絞首刑

絞首刑

薄暗い蛍光灯の部屋で
上を見上げると
絞首刑になった自分の身体が
ゆらゆら揺れているのが見え
縄が軋む音が聞こえる

その自分の死体が
宙にぶら下がっているのを見て
俺は頭を抱える
所詮、道化の末路は
お道化ればお道化るほど
自分の首を絞め上げていき
最後はこうなるのだなと
我が身の末路を悟ることになるのだ

wrist cut

wrist cut

ケイゾク

ケイゾク

久しぶりに朝からTBSドラマの「ケイゾク」を一話～最終話（十一話）まで、

ずっと布団に入りながら、一気見した。

中谷美紀演じる柴田純と渡部篤郎演じる真山徹のコンビが好きだし、

堤幸彦演出の独特の映像が好きだしということで朝から見てた。

リストカット

リストカット

このもどかしく
閉塞した苦しみよりも
もっとはっきりとした
現実の痛みで紛らしたい

そんな思いから
リストカットを始めた
最初はカッターで
腕をちょっと切ってみる

痛みの刺激が
腕から脳へと伝わり
温かい赤い血が流れると
ほっとする自分がいる

この頃は
段々とエスカレートして
右腕の内側に
多数の傷跡が残るようになった

こうやって最後は
いっそうのことと思って
死を選ぶのだろうか

リストカットが止まらない

赤い目

赤い目

人々の集団が
スクランブル交差点を
行き交う中
一人、赤い目をした男が
立ってこっちを見ている

密室

密室

女と密室で
二人きり

そこで繰り広げられる
数々のいやらしい行為

裸で絡み合う行為は
まるで曼荼羅絵図のよう