fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

難しい卒母

2017-07-07 20:56:11 | 娘との関係(時々息子や孫も)
少し前ですが、クローズアップ現代で漫画家西原理恵子さんが〈卒母宣言〉をして16年間連載していた『毎日かあさん』を終了する、と言う話題を取り上げていました。

長男さんは大学生、長女さんは16歳で、西原さんによると「もう二人の背中しか見えなくなったから、卒母します。」と言う事でした。

卒母、、本当に難しい。

自立ししっかりとご自分を持ち自分の稼いだお金で生きていける西原さんだからこそ、きっぱりと宣言しきっと後引くこともなく清くお出来になるんだろう、と思います。


私の場合、子供たちが成長し、もう卒母の時期もとっくに過ぎていると分かっていても心が言う事を聞かず、ずるずるずるずると卒母の時期を延ばし

やっとその覚悟が出来た時、末っ子の次男はすでに28歳になっていました。


私の母は、本当に心優しい人で困った人を助けたい気持ちをすごく持っている人でおまけにやることが早かったので、

依頼心が強かった私は、何でも母にしてもらっていていつまでも母に依存し色々と出来ないことが多く、自分に自信が持てない大人になってしまいました。


それでも何とか結婚し子供を産んで、自分の子供たちには絶対にそんな思いをさせたくない、と固く決意し、夏休みの宿題や家庭科の宿題、遠足や修学旅行に行く荷物を作ったり荷解きしたり、他いろいろ、とにかく自分で出来そうな事は一切手伝いませんでした(これまた極端、やりすぎ)。大学を決めるのも就職も黙って見ていました。

お蔭で、うちの子供たちは何でも自分で出来る自立した大人になり、よかった、よかった、と、ホッとしたのに

今度は、自分が卒母出来ないとは、、、トホホ、本当に情けない事でした。


今現在は、卒母はできている状態ですが、たまに無性に子供たちに会いたくなる気持ちは無くなることはありません。

かと言って、いつまでも「どうしてるの?元気?」なんてしょっちゅうラインし合うべたべた親子も、何だかなぁそれも嫌だしなぁ、と思っているので

元気でいるかしら?、会いたいなぁ、と思ってもこっちからはめったに連絡しません。


意地というか、やせ我慢、、、。


子供たちは、もうしっかり自分の世界を構築し、両親に会いたい、なんて気持ちはそう持つこともないのかもしれませんが

母親(私)は、初恋の人をじっと大切に胸の中で思っているような、そんな気持ちをこれからもずっと抱えていくような気がします。


(注)私みたいじゃなくあっさりした母親も私の周りには沢山いますけれどね


でもとにかく、世のお母様方、がんばって卒母しましょう!

いつまでも友達や恋人と行くより、お母さんと映画を観たりショッピングに行ったりする方が楽しい(最近TVとか街中でよく見かける)、なんて子供にはしないようにしましょう!と言いたいです、終わり!


               




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