この絵は、いわさきちひろさんの作品の中でも、私の好きなモノです。
お母さんの顔は書かれていませんが、目を細め、幸せに浸る母親像が掛かれています。
坊やか手に持つカーネーションの赤が素晴らしい!
先日「いわさきちひろ美術館」に行き、
この人は絵を描くために生まれてきたんだと、つくづく思いました。
私の世代は「絵本といえばちひろさん」みたいなところがあり(私の周りだけかな?)、ちひろさんの絵を見ていると、母の匂いやぬくもり、感触を思い出し、声が聴こえてくるようです。
お母上のご容態
母が入院して、そろそろ一ヶ月になります。
入院してしばらくは、うそみたいに元気で若いナースを相手に「母上ぶり」を発揮したり(笑)
相も変わらずオヤジ様に対しては上から目線の態度でしたが(汗)
入院生活に飽きたというか疲れたというか・・・
さすがの母上も「里心」が出てきた様子です。
胃ろうでの栄養摂取量は1200カロリー!
排便のことはよくわかりませんが、もう退院しても大丈夫そうです、が~、またしてもDrオヤジの判断で、
「来週は退院だ」と母上を喜ばせてしまったら、本当のDrから、
「今月いっぱいは帰れません」と言われ、母上は落ち込んでいるみたいです(涙)
オヤジ様皆勤賞
父は母の病院に毎日通っています。
最初のうちは300%心配。
離れていることが、ただただ心配。
「お母さんの介護はお父さんしかできないんだー」と言って、ショートステーも利用せず、日々の生活にしても「大変な部分」はヘルパーさんに手伝ってもらわなかった頑ななオヤジ様ですが、今回の入院で、
「自分が離れていてもお母さんは死なない」とわかったようです。
それで私が田舎に行く頃、ちょろっと、
「お母さんが入院している間に、お父さんも温泉にでも行こうかな」と口にするようになりました。
今までは首に縄つけて引きずって拷問しても(笑)、母のそばから離れなかった父の大きな変化でした!
しかし、せっかく毎日母の病院に通ったのに、退院を目前にして「皆勤」できなくなるのは「残念」というもの。
母もホームシック気味なので、父の温泉行きは実現しそうもありません。
私は「半日デートしない」とか、
「夜、飲みに行こう」とか誘っているのですが・・・オヤジ様、イヤそうです(涙)
今まで母の体調が下降線になると父がふさぎ込み、その「不安感」が母に伝わり、ますます具合が悪くなるという悪循環がありました(本人は気づいていないけど、そうなんです)
母の退院が予想より1週間延びたので、その間にオヤジ様にはリフレッシュしていただき、ベストコンディションで母上を迎えてほしいと思っています。