の影響はほとんど無かったというのが大勢の見方です。
今年は日銀が為替介入しても円安の流れは止まらないというのが市場の見解。
輸入に頼っている日本で去年以上に円安が進むと
物価高がさらに進んでますます生活苦になってしまうということです。
原油高が止まりません。
ガソリン補助金などを年末まで3ヶ月間延長することになりましたが
原油産出量2位と3位のサウジアラビアとロシアが
原油高を維持するために年末まで原油の輸出自主規制延長を発表しました。
IMFもサウジアラビアの財政収支が均衡になる原油価格は
1バレル80.9ドルと試算していますから、
今後もこの価格を簡単に下回ることは無さそうだということが想像できます。
3ヶ月間延長したガソリン補助金もいつか終了することを考えると
早ければ24年1月から本当に1リットル200円時代に突入することが予想できます。
日銀は2%の持続的なインフレ率を目標にしていますので
物価が毎年2%上がっていくことが正常な姿として目指しているんですよね。
銀行に預金していても毎年2%残高は増えないのに・・・
今の物価高はあまりにも急激なところはありますが
これが普通になっていくということなんです。
時間とともに慣れていってしまうのでしょうか。
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