ナカナカピエロ おきらくごくらく

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

第19回数学カフェ”超越数”回

2017-06-26 00:30:36 | 日記
第19回数学カフェ”超越数”回

今日は青山外苑前にある日本オラクル社の大会議室にて行われた、第19回数学カフェ”超越数”回に参加してきました。

ちなみにMeの前提知識では、超越数とは円周率のπとネイピア数eに代表される多項式の解とはなり得ない数である。これ以外の前提知識0で望んだ。他の方は少なくともMe以上の知識は持っていたであろうと思う。

今回の講師は前半はせきゅーんさん、後半はなれさんでした。

せきゅーんさんは御自身のブログ「インテジャーズ」とのコラボレーションという形で、詳細はブログで見て、粗筋を説明という形で講演されていました。話は超越数の歴史を遡り、最初に発見された(証明された)超越数は1844年のリュービル数が最初であると説明し、後半のなれさんにその証明は託されました。その後1873年にエルミートがeは超越数であることを証明し、実際にその証明を実演してくれました。証明は背理法を用いる方法で、eが代数的数(多項式の解として書ける)と仮定して矛盾を導く方法でした。e^xの微分は変わらない性質と平均値の定理を用いて、特殊な関数(詳細はブログで)を導入すると片やeを用いた多項式の結果が整数となり、片や0と1の間にある値で抑えられ矛盾を導くのです。その後、リンデマンが1882年に円周率πが超越数であることの証明に成功します。これはオイラーの公式を用いた巧みな証明でした。これで円積問題(円と同じ面積の正方形は作図できない)もクリアされました。その後、エルミート・リンデマンの定理(αが0でない代数的数ならばe^αは超越数)を紹介し、その言い換え(αが0でも1でない代数的数ならばlog αは超越数)、さらにその言い換え(log αがQと一次独立ならば、1とlog αはQ代数的数上一次独立)を紹介しました。そして三つの真珠として、リンデマンーワイヤストラウスの定理(1885年)、ゲルフォルトーシュナイダーの定理、そしてジーゲルの補題を用いてベーカーの定理(1966年)を紹介し、様々な超越数を披露してくれました。最後にe+πが超越数かどうかは未解決であり、自分は死ぬまでに知りたいのだと語って講義を終えました。

後半のなれさんは、また違った切り口で超越数を語ってくれました。まず§1でランダム性と予想と題し、10進正規数の定義(やや確率的)し、ほとんど全て(ルベーク測度的に0?)の実数は10進正規数であるというボレルの定理を紹介し、例として以下の二つの数が超越数であることを紹介しました。
Champernowne数(0.123456789101112・・・)
Copeland-Erdos数(0.2357111317・・・)
そして10進正規数ではない実数は有理数or超越数であろうというボレルの予想を紹介しました。§2はリュービルの定理の証明でした。(内容割愛。でも内容は分かりやすかったです。)§3は飛ばし、§4でオートマトンシーケンスでAdomczemski,Bugrond,Luka(綴り怪しい)の定理を紹介します。この証明はリュービルの定理のすごい拡張である部分空間定理を使用するそうです。そしてDeterministic Finite Automaton with Output(DFAO)を紹介します。これはあるオートマトンの規則を与えて入力と出力を決めると超越数が生成されるという驚きの手法でした。これにより、Thue-Morse数列という超越数が作られたりできるそうです。ひょっとしてオリジナルのオートマトンを自作して、自分のMy超越数ができるかもとのこと。最後は世界のナベアツ(3の倍数もしくは3がつく数を1とする)のアホを続けると超越数になるというオチで皆を笑いの渦に変えて終わりました。

とりあえずノートは取ったので、後日復習します。ブルーバックスの「超越数とはなにか」も購入したので読むのが楽しみです。超越数がこんなに広い世界を持ってたなんて全然しらなかったMeには驚きでした。講師のお二方と数学カフェの皆様ありがとうございます。

次回は7月23日トロピカル幾何学だそうです。可能な限り出席したいと思います。

後記
家に帰ってからNHKスペシャルの「人工知能 天使か悪魔か 2017」を見て少しへこみました。人工知能が人間を管理する時代がくるのかなあ。。。人工知能はパターン認識で結論づけ、理由はブラックボックス。パターン認識で置き換えられるものは人工知能に取って変わられる。それではパターン認識で置き換えられないものとは?ちょっと考えさせられます。。。未来は厳しい。

とりあえず寝る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月24日(土)のつぶやき

2017-06-25 02:41:47 | 日記
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Purple Rain Deluxe + Expanded

2017-06-25 00:00:01 | 日記
Purple Rain Deluxe + Expanded

土曜日。

寝ていた。何でこんなに寝れるんだろうと思うぐらい寝ていた。

夕食は姉夫婦宅でゴチ。色々と雑談しながら夕食を食べる。人と会話して生活する重要性を感じる。

今日はAmazonで購入した「Purple Rain Deluxe + Expanded」が届いた。当時のライブDVD、オリジナルCDが一枚、Expanded CDが二枚ついたデラックス版。さっそくWalkmanに入れて聞いている。最高。

明日は、第19回数学カフェ「超越数」に参加予定。楽しみ。寝る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月23日(金)のつぶやき

2017-06-24 02:45:08 | 日記
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゼータ関数始めました

2017-06-24 01:17:41 | 日記
ゼータ関数始めました

金曜日。

今日は6時半過ぎにアジト。以下読書。
・「よくわかる解析力学」
 (前野昌弘著)(P.242/369読了。)
・「リーマンのゼータ関数」
 (松本耕二著)(P.56/209読了。)

「よくわかる解析力学」では、第9章”ハミルトン形式の解析力学”で、ハミルトン形式(正準形式)が出てきて、ラグラジアンLを主役にしたオイラー・ラグランジュ方程式ではなく、それをルジャンドル変換して作られたハミルトニアンHを主役にした正準方程式に置き換えられた。ポアッソン括弧も出てきて、いよいよ本格的になってきた。

「リーマンのゼータ関数」は一章二章は我慢できたが、第三章の素数定理の証明、以降の章で発狂した。式が複雑過ぎて着いていけない。だから解析的整数論は苦手なんだ!でもたとえこの本を全く理解できなかったとしても、何とか最後まで目を通したいので頑張る!全然理解できてないけど。。。

今日の成果はゼータ関数に関連して”積分変換”の有用性について知れたこと。以下URL。
ーーーーー
積分変換 [物理のかぎしっぽ]
http://hooktail.sub.jp/mathInPhys/integralTrans/
ーーーーー
フーリエ変換、ラプラス変換、メリン変換について簡単にガイドされています。メリン変換はリーマンゼータ関数の関数等式の証明に用いられます。

で、実際に証明の記載があるのが、このURL。
ーーーーーー
mellin transform and functional equation for Riemann zeta function - MATHGRAM
http://www.mathgram.xyz/entry/zeta/mellin
ーーーーーー

もう一つ学習理論絡みで”漸近展開”について。Wikipediaによれば。。。
ーーーーーー
漸近展開とは、与えられた関数を、より簡単な形をした関数列の級数として近似することをいう。テイラー展開は漸近展開の特別な場合であるが、漸近展開で得られた級数の値は、必ずしも元の関数の値に収束するとは言えない。しかし、関数の性質を調べる際、元の関数の形では扱いが難しい場合、漸近展開によって元の関数を級数の形で近似することにより、関数の性質が得られることがある。漸近展開は解析学では重要な手法の一つであり、確率論の基礎として用いることがある。
ーーーーーー

うーん、ごちそうさまでした。寝る。

後記
Amazonで購入した以下書籍が届きました。
・「現代工学のためのデルタδ(t)の発見から超関数へー対話解説」
 (高橋宣明著)
超関数の勉強が始められます。

続後記
癌で闘病されていたフリーアナウンサー小林麻央さんが亡くなられました。応援していたのに悔しくて、涙が止まりませんでした。謹んでご冥福をお祈り致します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月22日(木)のつぶやき

2017-06-23 02:42:18 | 日記
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

療養コーディネータと面談

2017-06-23 00:04:01 | 日記
療養コーディネータと面談

木曜日。

今日は9時過ぎにアジト。以下読書。
・「よくわかる解析力学」
 (前野昌弘著)(P.204/369読了。)

ようやくハミルトンというキーワードが出てきました。

療養コーディネータとは13時から会社の健康管理センタで面談。体調については、一週間に一度は朝起きあがれずに寝てしまう状態が続いていることを報告。就活については精神障害者枠の専用求人を扱うエージェントに行くかどうか迷っている旨を報告。とりあえず健康が第一なので、体調面を整えることを最優先にすることと、就活については、コンピュータに捕らわれなくてもよいので、もう少し自分のやりたいことを具体化するように言われました。

その後、上長と電話で色々としゃべって、精神障害者枠については一旦登録すると後戻りが出来ないので、まだ考えないでいいんじゃないかと言われました。まあ登録はせずに話だけ聞いてくるのもありかなあと思って悩んでいますと言っておいた。後日、上長とは診断書の受け渡しの時に面談があるので、そこでまたゆっくり話すことになりました。

後は姉貴とも相談しようかと思っています。自分の人生の中で、こんなに自分のことを色々と人に相談するのは初めてかもしれない。まあ、最期に決めるのは自分なんだけどね。寝る。

後記
早く超関数の勉強がしたい。

・「現代工学のための超関数入門ー対話解説」
 (高橋宣明著)

上の本は届いたけど、この本の前編となる以下の本がまだ届いていない。うーん、待ちきれん!

・「現代工学のためのデルタδ(t)の発見から超関数へー対話解説」
 (高橋宣明著)

しかし超関数を学ぶと同時にいよいよリーマンのゼータ関数を遂に勉強しなければならない時が来たよ。。。

ちなみに6月25日は数学カフェの超越数の回に出席予定。7月1日はロマンティック数学ナイトに出席予定。数学尽くしで楽しみ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月21日(水)のつぶやき

2017-06-22 02:44:25 | 日記
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「関数とはなんだろう」

2017-06-22 00:00:01 | 日記
「関数とはなんだろう」

水曜日。

今日はずっとひどい雨だったので、家で読書。
・「よくわかる解析力学」
 (前野昌弘著)(P.190/369読了。)進捗なし。
・「関数とはなんだろうー三角関数から複素関数・超関数まで」
 (ブルーバックス 山根英司著)読了(祝)。

午前中はほとんど寝ていた。お昼に郵便受けを覗いたら、「関数とはなんだろう」の本が届いていたので、始めは乗り気がなく読み始めた。読み始めると、これがめちゃくちゃ面白く、結局夜の10時まで一気に読了してしまった。

全章に渡って面白かったのですが、特に為になったのが、第四章 複素関数がわかる、第五章 汎関数がわかる、第六章 超関数がわかるであった。特にこの本の購入目的であった"超関数"が平易に書かれてあってよかった。デルタ関数、フーリエ変換とリュービルの定理、二変数のフーリエ変換、佐藤超関数のイメージが掴めたのがよかった。これで超関数の理解への自信もついた。

是非とも読んでほしい一冊である。寝る。

後記
明日の13時から療養コーディネータとの面談で会社の健康管理センタに行かなければならないが、相談内容は大体決まっているため、とりあえずは穏便に終えることができるであろうことを期待する。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月20日(火)のつぶやき

2017-06-21 02:44:00 | 日記
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする