悪がき高校生 英語続編
高校三年の英語の先生は、高校一年の時の担任の女の先生だった。
さすがの私も大学受験を控え、授業はまじめに聞いていた。
しかし先生から質問をあてられても、私は一切、答えなかった。
その先生は教室に並んだ机の列を日によって決め、前から順番にあてていた。
「じゃあ、今日はこの列にしましょう。」と言って、先頭の生徒から順にあてていく。
私は、前から3番目ぐらいだったと思う。
私の机がある列が決められ、先頭から順にあてられていく。
そして私の番である。
「じゃあ、まるまるぼうや君。」と呼ばれる。
すると私は間髪をいれずに速攻で「分かりません!」と答える。
これの繰り返しだ。
「まるまるぼうや君。」
「分かりません!」
「まるまるぼうや君。」
「分かりません!」
「まるまるぼうや君。」
「分かりません!」
・・・・・・
ある授業の日、私の机がある列があたり、前から順番にあてていくのだが、私をとばして次の席の人をあてたことがあった。
私はその時「嗚呼!ついに俺は見放された!やっぱり俺は見捨てられてしまうんだっ!」と頭を抱え大声で嘆いた。
それを見た女の先生は、「じゃあ、まるまるぼうや君。」と言って、私をあてた。
私は間髪をいれずに速攻で「分かりません!」と答えた。
先生は「まっ、まるまるぼうや君。。。やっぱり分からないのね。。。」
周りは静まりかえっていたが、私は何だか自分のやってることが馬鹿らしくなって、ケタケタ笑っていた。
先生は、がっくり肩を落とし、下を向きながら、深く疲れた様子の声で「次の人。。。」と言った。
(※) まるまるぼうや - 「屋上の幻想」の登場人物。私の本名(仮)と理解ください。
高校三年の英語の先生は、高校一年の時の担任の女の先生だった。
さすがの私も大学受験を控え、授業はまじめに聞いていた。
しかし先生から質問をあてられても、私は一切、答えなかった。
その先生は教室に並んだ机の列を日によって決め、前から順番にあてていた。
「じゃあ、今日はこの列にしましょう。」と言って、先頭の生徒から順にあてていく。
私は、前から3番目ぐらいだったと思う。
私の机がある列が決められ、先頭から順にあてられていく。
そして私の番である。
「じゃあ、まるまるぼうや君。」と呼ばれる。
すると私は間髪をいれずに速攻で「分かりません!」と答える。
これの繰り返しだ。
「まるまるぼうや君。」
「分かりません!」
「まるまるぼうや君。」
「分かりません!」
「まるまるぼうや君。」
「分かりません!」
・・・・・・
ある授業の日、私の机がある列があたり、前から順番にあてていくのだが、私をとばして次の席の人をあてたことがあった。
私はその時「嗚呼!ついに俺は見放された!やっぱり俺は見捨てられてしまうんだっ!」と頭を抱え大声で嘆いた。
それを見た女の先生は、「じゃあ、まるまるぼうや君。」と言って、私をあてた。
私は間髪をいれずに速攻で「分かりません!」と答えた。
先生は「まっ、まるまるぼうや君。。。やっぱり分からないのね。。。」
周りは静まりかえっていたが、私は何だか自分のやってることが馬鹿らしくなって、ケタケタ笑っていた。
先生は、がっくり肩を落とし、下を向きながら、深く疲れた様子の声で「次の人。。。」と言った。
(※) まるまるぼうや - 「屋上の幻想」の登場人物。私の本名(仮)と理解ください。