だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

イチオシ課題図書「なまこのぽんぽん」

2020年02月29日 | クリエーター・モード



新型コロナウイルスの感染は恐ろしく早く強烈です

「病気」そのものも怖いですが、さっき近所に買い物に行ったら、すごい人出に驚きました。
みんな殺気立って「買い占め」していました。
陳列棚はスカスカ。
「品出し」は大忙し💦
のんきに週末を過ごしていたワタクシメも、つられてトイレットペーパーとボックスティッシュを買ってしまいました。

夕方は安倍総理の記者会見・・・
「率直に言って、政府の力だけでこの戦いに勝利することはできない」と述べていました。

政府の対応にはもろもろツッコミたいですけれど、「未曾有の事態」です。
「反省会」はあとにして、今はそれぞれが、やれることをやるしかないですね _(_^_)_
ちなみに、先週から母上の病院は「面会謝絶」になってます(涙)

こんな時こそ・・・オススメします 📚

日本中、いや世界中に先の見えない不安が蔓延している感じですが、こんな時こそ! 心に栄養が必要です。
久しぶりの「イチオシ課題図書」は、内田麟太郎さんの少年詩集(ジュニアポエムシリーズ第7弾)@「なまこのぽんぽん」。

内田麟太郎さん(先生)は、児童文学者協会の理事長ですが、一見ちょこまかしたおもしろオジサン。
そばにいると、ワタクシメはツボにはまって笑いっぱなしで、まともにお話しできません(笑)
しかし「児童文学」への向き合い方は鋭く、詩人、絵本作家、造園家・・・マルチクリエーターとして、大活動されています。
「なまこのぽんぽん」は刊行されてすぐに重版出来となった人気の作品です!

【内容紹介】 Amazonから
調子にのってることば このゴロあわせ 思わず声に出しちゃいます。
声に出して読んで ひとり 笑っちゃいます。
ひとり はっとしちゃいます 。
わたしのまわりの真実 空・雲・雨・風・森・海・川・ツバメ・カラス クラゲ・カメ・タンポポ・スイセン・ねずみ・こねこ・・・・・

著者:内田 麟太郎     画家:大野 八生   銀の鈴社



ページごとに開かれる空間

誰しも心の中に「言葉にならない言葉」が眠っていると思います。
ふとした疑問、自分のまわりにある自然や動物や植物が、「言葉にならない言葉」を代弁してくれているように感じた時、
一人でくすっと笑ったり、しゅんと切なくなったり、はっとしたり・・・心が動き出して「なんとなく幸せ」になれるのではないでしょうか?
あとがきに書かれている「なんとなく幸せ」が、人間を救ってくれる気がします。
その「なんとなく・・・」をくっきり描いた“本”です。
※ 特に、得体の知れない「ウイルス」に脅かされていると、「なんとなく」の有難味が身に沁みます💛

そして、全ページを飾る大野八生さんの絵が、素晴らしいです😊
表紙以外はすべて白黒(グレー)で描かれていますが、色はもちろん音や匂い、空気までも感じられる絵です。

ざわざわした昨今、「外部からの刺激」ではなく、自らの脳の中からわいてくるイマジネーションを楽しんでみてはいかがですか。
深呼吸しながらページをめくっていただきたい一冊です!







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岡田家の”かくし部屋“  

2020年02月28日 | 日記
怒りの2月 😢

振り返ると・・・今月は、ずっと怒っていました、ワタクシメ。
「怒りの詳細」は、そのうち書くかもしれませんが、バレンタインの話が好評でしたから、
2月のラスト2日間は「愛のある話」で、まとめようと思います (⋈◍>◡<◍)。✧♡

 ↓ 写真は岡田家、最後のトリデ@応接間

ひえ~、岡田さんちに、こんな素敵なお部屋があったの? 😱
うひひ、あるのさー。「かくし部屋」というか・・・「最後のトリデ」というかwww

巨大なゴミ箱になりかけている我が家ですが、応接間だけは、昔の名残のまま、キープしてありました。
めったに使いませんが、他の部屋がとっ散らかっているので、「せめて、せめて、ここだけは」と。

でも、ここ数年間の懸案事項であった「家のリフォーム」に、オヤジ様が本気で着手してくれて、
本日は大物のピアノを処分しました。

妹と弟が小学校低学年からピアノを習い始めて、最初はよく弾いていました。
妹は中学になっても習っていて、高校となってからは、我流で、ふらりと弾いてました。
はっきり言って妹は「グレ子」でしたが、ピアノを弾いている時は「どこぞのお嬢ちゃま」みたいでした。
弟は中学からは吹奏楽に移行して、ピアノは辞めたように記憶しています。

友達の娘でピアノ好きな子がいて、何度か「練習させてー」と遊びに来たことがありますが、
もう二十年以上も誰も弾かなくなり、調律もせずに「オブジェ」と化していました。

妹はピアノの処分に少々難色を示していましたが、「地球の裏側 イッテQ」みたいな暮らし方をしているので、
「なおこ姉ちゃんが暮らしやすくリフォームしていいよ」と言ってくれて、「ピアノさん、さよなら✋」となりました。

たくさんの想い出を、ありがとう。

お世話になった妹と弟の代わりに、ピアノを弾くことができないワタクシメが「お別れ記念写真」を撮りました。 📸
ワタクシメだけではシマラナイので、ぬいぐるみのくまちゃんに「友情出演」してもらいました。

「くまちゃん」は、姪や甥が小さい頃、遊んでいた人形です。
この子も、断捨離されると思います。

壁に掛かっている絵画(少女像)は祖父の趣味で、何十年も我が家を見守ってくれていましたが、
「肖像画」って、念を感じて好きじゃないんですよ、ワタクシメ。
だから・・・捨てたい(^^;)

それから、写真には写っていないけど、「黒い熊が鮭をくわえているオキモノ」も・・・絶対捨てる!

想い出とお別れするのは悲しいです。
リフォームするまで
「あれを捨てよう」
「これは残すぞ」と、ワタクシメとオヤジ様のバトルが続きそう ●~*

だーばぁ好みの「かくし部屋」が完成したあかつきには、バ、バ、バーンと公開いたしますので、お楽しみに・・・(^^♪

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父と母のバレンタインデー (⋈◍>◡<◍)。✧♡

2020年02月16日 | 日記
オヤジ様はチョコが好き🍫

今年は早々とオヤジ様への「バレンタインチョコ」を用意しましたが、昨日やっと渡すことができました。
妹はかなり奮発して「LOUANGE@エクレアート ショコラルビーチョコレート」という高級チョコを送ってきたけれど、
ワタクシメは安くてカワイイ「きもちチョコっと笑」

母上の病室に持っていき、母上の手からオヤジ様に渡してもらいます。
チョコを母上に持たせて、オヤジ様に手渡すポーズを作り、記念撮影 📸




母上の反応はかなり弱くなり、近ごろはほとんどうつらうつらしています。
でもオヤジ様が耳元で、
「なおこがバレンタインのチョコを用意してくれたから、写真撮ろうね」というと、かろうじて動く指で応えてくれました。

母上の病気が進んでからも、可能な限り外出をしたものです。
「尿パック」をぶら下げながらの散歩やドライブも、珍しいありませんでした。

「ドライブ」に欠かせない物の一つがチョコレート。
運転しているオヤジ様の「エネルギーチャージ」です 😊
後部座席にはたいていヘルパーさんや友達が乗って、水分補給などを手伝ってくれましたが、チョコレートの包みをむいてオヤジ様に渡そうとすると、
決まって助手席から母上の手が出ました。

母上が手を出す仕草はかわゆくもあり、おかしくもありました (笑)

「お父さんにチョコを渡すのは、あくまでもお母さんなのね」
「誰もお父さんにチョッカイ出さないから、心配しなくていいですよwww」

後部座席の面々は笑って、母上がチョコレートを落とさぬように手に載せて、オヤジ様もタイミングよく母上の手からチョコレートをもらい食べていました。

今でも母上は、若かりし頃、オヤジ様の口にチョコを入れてあげていたことを忘れていないと思います。

昨日は「親子写真」も撮りましたが、時節柄みんなマスクしていて物々しいので(笑)、そちらはカット✂
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メッセージ集・親族編 「challenged=チャレンジド」という言葉

2020年02月12日 | クリエーター・モード
親族・・・(笑)

近しい人(親族など)はあまり拙著に関しての感想はくれません。
デビュー作以外はあまり宣伝しなかったせいもありますが・・・
一番こまめに感想を述べてくれるのが、「叔母の夫君@おじさん」や「田舎の親戚」・・・気を遣ってくれてる系。
「LINEにハマっているおばちゃん」・・・暇つぶし系。
おば夫婦が図書館に勤めていた頃は「なおこの本、入れておいたよー」と・・・普及活動に協力系 <(_ _)>
オヤジ様は「重箱の隅を楊枝でほじくる」的なダメだしをする・・・おせっかい系(苦笑)
弟や姪っ子は「新刊出たの。そりゃーよかった」と読んだふりする・・・シカト系(怒)
ケンカばかりしている妹が意外と一番まじめに読んでくれて、その上で宣伝もしてくれるんですが、海外にいるので・・・ザンネン(´;ω;`)ウッ…系

こんな感じです。
でも今回は出版の直前に父方の伯母が亡くなり、葬儀の場でひさーしぶりにいとこたちに会いました。
その中にはワタクシメが「作家活動」をしていると知らなかった人もいたので、父方の親戚に「いのちのカプセルにのって」を謹呈しました。
律儀ないとこたちから感想をもらい、やっと身内にも認めてもらえた気分です😊

みんな優しい心で💛 応援と感想を送ってくれましたが、ほんとに・ほんとーにン十年ぶりに再会した従兄が、丁寧に読んで、
自身のフェイスブックで「本の紹介」をしてくれたので、一部転載します。

 「challenged」という言葉を思い出しました。
※  Challenged(チャレンジド)というのは「障がいを持つ人」を表す新しい米語です。
 

この本「いのちのカプセルにのって」は、ハンディキャップ持つ少女と心を通わすワンちゃんの物語。
そして、作者も身体にハンディキャップのある女性です。作者のブログには明るさがあります。
ハンディキャップを受け入れ、その先にある希望や理想に向かう力強さがあります。
かつて、僕がチャレンジドの採用担当をしていた時、聴覚にハンディキャップを持ちながら海外をバッグパックで旅した若い女性に会いました。
「言葉が通じないのは怖くありませんか?」という問いに対し、「何も聞こえないのは海外も日本も同じ」と微笑んでました。
ハンディキャップに対しチャレンジするのではなく、受け入れ乗り越えてもっと先にある「姿」へのチャレンジ、だから「challenged」。
心折れそうなとき、読み返したい本です。


ハンディキャップに対しチャレンジするのではなく、受け入れ乗り越えてもっと先にある「姿」へのチャレンジ、だから「challenged」。

ーーカッチョいい⤴⤴⤴
ワタクシメの身内に、こんなイキな人がいたなんて❣  感涙 (ノД`)・゜・。

ワタクシメは「challenged=チャレンジド」なんて素敵な言葉で形容されるほどの人間ではござーませんが、 (/ω\)
「障がい者」になるためだけに生まれて来たわけじゃないので、「障がいを克服する」だけの人生ではつまらないと思っています。

「障がいは個性だ」と言い切るのは、きれいごと過ぎて嫌ですが、「がんばってますオーラ」が出ちゃうのもイヤ。
ここのところ「股関節痛」がひどく、自分では「がんばっている」つもりはないけれど、「がんばってますオーラ」が全開みたいで、それがツラいです。
確かに、痛かったり動きが悪ければ「頑張らなきゃ」ならないけれど、ワタクシメは自分の「やりたいこと」をやっているだけだし、
「こういう自分でいたい」という自己実現のために、試行錯誤しているだけなのです。
だから、ワタクシメのしていることが他人に大きな損害を与えているなら止めるけれど、誰だって加齢とともに身体は衰えるわけだから、
体力に合わせて生活を改善していけばいいだけのこと。
今日よりも楽しい明日を模索する気持ちは変わりれません。
きっとワタクシメは死ぬまで「先のこと」に思いを馳せている気がします。

「受け入れ乗り越えてもっと先にある『姿』へのチャレンジ、だからchallenged」。

素敵な言葉を、ありがとうございます😊



 ↓ 写真は障がい者団体のバスツアーで行った「三島のスカイウォーク」
日本一の吊り橋(往復800m)を電動車椅子で渡りました(^_^;)
この写真は宣伝用のモノで、ワタクシメが行った日は曇っていて風も吹いていて、正直なところコワかった(笑)
ワタクシメの「チャレンジ」は奇々怪々なことが多く、ブログに書けないので●~*
「スカイウォーク」は無難なチャレンジで・し・た p(^^)q


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メッセージ集・同期生編 ② 島からの便り

2020年02月09日 | クリエーター・モード
こんなところに・・・同期生 😲

12月に高校の同期生が「出版祝&読み聞かせライブ」を開催してくれたと書きましたが、そこで出会って、Facebookでおしゃべりするようになった同期生・Sさんがいます。
高校時代、彼とはまったく接点がなく、「お久しぶりです」ではなく、「はじめまして」のご挨拶から始まりました。

彼の住まいは神津島村(こうづしまむら)は、伊豆諸島にある東京都の村です。
東京都心の南西178kmの太平洋上に浮かぶ島で、漁業関係者や釣り人、ダイビングを趣味とする人々によく知られた所だそうです。
恥ずかしながらワタクシメは今まで「神津島」の名前すら知りませんでした (/ω\)

そして、理由は存じませんが、神津島の人がワタクシメと同じ学校に通っていたことにビックリ。
まー「都立高校」なので、おらが町も島も学区域っちゃー「学区域」なんですけど(笑)

ーーあの「のんきな高校」にそんな苦労人がいたのかー(*'ω'*)

もひとつオマケのビックリは、彼のお嬢さんが「おらが町」の住人で、もしかしたらそこいらですれ違っているかも知れないってこと。
まー、誰が何処に住んでも構わないんですが(笑)
「こんなところに・・・同期生」ですわぁ。世間はせまい。悪いことはできない(o|o) と、つくづく思った次第です <(_ _)>


島からの便り 📧

Sさんは神津島の障がい者施設にお勤めです。NPO法人潮彩の会 神津島村地域活動支援センター(公式ブログ)

またしてもお恥ずかしながら、離島に「障がい者施設」があると聞き、ビックリしました、ワタクシメ。
「おらが町」で青春してたSさんが故郷に戻るまではわかるんですが、そこで「障がい者施設」かい・・・と思っちゃいました。
「小さな島で、運営できるんですか?」と心配になりました。

でも、それって「おらが町@都会」しか知らないワタクシメの偏見ですね。
神津島ならではの「障がい者施設」があって、そこだからこその「運営方法」があるのです。
ホームページを拝見すると、利用者も職員も周りの方たちも生き生きしています。
素直に「がんばってー✋」とエールを送りたくなります。

Sさんがブログに「高校時代の自分を振り返ると、とても恥ずかし」と書かれていますが、それを言ったらワタクシメも「島のこと」は何も知らなかったのだから、「お互い様」です。
どの人も、どんな状況でも、「お互い様」の気持ちで生きていれば、悲しい事件は起きないのではないでしょうか?!
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岡田さんと私の出会いは40年以上前の事で、同じ高校に通っていました。
当時神津島という限られた地域の中でしか生活していなかった私が都内の高校へ通い始めて、脳性麻痺という重い障がいを抱えた岡田なおこさんという存在を知ったわけですが、
当時の私には岡田さんは特別な存在でした。「こんな人が東京にはいるんだ?」というような。
クラスも違い3年間言葉を交わすこともなく過ごしたわけですが、当時は障がいに対する知識もなく、ある面奇妙な人を見るような感覚しか持っていなかったんだと思います。
今は神津に戻り、地活という障がい者に関わる施設で働き、多くの障がいをもった人達と接して楽しく過ごさせて頂いていますが、当時の自分を振り返るととても恥ずかしくなります。
岡田さんが、「あの高校には変な健常者がいっぱいいた」と言っていましたが、私自身も正にその変な健常者でした。
今回、高校時代の友人のライブで、岡田さんの「いのちのカプセルにのって」の出版記念イベントも行う、と言うことで参加し、40年ぶりに会い、初めて言葉も交わしました。
本の読み聞かせもあり、ライブもあり、40年ぶりに会う友人もいて楽しい一時を過ごすことが出来ました。
その中で岡田さんの話を聞くことも出来ました。
岡田さんが児童文学作家を目指したのは、漢字が苦手だったから、と、「大人になってみんなに会ったときに恥ずかしくない自分でありたかったから」、ということを話していました。
全身麻痺という重い障がいを抱えていてもこんなに頑張っている人もいるんだということを思い知らされ自分自身もっと頑張らなければ、と思う面と、
地活の利用者をはじめ障がいを抱えた方達が、頑張ればもっと出来る!とか、少しでも元気になれればいいかな、と思いこの本を購入しました。
地活、潮彩の会に一冊ずつ置いてありますので、興味のある方は是非ご一読下さい。

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作品を通して、思わぬ出会いがたくさんあり、感謝の気持ちでいっぱいです😊
 ↓ 写真は・・・「神津島村 観光サイト」からいただきました。

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